東方普通人録   作:シュガー@東方好き

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第5話 居候になるともれなくパシリになる。特に主人公。

少し高度をあげると山の頂上に鳥居らしき物が見えた。

 

龍「あれが博麗神社かな?よし!行ってみよう!」

 

そして、何事もなく神社についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて上手く行くはずはなかった。

 

俺はまだ飛ぶのにあまり慣れていない。少し動きが不安定ですぐにはつきそうにない。

 

そんな中、1人の妖精が俺の前に現れた。

 

「おい、おまえ!あたいと勝負しろ!」

 

…チルノだ。

 

めんどくさいやつに出会っちまったな。

 

そういえば、前に求聞史紀を読んだ時に、

 

『チルノが攻撃を仕掛けてきた場合、なぞなぞの1つでも出してやると良い。問題がどんなに簡単でも、きっと答えられない筈である。』

 

って書いてあったはずだ。

 

…ちょっと試してみるか!

 

龍「おまえ、俺と戦いたいのか?」

 

チルノ「おまえじゃない!あたいの名前はチルノだ!」

 

龍「すまない。じゃあ、チルノが俺の出す問題に答えられたら、戦ってあげるよ。」

 

チルノ「本当か!?どんな問題だ?はやくはやく!」

 

興味を持ってくれたようだ。

 

龍「それじゃあ問題だ。この世界に上り坂と下り坂、どっちが多いと思う?」

 

チルノはう〜んう〜ん、と悩み始めた。

 

求聞史紀に書いてあることは本当だったのか。

 

これで神社に行ける。

 

俺はチルノが悩んでいる間に神社へと向かった。

 

ごめんね、チルノ。

 

〜数分後〜

 

龍「飛ぶのもだいぶ慣れてきたな。おっ!あの鳥居『博麗』って書いてる!やっぱりあれが博麗神社か。というか今は博麗神社以外に神社はないんだった。」

 

そして、俺は神社の前に着地した。成功したとは言ってない。盛大にずっこけた。

 

龍「いってー、次はちゃんと着地出来るようにがんばろ。魔理沙はもう来てるかな?」

 

神社の縁側から聞き覚えのある声が俺を呼んだ。

 

魔「おーい!こっちだ!」

 

そこには、魔理沙と霊夢と、あと紫がいた。

 

魔「驚いたよ!もう空を飛べるようになったのか!」

 

龍「あぁ、頑張ったら飛べた。この人が霊夢だな。あとは…」

 

霊「あんたが龍か。龍が幻想郷に迷い込んでしまったのはこいつが原因よ。」

 

紫「ごめんなさいね。私が境界を閉め忘れたばっかりに。」

 

やっぱりか、何と無くはわかってたが。

 

龍「いいんだよ。こうしてみんなに会えたわけだし。結構楽しんでるよ。」

 

紫「そう、それならよかった。今すぐにでも外の世界に送れるわよ。」

 

魔「よかったな、龍!やっと家に帰れるな!」

 

しかし、俺は迷った。

 

帰るか、帰らないか。

 

だが答えはすぐに決まった。

 

龍「いや、いいや。」

 

紫「えっ?帰らなくていいの?両親とか心配してるんじゃないの?」

 

龍「実は、俺の両親は俺が小さい頃に亡くなっててな。その点は大丈夫だよ。」

 

紫「…ごめんなさい。両親の事思い出させちゃった?」

 

龍「大丈夫だよ。」

 

俺は笑顔で答えた。

 

紫「ありがとう。そういえば、あなたには能力があるわね。」

 

幻想郷に来て目覚めたのかな?

 

強い能力だといいけどな。

 

龍「まじで?どんな能力?」

 

紫「適応する程度の能力よ。」

 

龍「適応する程度の能力か。どんな能力なのかな?」

 

適応するって何にでも適応出来るのかな?

 

その時、魔理沙が言った。

 

魔「だからか!」

 

俺は何の事かわからなかった。

 

魔「おまえが幻想郷に迷い込んだのに、パニックにならなかったのは、その状況に“適応”したからだったんだ!冷静なのもすぐに適応

出来るからだろう。」

 

俺は1つ疑問に思った。

 

龍「空をとべたのも能力のおかげだとして、何に適応したんだろう?」

 

飛ぶというのは動作であって、パニックにならないとか冷静とかいう気持ちの適応とは、物が違う。

 

その時霊夢が一言。

 

霊「この世界、幻想郷に適応したんじゃないかしら?」

 

幻想郷で空を飛べるのは、特別珍しい訳ではない。

 

だから俺も人が飛べるこの世界に適応して、飛べるようになったんだろう。

 

龍「なるほど、世界にも適応出来るのか。」

 

アメリカとかにいったら英語ペラペラになったりするのかな?今は関係ないけど。

 

紫「もしかしたら、弾幕も打てるんじゃないの?」

 

幻想郷に適応したのなら、弾幕が打てても不思議ではない。

 

どうやって打てばいいんだ?

 

とりあえず手のひらに力を集中してみよう。

 

ハァーーーーーーーーー‼

 

ポッ!

 

ソフトボールサイズの光の弾が出来た。それを打ち出すとしばらく飛んで消えてしまった。

 

霊「弾幕は打てるみたいだけど、まだまだ霊力がすくないからそんなに威力が出ないわね。」

 

龍「霊力?○ラゴンボールで言うところの気みたいなものか。それで、どうすれば霊力は増えるんだ?」

 

霊「霊力は人間誰にでもあるの。それを増やすためには修行するしかないわね。霊力は体力や精神力に比例して増えるからね。魔力や妖力は知らないけど。」

 

魔「魔力はその人の持つ魔力の器の大きさによるんだ。私はまだまだってとこだがな。」

 

紫「妖力はその妖怪の力の強さによって大きくなるわ。強い妖怪ほど妖力も大きいわ。」

 

龍「なるほどね。それで、修行ってどんな事をすればいいんだ?」

 

俺は霊夢に尋ねた。

 

霊「じゃあ、うちに来なさい。修行をつけてあげる。」

 

龍「本当に!?ありがとう!」

 

霊「部屋は奥に空いてる部屋があるからそこを使いなさい。ただし!」

 

龍「ただし?」

 

嫌な予感がするな〜…

 

霊「掃除、洗濯はあんたがやりなさいよ。修行してあげるんだからそれくらいはしなさいよ。」

 

やっぱりか…

 

結構神社広いし、庭もまあまああるし、これは大変そうだ。でも修行してもらえるなら仕方ないか。

 

龍「わかった。これからよろしくね!」

 

霊「よろしく。」

 

紫「話も済んだみたいだし、私は帰らせてもらうわね。」

 

龍「じゃあね、また今度。」

 

そう言って、紫はスキマで帰って行った。

 

魔「じゃあ、私もやる事あるからそろそろかえるよ。また来るね。」

 

龍「じゃあね。いろいろとありがとうね。」

 

魔「おう!時々、練習相手になってやるよ。」

 

龍「ありがとう!」

 

魔理沙は箒に乗って帰っていった。

 

霊「さてと、じゃあ掃除はお願いね、龍。」

 

龍「はぁ…。これから大変そうだ。」

 

霊「なんか言った?」

 

すごい威圧感を感じた。

 

龍「いえ、何でもないです!」

 

こうして博麗神社での修行の日々が始まった。

 

つづくかも…

 

 

 




能力作っといてあれだけど、適応する程度の能力ってちょっと地味だな(^_^;)

簡単にいうと、あらゆる事に慣れるのが超早い人って事になる。

世界に適応するのは無理があったかな(ー ー;)
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