ラブライブ!~Miracle and Track~ 作:K-Matsu
不覚!!
と、言うわけで今回はことりちゃん特別編です。
インスパイア曲はRitaさんの『Little Busters』です!!
どうぞー!!
__なぁにお母さん?大事な話って……
__うん…、うん…。もう……や……には言ってるよ。
__でも……にはまだ言ってない……。
__大丈夫。そのうち言うから…。
__ことりにはもう……時間がないから。
「毎日毎日よく飽きずに資料を送ってくるもんだな……」
高校3年の夏休み明け。
最後のインターハイで2冠を達成し、押しも押されもしない高校最速スプリンターの称号を欲しいままに練習に打ち込んできた陸上から一旦離れ、オレは手に持っていた資料をテーブルの上に乗せてからカーペットが敷かれている床に寝転がる。
「もういっそのこと穂むらでオレ限定で募集してくんねぇかな…。そこんとこ雪穂はどう思う?」
「それだけ壮にぃに期待がかかってるってことなんでしょ?それにお父さんだってまだまだ現役なんだから当分募集することなんてないと思うけど?」
「だよなぁ……」
寝転がった視線の先にいてベッド上でファッション雑誌を眺めている雪穂に問いてみたが、あっさり切り捨てられた。
なんで雪穂の部屋にいるのかって?
進路に関する個人面談から逃げてきて、何処へ逃げ込もうか考えていたらたまたま雪穂を見つけたので匿って貰ってると言うわけだ。
「あ、そうだ!いっそのこと雪穂のお婿さんになるって言うのは……ガフゥッ!?」
「壮にぃキモい!鳩尾踏みつけるよ?」
「もう踏みつけられるんですけど……」
冗談で言っただけなのに罵倒付きで踏まれたでござる。
解せないっちゃ解せないが、雪穂が着ているシャツの裾から引き締まったお腹やら白のレースに包まれた年相応の双丘の下部分が見えたから役得っちゃ役得だ。
「今この場にいるの壮にぃと私だけだからいいけど、ことりさんがもし今の壮にぃと私の話聞いたらきっとことりさん泣くよ?」
溜め息混じりでことりの名前を出した雪穂。
そう。
オレとことりは互いに彼氏彼女の関係にある。
どちらが先に告白してきたのか、とか何がキッカケで付き合うことになったのか、とかは今は置いておく。
オレもことりも普通に過ごしている筈なのに、凛ちゃんには『そーくんとことりちゃんの回りにお花畑が見えるにゃ』とか言われるし、真姫に至っては『あなたたち2人が一緒にいるところを見ると無性にブラックコーヒーが飲みたくなってくるわ』と呆れられる始末。
「……そんなにオレたちイチャついてるように見えるのか?」
「壮にぃ。それは『オレにはかわいい彼女がいるぜ~』っていう嫌みったらしいアピールか何かなの?もしそうだったら私の部屋から追い出してもいいんだよ?」
「……すんません」
あれ?オレ何も悪いことしてない筈なのに何で謝ってるんだろう?
「まったく…、ほら。壮にぃケータイ鳴ってる」
雪穂に指摘されスマートフォンに目を向けると着信を知らせるイルミネーションが光っていた。
「雪穂。ここで電話していいか?」
「はいはい。私は一旦席を外すからどうぞごゆっくり~」
雪穂に気を遣われ、着信を入れた相手を確認するも無視するわけにはいかない相手だったので折り返し電話をする。
ワンコール、ツーコールと繰り返してから相手は電話に応じた。
『はーい、ことりですっ』
「わりぃ。大学とか実業団の資料見てたから気付かなかったわ。どうした?」
『今週末予定入ってる?』
オレは白いところが目立つスケジュール帳を取り出し、今週末の欄をチェックする。
「予定は入って……ないな」
『ホント!?じゃあ……そーくんの全国大会も終わったことだし久々にどこかデートしない?』
ことりとデートか…。
そう言えばインターハイ出場が決まってからは『競技に集中して欲しい』とことりが気を遣ってくれてたし、進路関係で少しモヤモヤしていたところだったからたまには羽根を伸ばすのも悪くないかな…。
「いいぞ。何処に行く?」
『えっとね…、ことりが行きたいのは……』
今週末。
昼前に待ち合わせていたオレは少し先に待っていて、大会とか練習とかで読めていなかった文庫本を読みながらことりを待っていた。
「そーくん!」
スクールアイドル時代のファンの一部から『脳トロボイス』と称することり独特の甘い声が聞こえたので本を閉じて顔をあげる。
「ごめんね?もしかして待った?」
「全然」
待っていないことということを伝えながら小説の本をパタン、と閉じてバッグの中に入れて立ち上がる。
「そんじゃ、行こっか」
「……」
「ことり?」
「ふぇっ!?」
「何か考え事でもしてたのか?」
「えっ!?う、うん!そんなところ……かな?」
何だかことりの様子がおかしい気がしたけど、特に気にすることもなく2人でことりが行きたいというところへと歩いていくことにした。
だが、オレはそこで気付くべきだったのだ。
ことりの返事が無かった時、ことりの目から 一筋の雫が伝っていたことを。
「うーん!楽しかったぁ!!」
ことりが楽しそうに歩いているのを隣で歩き、何気なく空を見上げるとすっかりオレンジ色に染まっていた。
服屋に映画館……シメとして遊園地と散々遊び歩いて足が棒になりかけているオレに対してことりはというと、まだまだ行けるよ!という感じだった。
……普段から鍛えているというのにどうしてこんなに差があるのだろう?
「そーくんは楽しかった?」
「ん?楽しかったぞ?でも1日でよくこんなにも歩き回ったなぁって思っていたところだ。また機会があったら誘ってくれ」
笑いながら答え、お互いの家に帰るために歩いていたのだがことりはいきなり立ち止まった。
「その事でそーくんに伝えとかなきゃいけないことがあるの」
「ことり?どうし……」
どうした?と聞こうとして琥珀色の目を見たのとほぼ同時にことりの目のハイライトが灯っていないことに気がつき、それを知ってか知らないでかことりは淡々喋り出した。
「またの機会なんて無いよ」
「……どういうことだ?」
「言葉通りの意味だよ…またの機会なんて無いんだよ。2度とね」
冗談にしてはタチが悪いし、そして何より笑えない。
「……まさかとは思うが『別れてくれ』なんて言うつもりか?」
「そーくんは鈍いなぁ…。さっきからそう言ってるのが分からないのかな?」
冗談で破局について語ったのだが、それは冗談ではなく本気でオレと別れて欲しかったみたいだった。
「じゃあ……そう言うことだから。サヨナラ、『壮大くん』
有無を言わせてもらえず、納得できないままオレは一方的にことりに別れを告げられてしまった。
~Side 南 ことり~
「はぁ…。とうとう……やっちゃった」
私は壮大くんに別れを告げた。
あれ以上壮大くんと同じ場所にいると決心が揺らぎそうになるので、別れを告げてから壮大くんから早歩きで距離を取った。
これでよかったんだよ…。
私は込み上げてくる涙を強引に拭き、涙が溢れ落ちないように唇を噛み締めながら家に帰る。
秋の夜風がいつも以上に涼しく感じ、少し肌寒かった。
Side out
『……これが私たちが知ってることりに関する情報の全てよ』
「そっか。いきなり変な用件押し付けて悪かったな」
『いいわよ、別に。私や凛たちから見て最近のことりは何処からどう見ても様子がおかしかったし…。』
「真姫。ありがとな」
『お礼を言われる覚えはないけど、今度会ったら何か奢ってよね?』
真姫との通話を切り、情報を照らし合わせながらメモ用紙に整理していく作業に入った。
ことりとの破局から数日後。
あの時から少しだけ引っ掛かっていることがあり、そこでオレは現在も音ノ木坂学院に在籍していてμ'sのメンバーの中で最も頭が切れる真姫に極秘で調査を依頼した。
どうせ穂乃果たちも一枚噛んでいるだろうしな…。
それとほぼ同時進行で真姫の母親である彩月さん経由で比奈さんと電話で話しているところをキャッチし、話の内容からの推論を踏まえながらレポート用紙に書き込んでいく。
「さて、どうしたもんか……」
「壮にぃ、いるー?」
「おーう、いるぞー」
自分でもビックリするくらいやる気の無い声でドアの向こう側にいる雪穂に声をかけ、それを聞いた雪穂はオレの部屋に入ってきた。
「何してたの?勉強?」
オレは返事の代わりについさっきまでペンを走らせていたレポート用紙を見せる。
それを怪訝な表情で受け取って目を通していく雪穂だったが、次第に顔を強張らせていく。
そして最後の項目を見終えた雪穂はレポート用紙をパサッとテーブルの上に落とす。
「壮にぃ、これ…ホントのことなの?」
「あぁ。紛れもない事実だ」
雪穂に背を向け、必要な書類と必要のない書類を分ける作業をし始めると不意に肩をトントンと叩かれたのでそちらを振り向いた。
その直後、破裂音。
雪穂に頬を平手で叩かれた、と理解するのに時間はかからなかった。
「何で……?何で壮にぃはそんなに冷静でいられるの!?」
「…………」
「もしかしたら……、もしかしたらもうことりさんと会えなくなるかもしれないんだよ!?」
そりゃそうだろうな、と心の中で悪態をつく。
何せことりは………
高校を卒業と同時に服飾の勉強をしに海外へ行くんだからな。
「壮にぃはそれでもいいの!?」
いいわけないに決まっているだろう。
だが、ことりは自分の夢を叶えるために大きな1歩を踏み出した。
いくら付き合っていたとはいえ、幼馴染とはいえそれを邪魔していいことにはならない。
どうしていいのか分からず、この数日間どのくらい悩んだか知らないくせに……!!
それでもいいのか……だと……!?
「……せぇよ」
「壮にぃ!聞いてるの!?」
雪穂の声を聞く度にオレの心の中はドス黒い感情で覆われていき…、
「うるせぇッッッッッ!!!!!」
数日間圧し殺していた感情が爆発し、我慢の限界に来てしまったオレは気が付けば大声で叫んでしまっていた。
まさか大声で叫ばれると思ってもいなかった雪穂は1歩後ろへ引き下がった。
「それでもいいのかだって!?んなもんいいわけねぇだろうが!!!オレだってことりと別れたことなんて納得いってもねぇ!!それに本当は海外になんて行って欲しくねぇよ!!『ずっと側にいてくれ』って言いてぇよ!!だけど……どうしようもねぇじゃねぇか……!!ことりには大きな夢を掴むチャンスが巡ってきたんだから……!!!」
昨年のμ'sの夏合宿。
オレはことりに対し、『もし夢を叶えられるかもしれないチャンスを逃してこれからこの先後悔するよりも、チャンスに挑戦してから後悔した方が絶対いいと思う』と語った。
ことりは服飾のデザイナーになりたいという夢を叶えるため、一度は断った留学のチャンスをもう一度掴もうとしている。
それを『オレの側にいて欲しい』なんてオレの我が儘でことりの夢を、可能性を潰したくない。
そんな葛藤を雪穂に語っているうちに涙で溢れ、言葉を詰まらせる。
すると視界が暗くなった。
顔には柔らかい感触を感じ、耳からは優しくて暖かい鼓動が聞こえてくる。
「壮にぃも辛かったんだね…。今日まで頑張ってよく耐えたね……」
雪穂に抱き寄せられ、右手で後頭部をポンポンと優しく叩く。
「ゆきほぉ……」
「今日は特別。壮にぃの気が済むまで私の胸の中で思いっきり泣いていいから」
オレは雪穂の暖かい胸の中で声を張り上げ、大声で泣き叫んだ。
「……ふぅ」
誰にも相談できない悩みを打ち明け、一頻り泣いてスッキリしたオレは雪穂の側から離れる。
もう少し雪穂の胸を堪能したかったけど、これ以上やると今度は雪穂に泣かされるハメになるのでやめておく。
「気が済んだ?」
「おう。お陰でスッキリしたぜ」
「それで……、ことりさんとの関係はどうするの?」
「それについてはだな……」
オレは悩んでいる途中で辿り着いたけど、すぐさま棄却した1つの結論を答えとして雪穂に説いた。
すると雪穂は小さく笑った。
「壮にぃらしくていいんじゃない?」
「んだよ…。バカにしてんのか?」
「べっつにぃ?……ただ、」
何だよ?と呟いた言葉を追求しようするが唇に人差し指を置き、そのまま何も言わずにオレの部屋を後にしたため言葉にすることが出来なかった。
今はことりさんが羨ましい…、かな?
部屋を出ていく際に一滴の雫が頬を伝わせ、小さく呟いた言葉をではこれだけしか聞き取れなかった。
それからオレは雪穂に宣言した通りに文字通り身を削りながら努力を積み重ねた。
10月の上旬に開かれた国体ではインターハイ時よりもさらに身体を絞り込み、出走。
成年と少年のトータルで2番目のタイムで少年の部で優勝。
勉強の方でもちょこちょこ授業をサボる事を辞め、授業でやる範囲だけじゃなく予習や復習を繰り返した。
極めつけは進路……。
「本当にいいんですね?」
「はい。オレ自身で決めたことですし、両親もそっちにいますので」
クラス担任と陸上部の顧問の先生との進路相談の面談で自分が進む道をハッキリと伝えた。
「……お前がそこまで言うのなら俺はもう止めはしない」
「前例があるとは言えませんし、この先キミは度重なる苦難が待っていると思いますが松宮くんならそれを乗り越えられるだろう、と信じています」
「ありがとうございます」
オレは進路相談室から出ていこうとするクラス担任と顧問の先生に頭を下げた。
それから年が変わってすぐに進路先のコーチと対談を行い、直ぐ様互いに意気投合。
高卒では考えられないほどの大型契約や厚待遇まで持ち込んでくれて、それをよく読んだ上でサインした。
契約が終わったその後も着々と準備とトレーニングに明け暮れ……、そして決着の日……。
音ノ木坂学院の卒業式当日を迎えることとなった。
~Side 南 ことり~
今日の卒業式を以て高校生活に終止符を打ちました。
凛ちゃんや花陽ちゃん、真姫ちゃんに雪穂ちゃんに亜里沙ちゃん……さらに一般のお客さんとして来場していた絵里ちゃんたちも来て、私たちの卒業を祝ってくれました。
「あ、そうだ。ことりさん」
穂乃果ちゃんが言い出しっぺとなり、みんなで何処か食べに行こうと校門から出ようとすると中学校辺りから呼び方を変えた雪穂ちゃんに呼び止められた。
「とある方から手紙を預かってるんでした。はい、では確かに渡しましたよ?」
そう言って雪穂ちゃんもみんなの輪の中に入っていきました。
誰からだろう?と思い、手紙を開くと用意周到にパソコンのキーボードで打った手紙が入っていて、内容は『今から30分後に手紙の差出人が指定した場所に来て欲しい』とのことでした。
誰からか分からず一瞬だけ一番馴染みの深い異性の人が浮かびましたが、そんなわけないと思い頭を振りました。
でも、せっかく貰ったのだから会わないことには始まりません。
「……ことりちゃん?どうしたの?」
「ごめんね、穂乃果ちゃん。ことりちょっと用事こなしてから行くから!!」
穂乃果ちゃんの制止を聞かず、私は指定されている場所へと走り出しました。
Side out
すっかり春の陽気になり、風も暖かくなってきた。
「あのー…、ことりを呼び出したのはあなた……ですか?」
後ろからいつ聞いても変わらない甘い声を持つ彼女が、不安そうな声で話し掛けてきた。
「……よく来てくれたな。ことり」
オレは後ろを向き、ことりと向き合った。
「……え?ウソ…。なんで……?」
戸惑いを隠せないことり。
その『なんで?』には色んな意味が含まれているだろう、と推測する。
けど、そんなことはお構いなしにことりに歩み寄る。
「まずは卒業おめでとう」
「……ありがと」
正体がオレだと分かるや否や、かなり冷めた反応を見せる。
「……いつ出発するんだ?海外に」
「あなたには関係のない話です。だから早く私の前から……」
「なぁ…、ことり?」
「気安く私の名前を呼ばないで。早く私の前から……!!」
「何で自分1人で抱え込もうとするんだ?」
オレは優しくことりを抱き締めた。
「えっ……?」
「いつだってそうだ。お前がウソをつくのはいつだって他の人のため…。自分の心を縛り付けて……」
「ことりはウソなんか……!!」
「じゃあ聞くけど、オレをフッた時に『嫌い』って言わなかったんだ?」
オレはことりにフラれた時、『またの機会なんてない』としか言われていない。
『他に好きな人が出来た』とか『そーくんの事が信じられなくなった』なんてことは一言も聞いちゃいない。
「確かにことりはこれからデザイナーになるという道を歩むことになるけどさ、その夢へ続く道は1人じゃなきゃいけない道なのか?」
オレはことりを解放し、ことりの目を見て想いの丈をぶつけた。
「ことり…。もう1度だけ言わせてくれ。小さい頃からずっとずっと……あなたの事が好きでした」
ことりはオレの告白を受け、蚊の鳴くような声で聞いてきた。
「なんで…?どうしてそこまでことりの事を心配してくれるの?」
「オレは楽しく笑うことりが好きで…、ことりと一緒にいられる時間が好きで…、子ども扱いするとホントに子どものように怒ることりが好きで…。何よりありのままの姿をオレに見せてくれることりがどこの誰よりも大好きだからだ」
我ながらキザったらしく、クサい台詞だと思う。
「ホントに…、そーくんはバカだね…。」
「そうだな。それについては否定する気はねぇ。自分でも本気でそう思ってるから。でも、1度きりの人生を後悔したくねぇんだ」
「ホントに…バカだよ…。だって……人生って1度きりなんだよ?私なんかよりももっともっと魅力的な人に出逢えるかもしれないんだよ?」
ことりは涙ながら話し、可愛く整った顔が涙で濡れていく。
「知ってるさ、それくらい。…それにことり
オレは一拍置いてから再びことりに問う。
「ことり。お前の本当の気持ちをオレに聞かせてくれ」
「私は…!!」
___数年後。
ことりは高校の卒業式が終わった次の日から海外に渡ってデザイナーの道を歩み始め、今では自分の名前にちなんだ『SLB』というブランド会社を立ち上げ若きキャリアウーマンとしてバリバリ活動している。
オレはというと高校卒業してから海外のクラブチームへ入団するが、競技の壁に何度も何度もぶつかってきた。
けれどオレの隣に居てくれたことりの献身的なサポートのお陰で今では世界大会の常連として、日々のハードなトレーニングを頑張っているところだ。
そして今日は…、
「そーくんっ♪どうかな?」
無垢の象徴でもある純白のウェディングドレスに身を包んだことりがその場でクルリと1回転する。
そういうオレは『SLB』史上最高級のタキシードに身を包み、ことりの行動を見ていた。
「ん?……いいんじゃないか?」
「むー……」
差し障りのない感想を言うと、目の前のプリンセスは可愛らしく頬を膨らませて『私、不機嫌です!』というアピールをしている。
どうやら本音を答えないと許してはくれないようだ。
「最高に可愛いし、似合ってるぞ」
「ふへへぇ…。そーくんに褒められたっ♪」
何だこの可愛い天使。
いや、元から天使か。
『では!新郎新婦の入場です!!』
おっと、あれこれ考えているうちにしているうちに入場の時間になったようだ。
「では、参りましょうか。お姫様」
「うんっ!!」
~♪BGM:Little Busters~
オレたちは歩き出す。
やがて来る過酷も乗り越え、希望という名の未来に向かって…。
ちょっと…いや、かなり強引な感じでしたけどこれが私の限界です。
本編も含め、今までで1番の難産でした。
来月は絵里ちゃんで、その次すぐに凛ちゃんだもんなぁ…。
本編もちょこちょこ書いていますが、如何せん私自身執筆に対して不調なものでして…。
自分のペースで書いていきますんでそれまで気長に待っていてください。
ほな、また…。