ラブライブ!~Miracle and Track~ 作:K-Matsu
と、捻りも何もない発想で書いてみました。
では、どうぞ。
Case1.風邪を引いたとき
<文系>
~Side 園田 海未~
「コホッ……!コホッ……!!」
私としたことが風邪を引いてしまいました。
今は薬を飲んだので熱は少し下がりましたが、それでも頭痛や咳があるのは治りません。
「海未、大丈夫?」
「真姫…迷惑をかけてすみません」
メンバーを代表して真姫がお見舞いに来てくれて、みんなのお見舞いの品を届けに来てくれました。
「別に謝らなくてもいいわよ。逆にいつも凛としているあの海未でも風邪を引くこともあるんだ~って知れてよかったわ」
「私のことを何だと思っているのですか……」
私だって人間ですので体調不良の1つや2つあるというのに…。
「フフッ、冗談よ。薬はもう飲んだ?」
「はい。とは言っても市販の薬ですけどね……」
胃に何か入れておかないと風邪薬の効力が発揮されませんからね。
「……ならいいわ。ゆっくり休んでね」
「はい、ありがとうございます。…………真姫が帰ったことですし少し眠ることにしましょうか」
私は布団を被り、薬の副作用の影響で重くなった瞼を閉じた。
『静かに寝る』
<理系>
~Side 西木野 真姫~
「コホッ……!コホッ……!!」
海未が風邪を引いたと聞き、お見舞いに行った次の日。
見事に自分も風邪を引いてしまった。
「凛やにこちゃんにバレたら何て言われることやら……」
あの2人のことだから『え~?真姫ちゃん風邪引いちゃったの~?お医者さんの娘なのに~?』ってからかわれるに違いない。
でもさっき熱を測ったら38℃を越えてるし……仕方ない。
「ねぇ、ママ」
「どうしたの?」
「ちょっと熱上がっちゃったからお仕事に行く時に一緒に乗せてって貰ってもいい?」
「いいわよ。でも部活の仲間のみんなにはちゃんと報告しなきゃダメよ?」
「わ、分かったわ……」
うぅ…、絶対からかわれる……。
『すぐに病院へ行く』
<体育会系>
「へっくしょい!」
「わっ!?ビックリしたなぁ……もう。壮くん風邪でも引いたん?」
「いえ。オレが風邪引くわけないじゃないですか!!」
「ホントに~?心なしか顔も赤いし視点も定まってないように見えるけど?」
「大丈夫っすよ。風邪なんて気合いで治すもんだって親父が言ってましたし!!」
「ちゃんと病院に行かないとダメやん!ほらうちが連れてってあげるから早く行くよ!!」
「嫌です!離してください!!小さい頃に粉薬飲んで盛大に噎せた時から粉薬は嫌なんです!!気合いで治しますから病院に連れてかないでぇぇぇぇえ!!!」
『根性で治す(治そうとする)』
Case2.通信手段
<文系>
「壮大せんぱーい、お友達さんから手紙を届いてますよー」
「手紙?誰からだ?」
手紙を受け取り、中身を確認すると差出人は海未からだった。
『壮大。大会の遠征に行ってからおよそ2週間になりますが如何御過ごしですか?
・
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久々に手紙を書いたので少し長くなってしまいましたね。帰ってきてからのお土産話を期待してます。 海未』
「手紙送ってまで心配してくれんのは嬉しいんだけど……電話でよかったんじゃねぇの?」
『手紙』
<理系>
大会前日の練習が終わり、宿舎に帰ってから携帯電話の電源を入れると1通のメールが入っていた。
「メールが1通……真姫から?」
『壮大。身体の調子はどうかしら?』
「『別に?いつもと同じだよ』……送信っと」
するとメールを送信してから1分足らずで返信が来た。
『別に壮大のこと全然心配してないけど怪我だけはしないでよね?でも勘違いしないで!壮大が怪我したらパパやママの迷惑になって仕事が増えるだけなんだから!!』
「………このツンデレめ」
そこは普通に『怪我しないで頑張ってね?』の一言でもいいんじゃねぇの…?
『インターネット(携帯電話のメール機能)』
<体育会系>
大会は残念ながら準優勝で終わり、学校から歩いて帰ってきてようやく家に辿り着いた。
早く風呂入ってメシ食って寝よう……。
「そーちゃーん!!!!大会どうだったのー!!!?」
「うるせぇぇぇぇえ!!!そんなに叫ぶと御近所さんの迷惑になるだろうが!!」
「お姉ちゃんも壮にぃもうるさい!夜なんだからもう少し静かにしてよ!」
「「すみません……」」
『大声』
Case3.お菓子を食べながらする事
<文系>
~Side 南 ことり~
「…………」
海未ちゃんと一緒にマカロンを食べようと持ってきたのですが、さっきから海未ちゃんはマカロンが入っていた袋の後ろを穴が開くほど一点に見つめています。
「海未ちゃんどうしたの?」
もしかしてこのマカロン嫌いだったのかな……?
「あぁ、いえ……すみません。このお菓子の後ろの説明書きや原材料名を読んでいたんです」
「そうなの?よかったぁ……」
海未ちゃんが嫌いなものだったらどうしようかと思ったので、思わず安堵の溜め息が出てきました。
「ことりが持ってきてくれるお菓子は美味しいものばかりですから嫌いになることなんてありませんよ。さぁ早く食べてしまいましょうか」
「ありがとう、海未ちゃん。では改めて……いただきま~す!!」
『袋の説明書きを読む』
<理系>
~Side 星空 凛~
「…………」
「絵里ちゃんどうしたのかにゃ?」
袋の後ろなんかじっと見つめて何やらブツブツ呟きながら小さく口が動かしていた。
絵里ちゃんの声をよく聞いてみると…、
「このお菓子100g当たり251kcalで1袋350gだから……878.5kcal。878.5kcalを消費するための運動時間はランニングだと……」
「にゃにゃにゃ!?」
絵里ちゃんがお菓子の栄養成分を見てカロリー計算と運動で消費されるカロリーの時間を計算してるにゃ!!
そして絵里ちゃんは急に立ち上がり凛の腕を掴んだ。
「凛!このお菓子食べたらランニングに行くわよ!!」
「何か理不尽だにゃ~っ!!!」
絵里ちゃんが賢いのか賢くないのか分からないにゃーっ!!
『カロリー計算をする』
<体育会系>
~Side 高坂 雪穂~
「ゆーきほー!!」
「お姉ちゃんどうしたの?」
「お菓子食べよっ!!」
「もう…、しょうがないなぁ……」
お姉ちゃんは私が今年高校受験だってこと分かってるのかな?
まぁでも実際少し息詰まっていたから息抜きにはちょうどいい。
しかしお姉ちゃんは一生懸命袋を開けようとするが、お菓子の袋は一向に開かない。
「ふんぬぬぬ……はぁっ!!」
気合を入れて渾身の力を込めて袋を開けると…、
___パァン!!!
「「…………」」
力が強すぎて袋の中身を床にぶちまけてしまった。
「ごめん、雪穂……」
「うん……。床に落ちたお菓子片付けよっか……」
「うん……」
『袋を引っ張りすぎてぶちまける』
Case4.川上から桃が流れてきた時の効果音
~Side 園田 海未~
「普通に『どんぶらこ、どんぶらこ』じゃないのですか?」
桃太郎のお話なら小さい頃絵本で繰り返し読んだので覚えていますし、実際それが正解だと思っていたのですが目の前にいる壮大はやっとまともな答えを言ってくれる人を見つけたような表情をしていた。
「やはりμ's1の常識人は海未に決まりだな……」
「どういうことですか?」
「同じ事をにこちゃんと花陽ちゃんにも聞いたんだけど2人ともネタに走りすぎてまともに答えてくれなかったんだ……」
「にこは何て答えたんですか?」
「『ドップラー効果』って答えたんだよ」
「何でですか!?なんで桃太郎のお話でドップラー効果が出てくるのですか!?」
「何でも昨日の漫才の番組でそう答えた芸人がいたんだとさ……」
にこも漫才の番組見るんですね……。
しかし花陽もネタに走った答えとはいったいどういうことなのでしょう?
「花陽はなんと答えたのですか?」
「……花陽ちゃんの好物と言えば?」
花陽の好物……ですか?
花陽は確か白米が好きと言っていましたが……あぁ、そういうことですか。
「……『どんぶりご飯』ですか?」
壮大は何とも言えない愉快で素敵な表情をしながら頷きました。
……花陽、私はこれからはあなたの事を本当に常識人だと見ればよいのですか?
Case 5.タンパク質について簡潔に説明せよ
<文系>
~回答者 矢澤 にこ~
「にこたち人間にとって必要不可欠な3大栄要素の1つでしょ?あともう2つは炭水化物と脂質ね」
「にこちゃんって他の勉強はお察しですけど、家庭科の知識だけに関してはメンバーの中でもトップクラスですよね」
「ふふ~ん!!そりゃ毎日チビたちのご飯作ってるんだからそれくらい知ってて当然じゃない!!」
にこちゃんは慎ましいにも程があるくらい小さな胸を張る。
「にこちゃん、残念ですけど褒めてないです。それに『にこたち』って言いましたけど何だかにこちゃんを人間の代表にされるとにこちゃんより優秀な人たちにとって不名誉極まりないです」
「ぬぁんですってぇ~!?」
にこちゃんは腕をブンブン振り回しながら襲いかかってくるが、オレはにこちゃんのおでこの部分を押さえながらにこちゃんの攻撃をあしらった。
反撃しようとする熱意をほんの少し勉強に向ければいいのに……。
<理系>
~回答者 西木野 真姫~
「アミノ酸で構成された有機物の一種ね」
「そう言えば真姫は普段は自炊はしないんだよな?」
「そうね…。基本的にはママか家政婦さんが作ってくれるわね」
家政婦さんまで雇うなんて真姫の家ってホント豪邸なのな…。
「たまには自分で作ってみたら?」
でも家政婦さんも彩月さんも不在のときはインスタント食品に頼るって言ってたからそれはちょっとどうかと思ったので、自炊することを提案してみた。
「パスタかグラタンなら出来るわよ!!」
すると頬をぷくっと膨らませながら拗ねてしまった。
パスタかグラタンって基本茹でるだけじゃねぇか。
一手間かけようぜ、一手間。
「簡単なレシピ教えてやろうか?」
「なんで私が壮大から料理を教わらなきゃならないのよ!」
何でって言われてもなぁ…。
「一種の花嫁修行……?」
「イミワカンナイ!!」
顔を真っ赤にしながらオレの脛を思いっきり蹴りつけ、早足で立ち去っていった。
……そこまで怒らなくてもいいじゃねぇか。
<体育会系>
~回答者 松宮 壮大~
「そーちゃんって練習が終わった後いつもシャカシャカ振った飲み物飲んでるよね?」
「飲んでみるか?」
「えっ!?いいの!?」
別に減るもんでもないからさっきまでシェイカーで混ぜていたものを穂乃果に渡す。
受け取った穂乃果はシェイカーのフタを取って中身を飲んだ後、少し飲んだら眉間にシワを寄せながら返してきた。
「何だか粉っぽい……」
「そりゃそうだろ。プロテインだし」
「それって外人のスポーツ選手が飲む短時間でムキムキになるやつのこと?」
それは筋肉増強剤……ステロイドだっつの。
よくプロテインとステロイドを混同してる人が見受けられるけど、ステロイドはドーピングに引っ掛かるスポーツ選手にとって摂取してはいけないものだ。
副作用も怖いしな。
「プロテインってのはタンパク質の事だ。プロテインを大雑把に説明すると強い筋肉を作るためのサプリメントみたいなもんだ」
「へぇ~…」
「穂乃果はプロテイン飲まなくてもいいと思うぞ。タンパク質って摂取しすぎると脂肪に変わるし、また海未のギリギリプランやらないといけなくなるハメになるからな?」
「うん…、そうするよ」
普段から自分のウェイトコントロールくらい自分で管理しろよ、なんて言うのは野暮かな……。
記念ストーリーは一区切り。
いよいよ次回は最終章へ繋げるサイドストーリーを投稿します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!