ひゃっほう!…じゃなくて疲れた!
本当はもう1話に分けるつもりだったのに(笑)
まあ、かますの馬鹿な一言は置いといて!
本編どうぞ( 。・_・。)っ
Side 九尾 『少女』
Side 九尾
10年振りの、エト姉さんは変わっていた。
復讐の為に、アオギリの樹を創り様々な喰種を、従えていた。
そして、姉さん自身も喰種を喰らい強力な赫者になっていた。
さらに、姉さんは俺に言った「仲間になれ」と、さもなければ周りの人間が死ぬかもしれないと。
俺は、恐ろしかった。
家族を、失う事が周りの友人や知り合いまでもが、傷つけられる事が。
そして姉さんの事も、失いたくなかった。
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「うっ、ん…」
少しばかり、体が痛い覚醒したばかりの頭で考える。
あの後、どうなったかここは何処かを。
周りを見渡していると、向こうから自分より少し年下くらいの、青年が歩いてくる。
「あんた、起きたのか…」
「ああ、というかお前アオギリの奴か?」
「そうだが、なんか文句あるか?」
そうか見張り役か、だから俺の匂いに来た奴らに、なにもされてないのか。
それを、説明する様に目の前の青年の衣服には、血と思われるシミがあった。
「ん。それ喰って帰れ」
「悪い」
「テメエが、帰らねえとこっちが、殺られるんだよ…」
先程投げてきた、人の足を喰いながら話を聞いていて、こいつもアオギリで苦労してんのな、なんて思ってしまった。
まあ、俺は家族が無事だということをを、確認するため家に帰りたいのだ。
そのため、俺は早々に青年に礼を言って、近くの駅に向かった。
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Side ヒナミ
診察室から、大きな物音が聞こえどうしたのか、気になり恐る恐る部屋を覗くとその先には、大きな体をした男の人がお父さんと話していた。
「もう、あれで最後だと言っただろ…」
「…いやいや、ちょっと『大喰い』に持ってかれちゃってねえ…」
そう言いながら男の人は、人差し指を親指で抑え鳴らしていた。
お父さんは、嫌な顔をしながら会話をしている。
「いい加減にしてくれ!もうそっちからは、脚を洗ったんだ!」
「そんなに、簡単にあそこから脚を洗えると思ってる?…」
怖かった、お父さんは普段はやさしくて静かな人なのに、今のお父さんはとても怖かった。
(お兄ちゃん怖いよ…)
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Side 九尾
しばらく電車に乗り、家の近くの駅に着いた。
エト姉さんの、言葉が頭の中で木霊し、それに影響され家族が無事か、また気になりだす。
家に近づき始めた時、なにか鉄臭い匂いが漂い始めていた。
嫌な予感がし、全力で突っ走る。
最悪な、光景が広がっていた。
「言う通りに、作っていればよかったのにね…」
「うっ…ふざっ、けるな」
目の前の、アサキさんは脇腹を抉られ倒れていた。
そして、その大男はアサキさんの頭を鷲掴みにし、しゃがみ脅していた。
「…おっまえ、なにしてんだ…!」
「ん?ああ、アサキの息子か」
「うるさい…黙って死ね!!」
俺は、呑気に言っている男に苛立ちが限界を迎え。
右目には赫眼が表れ、血管が異様な程にうきでていた。
こいつには、人間性を捨ててもイイヨナ…。
「お前等みたいのがいるから!!!!」
「面白そうだね…、2分だけ遊んであげる!」
身体から、赫子が発現し長さも、鱗赫は2m程尾赫は鱗赫より少し長く伸びていた。
そして、大男も2本程鱗赫を出しこちらに、向かって来る。
俺も、鱗赫を前方に伸ばし大男を貫こうとするが、大男は自らに襲いかかる鱗赫を次々に避け、こちらに近づいてくる。
こちらに、近づいてくる大男の鱗赫による攻撃を、右脚を軸にして身体を回転させ三本ある尾赫を大男の方向に振る。
そして、一本は相手の鱗赫すべてを砕き、次の尾赫で大男の身体を狙うが、避けられるが避けた場所に、もう一本を脚に巻き付け叩きつける。
「ハァハァ…、お前は消す…!」
「ふうん、意外にやるねぇ?」
「なら、指の一二本貰ってもいいよね!」
「やらねえよ!!」
大男は、血走った目をしながら先程までとは、比べ物にならない程の速さで、走ってくる。
さらには、鱗赫の扱いも上がっており生物の様に、襲いかかってくる。
しかし、俺もその程度で負ける程弱くはない為、鱗赫を横に勢い良く振るう。
その後も、鱗赫を次々に大男に伸ばしていき、縦横無尽に振る。
そして、その中の一本がとんでもない勢いで、大男に当たり吹き飛んでいく。
「ぐふっ!?」
「まだまだ…殺す」
「うぐっ、許さねえ…うぁ…」
俺は、1歩ずつ近づいていく。
そんな時。
「お兄ちゃん…?」
どこかに、隠れていたはずのヒナミがそこにいた。
そしてその瞬間、倒れていた大男が口角をあげていた気がした。
「ヒナミ!!」
「へっ…?」
そう、大男はヒナミを狙い襲いかかってきていた…。
間に合わない!走り込みながらだが、そこには。
「ヒナミ…、大、丈夫…?」
「お母さん…?イヤッ!お母さん!」
「大丈夫よ…、ヒナミ、お母さん強いんだから…ふふっ…うっ!」
(なんでだよ、なんで奪われなきゃいけないんだよ!!)
頭の中に黒い感情が渦巻く。
目の前には、リョーコさんが血塗れで倒れており、近くに血の水溜りを作っておりその近くには、ポロポロと涙を流したヒナミがいた。
「アアアア!!!」
口角を、釣り上げながら嘲笑う大男の目の前に一瞬で近づき、身体の周りに構えていた鱗赫を永遠と思われる程突き刺していく。
「ぎゃあああ!!」
「まだだよ、まだ足りないよ…もっとねフ
フッ…」
「うぐっ!!」
地面に、叩きつけた大男の顔踏みながら、大男の脚を掴みあらぬ方向へと、曲げる。
「ぎぃがあああ!?」
「もっと、もっともっともっともっともっともっともっともっと、苦しめよ!」
「やめてくっ、やめてください!やめてください!!」
大男は、なにかトラウマを思い出したように、必死に助け求めるが関係ない、俺の家族を殺した!!ならもっと、痛みを苦しみを!!
「亜門くん、あれはどういう事だろうねぇ…?」
「仲間割れですかね…」
「えっ・・・?」
思わず、大男を痛み付ける手を止めてしまった。
亜門がいた、今一番会いたくないやつがそこにはいた。
そのため俺は、すぐに顔に仮面を展開させた。
「『九尾』か、少し危険かもしれませんね真戸さん」
「まあ、『ジェイソン』の方はもう弱っている、実質的には『九尾』だけだよ。」
「隠れて、ろヒナミ…」
(もう、なんでこうなるんだ…)
そして、昔の上司と同僚は無慈悲な表情でクインケを展開していた。
「そろそろ、始めますか」
「では、『九尾』が庇っている」
「そこの、子娘を先に殺ろうか!」
(やばい!ヒナミ!)
ヒナミを、狙う真戸さんのクインケによる攻撃から、庇う。
すると、俺の右腕は軽々と切り取られた。
「あがぁっ!!…ヒナミ早く!」
「お兄ちゃん…!やだよ…お兄ちゃん!!」
「庇ったか、まあこれはこれで都合がいい!」
ヒナミを、突き飛ばしなんとか真戸さんのクインケを防ぐ。
「うっ、くそが!」
「甘いねぇ?」
「がっ!?」
急に向けられていた、クインケが3つに別れ背中に突き刺さっている。
しかし、俺は鱗赫で無理矢理抜くと、赫子の結合が弱いのか、壊れた。
「今だ!」
すぐに、チャンスと思いボロボロの身体を無理矢理動かし、残った左腕でなんとかうずくまってうわ言を言うヒナミを、抱きかかえて逃げようとした時…。
「逃がさん!!」
追ってきた、亜門が『ドウジマ』による強力な打撃により、脚が吹き飛ぶ。
「グァアア!!?」
「もう、終わりだな」
「九夜!」
俺が、痛みにより動けず『ドウジマ』による、とどめをもろに受けそうになった瞬間。
アサキさんの、鱗赫が『ドウジマ』を弾いていく。
「九夜…、ヒナミを助けてくれ。親として、男同士の頼みとしてお願いするぞ…」
「わかりました…」
また、なにもできなかった力がないから、俺がいるから、だからヒナミが家族が狙われる俺がいるから…。
俺が、近くにいちゃいけない。
離れなければ。
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それから、激痛を覚えながら、ヒナミの傷ついた心の声を聞きながらなんとか、あんていくへと辿りついた。
雨が降り始めており、身体はぐしょぐしょに濡れていた。
店内へと、入るとドアについたベルが鳴る。
「いらっしゃっ?!」
「九夜くん?!ヒナミちゃん!!」
「入見さん…ヒナミをお願いします」
ヒナミを、引き剥がし入見さんに預け、俺はすぐに店長の所にいった。
入見さんが何か言っていた気がするが、無視しある程度回復した足に尾赫を巻き付けた足で、階段を登っていると、全身から力が抜けていった。
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Side ヒナミ (壊れ)
目の前が、赤い血が飛んでいた。
大きな男の人は、お父さんを痛めつけていた。
だけどすぐに、お兄ちゃんが助けに来てくれ
た、やっぱりお兄ちゃんはヒーローみたいだ。
だけど、その男の人はヒナミに襲いかかってきて。
それからは、とても記憶が曖昧だった。
だけど、ヒナミを守ってくれたお母さんもお父さんも、みんないなくなった。
お兄ちゃんも、血だらけになっていた。
嫌だよ…お兄ちゃんまでいなくなったら、おかしくなりそうお兄ちゃんの事が、好きなのに。
イヤだイヤ、イヤイヤイヤイヤイヤお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん
お兄ちゃんはやさしくて、暖かくて一緒にいると安心して、幸せなのに。
なんで、みんなヒナミから離れていっちゃうの…?
寂しいよ、悲しいよ。
なら、お兄ちゃんから永遠に離れなければいいんだ…
それなら、お兄ちゃんの側に居られないようにする人が、死んじゃえばいいんだ。
それなら、強くなればいいんだお兄ちゃんの、側られるように、お兄ちゃんの邪魔にならないように、お兄ちゃんに近づく人たちを殺せる様に…。
強くなった、私とお兄ちゃんが一緒にいる所を想像すると、身体が熱くなってくる。
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その一室にいた、少女の顔には歪んだ笑みと、赫眼浮かび上がっており、背中には父親と母親に似た赫子が生えていた。
そして、少女は。
「早く強くならなくちゃ…ふふっ…」
その一言を言っている時、少女の赫子の接合部の発光が異様に明るくなっていた。
どうでしたか!
いつもの、文章よりは長くしたんです!
と、まあ他の作者さんなら当たり前ぐらいの量だとは、思いますけど(苦笑)
ヤモリが、どうなったかは次回なんで、わざと書かなかったんですよ!(迫真)
ではさいなら!