テイルズオブエクシリア2.ご!〜エル・ウィル・クルスニクの日常〜 作:ふぁみゆ
諸事情により投稿が遅れてしまいました。
今後はなるべく早く投稿できるように頑張ります!!
「ちょっと!つぎの資料急いで!」
「トリグラフからのサンプルはまだなの!?」
ここはヘリオボーグ研究所。エレンピオスの精霊科学研究のオリジンの分野において最先端を行く研究所だ。
今日、エルがここに来た理由は研究者である。ジュード・マティス博士に話を聞くため。そして、ジュード・マティス博士に会いに来た理由は、次に出演する特撮番組の役作りのためだ。
しかし、いざ、研究所に来てみると…
「い、忙しそうだね…話し聞けそうな雰囲気じゃないかな…」
何やら研究者たちが慌ただしく走り回っており、役作りなんていう自分本位な理由で研究の邪魔をできそうな雰囲気ではなかった。
ジュードはちょっと待っていてくれと言った。きっと人のいい彼ならば忙しい状況でもなんとか時間を作って来てくれるだろう。
だが、そんなことをすればジュードはもちろん、ここにいる研究者全員に迷惑をかけてしまう。
「……また、今度にしよう。」
そういうことで、エルはジュードへの書き置きを受付の人に渡して今日は変えることにした。
ーーーーーーー
テーンテテテテンテンテンテーン♪
ヘリオボーグを出てすぐ、エルのGHSが鳴り始めた。
ピッ
「はい、もしもし」
「もしもし!エル!!」
レイアからの電話だ。かん高い興奮気味の声が聞こえる。なにやらいいニュースのようだ。
「エル!聞いたよー!ずっと出たかった番組にレギュラーでの出演が決まったんだって?おめでとう!!」
どうやら、アルヴィンが話したようだ。しかし、改めてお祝いされると少し照れくさいのかありがとうとだけ伝える。
「それでね!前にエルが言ってたケーキ屋さんでお祝いしようよ!もちろん!私が奢っちゃうよ!」
「え!本当に!?」
以前から週間トリグラフで話題になっていたケーキ屋。エルも前から行きたいと思っていのだが値段が張るという理由で敬遠していた。
エルはクランスピア社のマルチエージェントであり、タレント活動もやっていたのでもちろん収入は人並みい上であったが、幼い頃にお金に困る相棒の姿を見ていたので貧乏ぐらしが体に染み付いている。
そんなこんなで行きたいと思いつつも行けなかったケーキ屋にレイアが連れて行ってくれるという。
エルは嬉しくてたまらなかった。
「もっちろん!!私に任せといてよ!じゃあ、今からトリグラフに来れる?」
「うん!もちろん!」
「それじゃあ、先に行って席とっとくから!」
ピッ
こうなってはいてもたってもいられない。そんなわけで急いでトリグラフに行こうとした。しかし…
「なんだって!?一人でトルバラン街道に!?」
出口でジュードが研究者達と話している声が聞こえてきた。何やらもめているらしい。
「どうして護衛もなしに!今あそこはヴェヴィアントアイが出るから危険だって言うことはわかっていたでしょう!」
「!!、ギガントモンスター出没地点に一人で!?」
ヴィアンドアイは虫型の大型モンスター。巨大な鎌を持っているため一般人ではそう簡単に逃げることはできない危険なモンスターだ。
「とにかく、トルバラン街道へは僕が行きます!だから、皆さんはここで待っていてください!」
ジュードは研究者の静止も聞かずに街道の方へ駆け出した…
「……」
ーーーーーーー
「転泡!」
トルバラン街道、ヴェヴィアンドアイと交戦していたジュードは素早い足払いで敵を転倒させることに成功する。
襲われていた研究者も無事逃げることができた。
しかし、携行していた回復アイテムは底をつき、体格が大きい割に素早いヴェヴィアンドアイから逃げることができないジュードは追い込まれていた。
「このままじゃまずい、治癒孔で回復を…」
だが、構えに入った瞬間に敵が起きがってしまう。
「速い!?」
そして、背中の大きな羽を広げると、その羽が赤く変色し始める。
相手の動きを封じる粉を振りまく"ストーンパウダー"の合図だった。
「しまった!今からじゃ間に合わない!!」
ストーンパウダーは広範囲に広がる。
今からではどの方向へ走ってもよけきれないし、集中回避を行おうとしても敵の動きを見極めるため一旦後退しなければならないためその間に毒性の粉を浴びることになる。
ヴェヴィアンドアイの羽が動き始める…
ここまでか、と覚悟したその時。
「トライスパロー!!」
じゃれつくような3つの風の弾がヴェヴィアンドアイに命中し動きを止めた。
そして、ジュードの目の前に一人の少女が降り立つ。
「エル!!」
振り返り頷くエルは持っていた双銃をハンマーに持ち変えると…
「サイカトリス!」
癒やしの魔法陣を描き、ジュードの傷を癒やした。
「話は後、まずはあいつをやっつけよう!」
「うん!わかった!」
咆哮を上げ体制を立てなおしたヴェヴィアンドアイに向かって二人は走った。
「リンクオン!」
ジュードとエルのアローサルオーブが共鳴し共闘状態となる二人。
「エイミングヒート!」
「臥竜空破!」
エルが撃ちだした炎の弾でヴェヴィアンドアイを怯ませてジュードがアッパーで打ち上げる。
「行くよジュード!」
エルはすぐにハンマーに持ち替え、落下してきたヴェヴィアンドアイを地面に打ち付ける。それと同時にジュードが空中から急降下蹴りをヴェヴィアンドアイに浴びせた。
「「臥竜裂渦!!」」
周囲に水柱が巻き起こり、ヴェヴィアンドアイは目眩を起こしたのかフラフラになる。
「「双砕迅!!」」
更に二人は高速の突きを繰り出しながら交錯した後、中心部で光を炸裂させ追撃をかける。
かつてルドガーとジュードが使っていた共鳴術技で次々と攻撃を加えていく二人
「凄い、本当にルドガーと一緒に戦ってるみたい。」
笑顔を向けるジュードにエルはルドガーと同じ笑顔で答えた。
「当然だし!ルドガーは私の相棒なんだから!さぁ、これで決めよう!」
敵に向かって走りだすエル、それに合わせてジュードも走り出す。
二人は敵の周囲を周り竜巻を起こす。
竜巻によって浮かび上がるヴェヴィアンドアイ。エルとジュードも空高く飛ぶ。
「風を紡ぎ!」
「大地を断つ!」
そして、二人で渾身の蹴りを敵に繰り出した。
「「天招・風縛殺!!」」
ーーーーーーー
動かなくなったヴェヴィアンドアイを見て一息つくジュード。それに対してエルは…
「うーん、今から走ればなんとか間に合うかな…とにかく!急がないと!!」
と、何やら慌てていた。レイアとの待ち合わせの時間が迫っているのだ
「え、待ち合わせがあるのに助けに来てくれたの?どうして…」
自分を案じてくれたのは嬉しいが無理をさせてしまったのではと心配するジュード。
そんなジュードにエルは背中を向けたまま答えた。
「だって!仮にも正義のヒーローだからさ!!」
それだけ言って走っていくエルを見送るジュード…
「ははは、役作りっていうのも楽じゃないんだね…」
息を切らしながら、研究者に戻っていった。
「僕も、仮にも研究者だから、頑張らないとね…」
chapter6〜エルのタレント活動〜end
さて、今回ですが、実は文字数が今までの二倍近くあるんですよね。
今後もこの分量で行こうか迷ってます。
さて、どうしましょう…
L1、前の文字数がいい!
R1、今回の文字数がいい!
感想をお待ちしています!