混獣と九尾と毒虫   作:魚王かます

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今回はヤンデレの前置きって感じの回です!

最近暑かったり寒かったり忙しいですが。

魚王かます頑張ります!

では本編へ(っ´∀`)っ


九尾と妖蝶
Side 九尾 『対峙』


俺が原因で喰種になった、捜査官の女とその姉妹とやらを倒した時にきた質問。

 

なぜそんなに強いのか。

 

というあの時の言葉を思い出しても、身体的な力があっても、精神的には弱すぎて思う

 

俺が強い?、馬鹿言うな。

俺の様なあまっちょろい喰種が大切な人でも前に出され脅されてみろ、その脅しにのるしかないのだ。

 

本当の強者なんて、俺は一生なれない。

 

なぜなら「雛実」や「姉さん」、あんていくのみんなも守りたいのに、捨てる事などできない。

こんな俺の様な喰種に孤独な強者になんてなれっこない。

 

 

本当になれっこない、あの時、あの場所で、なにも守る事のできなかった自分には。

 

誰かを守る事さえ、できないのかもしれない…

 

 

 

 

 

Side 九尾

 

 

~~~陽葉戦の四日後~~~~

 

 

俺はあんていくと隣接するビルで、雛実の様子を見ていた。

 

いつも思うのだけれども、こんな事をしているとストーカー行為をしている様で、自分の心の中で自分に対して、少しばかりの嫌悪感を抱く。

 

 

ただ最近は、亜門や真戸さんが20区に来ていたのを思い出すと、いつあんていくの誰かと二人が対峙する事が、とても恐ろしいのだ。

 

「はぁ…、俺に雛実を守る事ができるのかね」

 

そんな独り言を呟きながら見ていると、雛実と仲良くしている青年がいた。

 

とても優しい顔をした青年は、俺がリゼの時に見殺しにした青年であり、遠目で見た限り雛実の恋の相手のみたいだ。

 

今まで雛実は俺に対してベッタリだったのだが、今は年上の男性に恋する女の子って感じだ。

 

 

だが最近は雛実が、偶に何処かへ行く事がとても多く、帰ってきた時はとても気分が悪そうなのだ。

 

いつも気になるのだが、いつも意図的になのかまかれてしまい、何をしているのかが全くわからないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま昼飯を食べたり、姉さんから「小説が進まないから、面白い話をしてほしい」と言われたりしているうちに、夕方になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ帰ろうと思い、少ないが持ってきた荷物をリュックサックへと詰めて、帰路に就こうとしようとした時だった。

 

 

あんていくの裏口のドアが開くと、雛実が暗い表情をして走り去っていく。

 

このまま放っておいてはならないと、自分の中の何かが俺に告げた気がして、追いかける事に決めた。

 

追いかけながら考えていた。

 

雛実が靴を履いていない所を見ると、誰にも言わずに出てきたと思われる。

 

そして今の雛実は精神的にとても不安定な状態で、一つでも心の天秤に置く分銅を間違えれば、心のバランスは崩れる。

 

今の雛実はバランスが崩れて、正常な判断が出来ないし、興奮状態の雛実が赫眼がいつ表れてもおかしくない。

 

だけど、だけど……。

 

雛実に俺が接触すれば、俺自身も雛実も離れられなくなってしまうのだ。

 

 

「っ…!、この匂いと匂いの数!」

 

俺はよく知る、仕事仲間の匂いは完璧に覚えていたのだ、そう最悪の事態。

亜門と真戸さんの匂い、それと追加でイレギュラーがいるとわかった、しかもそれは雛実の進行方向なのだ。

 

 

その時俺は思った。

 

神様はそこまで俺に恨みがあるのか…ハハッ……

 

 

 

Side ?

 

俺と真戸上等、そして亜門の全員別々に行動をする事にした、真戸上等が言うには捜索範囲を広げる為らしい。

 

俺は薄暗い公園の近くを捜索していると、少女が目の前を、走り去っていくのが見えた。

 

その時、街灯に照らされた表情にはクマと探している、少女と似た背格好から完全に捜索対象

とわかり追おうと、トランク状態のクインケの取っ手を握り締めた。

そして、追いかけようとした瞬間、視界ギリギリから金色が主色紫のラインのある、鱗赫が俺に向かい来たのだ。

 

それになんとか反応した俺は、クインケを即時に展開すると、歪な形に形成された『クロサキ弐型・侵』でなんとか弾く。

 

すぐにクインケは再展開をし、刀の持ち手から腕に張り付く様に赫子が生える。

 

 

「随分と珍しい色の赫子だな、『九尾』さんよー?」

 

『よくわかったな、捜査官』

 

「そんな捜査官なんて名前じゃねえよ?」

 

大沢義一(おおさわよしいち)ていう名前なんでねえ!覚えといてな『九尾』」

 

『そうか悪かった…、じゃあ死ね』

 

そんな短い会話を終えると、刀を引いた右手に持ち構えていた右手で、襲いかかる『九尾』の赫子をいなしながら近づく。

 

数が多く、いなせ切れない赫子がスーツにかすり切り裂かれていくが、構わずに『九尾』に袈裟切りを加える。

 

『怖い太刀筋、だけどなスキが多い…!』

 

俺の背後から三本の尾赫が、両脇と縦に叩きつけつけてくる。

 

一見したら逃げにくい攻撃を、俺は振り替えり前方に突っ込み攻撃を避け、『九尾』に対して切りかかろうとした直後、貫こうと前方から鱗赫が来た。

 

ギリギリ回避したと思った後、左の頬と耳に痛みが走り、熱い感覚が起こった場所を軽く触ると、幸いに切断はされていないが、かすり傷とは言えない傷だった。

 

 

『やっぱり、弱いしスキが多い』

 

「へぇー…やっぱりSSレートは違うねぇ…!」

 

俺は眉間に青筋を浮かべながら、刀の持ち手のスイッチを切り替えると、赫子が腕の神経や筋肉に喰いこみ接続される。

 

『『ピピッ…生体リミッター解除』』

 

『っ?、なんだそれ…?』

 

「ハハッ!、これで右手だけは喰種並の強度なんだよ!」

 

『クロサキ弐型・侵』が不気味な赤い光が、妖しく煌めく。

 

 

「てめぇの赫子をもらうぞ?」

 

『あっそう…、もう一度言う。死ね!』

 

 




どうでしたか?

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