テイルズオブエクシリア2.ご!〜エル・ウィル・クルスニクの日常〜   作:ふぁみゆ

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どうもです。
一発目から大胆独自設定行きます!

ファンの皆様に怒られそうで怖いです


chapter1〜クランスピア社の仕事〜
クランスピア社の仕事


さて、トリグラフにはクランスピア社という世界に名を轟かせる大企業がある。

 

クランスピア社はゆりかごから棺桶まであらゆる企業に強い影響力を持っていた。前社長ビズリー・カルシ・バクーはそのあまらの影響力から“エレンピオスの王”とまで言われていたらしい。

 

だが、一部の人が知るとある事件により状況は一変した。世間に公開されたのは以下の情報である。

 

業務中、ビズリー・カルシ・バクー社長、ルドガー・ウィル・クルスニク副社長。

そして、重責だったエージェント達の事故死。

 

クランスピア社を支えてきた人物たちが次々と消えていったことで世間では大きな騒ぎになった。

 

今後、クランスピア社はどうなるのか。誰かビズリー前社長の後を継ぐのか、そして、この会社は生き残っていけるのか…

 

………しかし、十年立った今でもこの会社は健在であり、未だにエレンピオスを代表する大企業として、全世界に圧倒的な存在感を見せつけていた。

 

そんなクランスピア社に一人の少女が入ってきた。淡い茶色の髪のツインテール。エレンピオスらしいネクタイのファッション、そして、肩から下げたかばんには子供用の黒い帽子をつけている。その少女はエル・ウィル・クルスニク

十年前のあの騒動の後、彼女もまたこの会社のエージェントとして働いていた。そんな彼女が周りの同僚たちに挨拶をしながら足早に向かったのは50階にある社長室。

 

 

新社長から今日の仕事についての呼び出しがあったのだ…

 

ガチャリ

 

社長室の扉が開く…

 

さて、話を十年前に戻すが。ビズリー前社長が死去した後新社長の選定は困難を極めた。

偉大すぎるビズリーの功績。そして、業績が下がり、倒産の危険まである会社。それらの要因により高い地位にいた人物は誰一人として社長の座に就こうとしなかったのだ…

 

そうして切羽詰まった株主総会は下級のエージェントにも声をかけるに至ったのだ。

それでも今、会社の置かれた状況からすれば立候補者など出るはずがないと思われていた。しかし、そんな中名乗りでた男がただ一人だけいた。

その男こそが現在。社長の椅子に付いているこの男

 

「遅いぞ!今何時だと思ってる!!」

 

元マクスウェルの巫子にして元クランスピアエージェント

イバルだ…

なんと彼はそんな絶望的な会社の社長を自ら引き受けたのだった。この数日前に彼は社長命令をこなせないという大失態を犯しており周りからはショックで気でも狂ったのかと疑われた。しかし、彼は会社の立て直しに本気で取り組み時に今までいがみ合ってきた人たちに頭を下げてまで会社のために尽くしたのだった。

不器用で口が悪いながらも会社のため、そして、今度こそ自分の信念を貫き通すために奔走する彼の周りにはいつしか多くの人たちが集まり、クランスピア社はかつての輝きを取り戻したのだった…

 

「社長の現在8時55分、約束の時間の五分前です…」

 

しかし、相変わらずどこか抜けた言動が目立ちこのようにその傍らに立つ秘書、ヴェルに毎回注意される始末である。

 

「お前うるさいぞ!!」

 

と、全然社長の威厳が見えないイバル…

そんなイバルにエルはからかいにかかる。

 

「うわー!正しいこと言ってる秘書を怒ってるー!パワハラだー!」

 

「なっ!また変な言葉を覚えてきやがって!どこで教わった!」

 

「エルはもう18だし!そのくらいの言葉使えるし!もう、いつまでも子供扱いしてこれだからイバルは…」

 

「また呼び捨てに…イバル“社長”と呼べ!」

 

と、なにやら喧嘩を始める二人。

 

「社長、話が逸れています。仕事の話をしてください。」

 

当然ヴェルからの静止が入る。

 

「っと、そうだった。コホン…」

 

一つ咳払いをして真剣な表情に戻る

 

「先日、ドヴォールのリーゼ・マシクア商会から精霊の化石が大量に見つかったとの報告があった…」

 

精霊の化石…現在、研究中である源黒匣(オリジン)に使われている。

クランスピア社が現在最も投資している研究だ。

 

「その化石を至急このトリグラフに輸送したいのだが…」

 

「現在、トリグラフ、ドヴォール間の列車は落盤事故のために運行を見合わせています。」

 

「というわけで、輸送にはトリグラフとドヴォールを結ぶエラール街道を使うこととなった。」

 

そして、話は続く

 

「だが、そこにも、問題はある。」

 

そこまで来てエルは事情を悟ったらしくため息をつく

 

「エラールにいるチェリーズパイクだね…」

 

チェリーズパイク…サソリ型の大型魔物。巷ではギガントモンスターと呼ばれる魔物だ。街道に巣食ったこの魔物は非常に危険であり一般人の通行を妨げる大きな障害となっている。

 

「あいつがいる限り輸送隊は危機にさらされることになる。そこでお前には速やかにこれを討伐してもらいたい」

 

輸送隊の完全確保のための露払いというわけだ

 

「分かった。エルがやる。」

 

当然、断る理由もないため二つ返事で引き受ける。

 

「そうか、さて、そんなお前に新しい武器を用意して…」

 

「武器はもういいよ!」

 

イバルの提案に両手をブンブンと振って講義をする。

 

「なっ!?お前!社長の好意を無下にする気か!!」

 

まぁ、ここだけ見ればそうなるだろう…だが…

 

「もう3つで手一杯だから!毎回毎回武器渡そうとして、槍にハンドボウガンに回転刃、この前なんてバトンだよ!?何考えてんの?新体操でもやれって?」

 

「だー!もう!分かった!わかったよ!もう、あー、後部下だがな…」

 

「いや、いい!エル一人で十分だし」

 

それだけ言うとエルは社長室を出て行った…

 

「あいつ、また一人で…まだ思ってるのか?他者を巻き込みたくないと…」

 

影りのあるエルの背中を見てイバルは呟いた…




イバルは2の最後で改心したし、こういうことがあっていいかなと思って書きました。

いかがでしたでしょうか?
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