魔法少女リリカルなのはパラレル ~多次元世界に起きた異変~ 作:藤林 明
しかも今回は大して進みませんので悪しからずm(_ _)m
友香視点
「みなみちゃん…二人をお願いね」
そう言ってゆたかさんはひとり巨躯の男へと向かっていく。……その姿を私たちはただ見送るしかなかった。
「ブラスターシステム起動…リミット3、リリース」
「え……?」
聞こえてきたのは親友の使っている切り札と同じ名前の一番強力な状態になる技と同じだった。――――同時に分かった。岩崎さんの必死になる理由。それは体への負荷があまりにも大きすぎること。
私がなのはちゃんから聞いていた限り、ブラスター1の状態ですらかなりの魔力負荷がかかるというから、その最大状態であるブラスター3をいきなり発動させたゆたかさんに対して焦るのは当然だ。
「モード解放――フレイムエンプレス!!」
膨大な魔力によって具現化した炎に包まれたゆたかさんがそう叫ぶと炎がさらに強くなり、数秒後
一気に吹き飛んだ。するとその中から現れたのは目を閉じ宙を舞う、纏う炎と同じ色の長い髪をなびかせる絶世の美女だった。――というか……
「……誰、この人……」
「ゆたかですよ。分かりませんか?」
「嘘でしょ……い、一体何が起きたっていうのよ……」
あの小さくて可愛らしい小さいツインテールをぴょんぴょん揺らす小動物チックな少女が、こんな、……なのはくらいの高身長に結ばずに流した腰まであるロングヘアーにスレンダーではあるもののしっかりと引き締まったボディに真紅のワンピースを纏った大人の美女みたいな姿へと急速成長する筈なんて…………あ、そういえばなのはの子供も魔力で子供から大人になるって言ってたっけ?……いやそれでもこれは――――
「……言いたいことはなんとなくわかりますが、今はそれよりも……」
「いやそれでもあれはゆたかさんなんだから…って、あそうだ!そもそもなんでゆたかさんがブラスターシステムなんて使えるのさ?!」
「いえ……それも後でいいです。……そんなことよりここから泉先輩を移動しますから手を貸してください」
「え!?あーうん、わかった。……でもあんな化け物相手に一人で大丈夫なの?加勢に行った方がよくない??」
いくら負傷者が居るからって言っても相手は一人でこっちは最低2人だしねぇ
「…………いえ、今のゆたかにとって私たちはただの足枷にしかなりません。だからここから少し離れます」
「…………わかった」
そう話すみなみさんの声音は泣き叫びたいのをこらえているいる様な悲痛なもので、私はただそれに従うしかなかった……。
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ゆたか視点
「ほぅ……ずいぶんと雰囲気が変わったなぁ~小娘」
「………………いきます」
バルバトスは私を見て感心したような声で話しかけてきました。でも私にはそれに答えている余裕はありません。
何故なら私には時間があまりないから…
「炎よ、焼き尽くせ!!ファイアストーム!!!」
「むぐうっ!!」
炎の嵐をまともに受けたバルバトスはその勢いと暑さにうめき声を発するけど…たぶん大して効いてないハズ。
その証拠に
「ッハァーーッ!!…少しはやるなぁ小娘。だが、まだまだ足らんぞぉ~?」
と、炎の嵐を自身の魔力と斧の斬撃で吹き飛ばしながら言ってきたのだから。…まぁこちらもその位は想定内ですよ…っ!
「インフェルノ・バーストっ!!!」
「ぬぁにぃ~…ぐはあぁぁぁぁぁっ!!!!」
地面から炎の柱…それも業火というべき勢いと威力の最上位炎魔法をまともに直撃させたバルバトスはたまらず悲鳴をあげている。…でも油断はしない、あの人がこのままやられるなんてことはないから…
「ぐぅぅぅっ…小娘だと思って油断したか~…これでも食らいやがれぇい!!」
炎が収まった時、そこで見えたのは力を圧縮し斧を振りかぶっているバルバトスだった。…ってこれは…っ!!
「まずい!!あれを発動されたら…っ!…古より伝わりし浄化の炎よ…落ちよ!」
間に合えーーっ!!
「ワールド・デストロイヤー!!!」
「エンシェントノヴァ!!!」
二つの技が同時に発動した瞬間、私の意識は闇に閉ざされた――――。
次回も更新時期は未定す……すいません。