テイルズオブエクシリア2.ご!〜エル・ウィル・クルスニクの日常〜   作:ふぁみゆ

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というわけで今回は初戦闘です!!


クランスピア社の仕事〜チェリーズパイク討伐〜

「ルドガー!何あれ!おっきいよー!」

 

8歳の少女、エルは岩陰からチェリーズパイクを指さす

 

「ルドガー、本気でギガントモンスターに挑むんだね?」

 

綺麗な白衣に身を包んだ男、ジュード・マティスが声をかける

 

「あぁ!」

 

それに答えるルドガー・ウィル・クルスニク

 

とある事情で2000万ガルドの借金を背負い移動制限をかけられたせいでトリグラフに帰れなくなったルドガー。

移動制限を解除するために彼が選んだのはギガントモンスター討伐の報酬で借金を返すという選択だった。

 

もちろん報酬が良い分危険が伴う選択だったが一緒について来ているエルにあまり無理をさせたくないという理由で危険ながらも早く稼げる方法を選んだのだ。

 

「分かった。でも、無理はしないで危なくなったら迷わず逃げるんだよ」

 

「あぁ!」

 

そう言って二人はかけ出した

 

「ルドガー!負けないで!!」

 

ーーーーーーー

 

そして、今度はエル自身があの時のようにギガントモンスターを狙っている。岩陰から様子をうかがいながらチャンスを伺っているのだ。

 

「こうやってると、本当にルドガーになったみたい…」

 

 

武器である剣、ハンマー、銃があることを確認する。彼女は今、自分を助けてくれた相棒の全てを受け継いでここに立っている。

 

「ルドガー、見ててね。今の私の姿を」

 

そして、チェリーズパイクに向かってかけ出した…

 

ーーーーーーー

 

三種の武器を使いこなし、華麗に戦うエル。しかし…

 

ガキィィィン!!

 

「攻撃が!重い!!」

 

敵の攻撃にやや押されかけていた。

 

「くそっ!舞斑雪!クイックフリッカー!」

 

両手の剣で素早く敵を斬り抜けてから銃に持ち替えて側方回転しながら銃を撃つ。

 

攻撃が目的ではない接近すると力で押し負けると踏んで距離を取るための行動だ。

だが、こんな防戦一方な戦いでは勝てないことは明白だ。

 

「まさか、こんなに…」

 

ギガントモンスター討伐がこんなにきついだなんて思わなかった…

 

だが、ここで引けばオリジンの完成が更に遠のいてしまう。

 

「ここで引くわけには……っ!!」

 

するとチェリーズパイクは地中に潜ってしまう。

 

エルはそれを見て身構える。

 

「一体どこから…」

 

しかし、見えない敵に対応できずにいた…

 

すぐに爆音と共に背後に現れるチェリーズパイク…

 

「しまった!!」

 

チェリーズパイクの大きな尻尾が振り下ろされる。

思わず目を瞑ってしまうエル…

ここまでなのか…

 

しかし、いつまで立っても攻撃が来ることはなかった…

 

「……?」

 

見ると目の前には大きな背中が…あった。

 

「うちの得意先のお嬢さんに…」

 

手に持った大剣で敵の尻尾を受け止めた男は…

 

「何してくれてんの!!」

 

そのまま押し返してしまった。

 

エルが見上げるとそこにいたのは…

 

「けがはないかい?お嬢さん…」

 

「アルヴィン!!」

 

七年前ともに旅をした仲間、アルヴィンだった…

 

「やれやれ危なっかしいお嬢さんだぜ…ギガントモンスターに一人で挑むなんてな…」

 

「でも、なんでアルヴィンが?…」

 

ギシャァァァァ

 

吹き飛ばされたチェリーズパイクが起き上がった

 

「おっと、話はあとにしようぜ。まずはあいつを倒してからだ!」

 

「うん!」

 

再び二人になると二人の持つアローサルオーブが共鳴しリンク状態になった。

 

ハンマーを構えて走りだすエル。

 

振りかざしたハンマーをガードして受け止めるチェリーズパイク。エル一人では力では敵わないだが…

 

「どっかーん!」

 

巨大な大剣を持つアルヴィンが敵のガードを叩き割る。

そこにさかさず追撃するエル

 

「プロイ・テーレ!!」

 

地を這わせたハンマーを振り上げチェリーズパイクを叩きつける。

体制を崩すチェリーズパイク…

 

「アルヴィン!」

 

そして、銃を構えた二人が並びたち怒涛の集中放火を放った

 

「「モータルファイア!!」」

 

ーーーーーーー

 

「いや〜ねぇ、先方が輸送のために頑張ってくれてんのにこっちは何もせずにいるなんてできないからさ。援軍に向かったわけよ」

 

チェリーズパイクから手に入れた素材を手でくるくると回しながらアルヴィンは笑う

 

「え、じゃあ、化石を見つけたリーゼ・マクシア商会って…」

 

「そう、俺のこと!って、社長から聞いてなかったのか?」

 

「いや、全然聞いてないし!!」

 

と談笑しながらトリグラフへ向かう二人

 

「しっかし、まさか一人で挑んでるとはね…使えるエージェントだっていただろう?」

 

「いや、私が断ったの…」

 

少し暗い表情をを見せる

 

「エルが一人で行けば他の人たちは危険な目に会わずに済むでしょう?だから…私も他の人を助ける選択がしたくて…」

 

「お前…」

 

その時、アルヴィンは悟った。エルはまだ心のどこかでルドガーに助けてもらったことを負い目に感じているということを。だから、その分他の誰かを助けようとしている…自分を犠牲にしてでも…

 

「でもさ、おたく、それじゃ逆にルドガーに悪いんじゃね?」

 

「え?」

 

顔を上げるエル

 

「ルドガーはさ…お前に生きてて欲しかったんだよ…なのに、お前がその助けてもらった命を犠牲にしてどうする……」

 

「…」

 

確かにアルヴィンの言うとおりだ。ルドガーは自分に生きて欲しかったからあんなことをしたんだ…

 

「でも、エルは…」

 

そんなエルの頭をガシガシと撫でる

 

「だからさ、あんま一人で抱え込むなって!…ちょっとは仲間を信じることも覚えろよ…ま、俺が言うのも変な話だけどさ…」

 

「アルヴィン…」

 

エルはこのアルヴィンの言葉をしっかりと受け止めた…

 

「臭い。もしかして、加齢臭?」

 

「なっ!まだそんな歳じゃねぇよ!って、待て待て!なんで逃げるんだよ!!」

 

ーーーーーーー

 

こうしてアルヴィンのおかげでチェリーズパイクは無事討伐。当初の予定通り発見された精霊の化石はクランスピア社に輸送されました…

 

日記を書いていたペンを置き天井を見るエル…

 

「ルドガーも皆と協力しながら戦ってたんだよね…ふふふ、エルもまだまだだな…」

 

そして、コルルとルルが寝たのを確認すると自分もベッドに向かった…

 

「お休み、ルドガー…」

 

こうして、エルの慌ただしい日常が今日も終わったのであった…

 

chapter1 クランスピア社の仕事 end




な、なんか難しいですね。

次回もやれるだろうか…

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