本当に学生生活の方も色々忙しいのは事実ですが、来週から2500文字は目指すので本当にお許しください!
Side 九尾
もう近い!、そう匂いの強くなってくると共に予感する。
そう感じながら、水路の少しばかり複雑な路を、歩きながら近づいていく。
だが、近づいて行くと共に今まで俺が一番嫌いな臭いがしたのだ。
それは血の香り
トーカと真戸さんの血の香りだ、トーカと真戸さんの戦闘をしている、その近くには雛美までもいる…もうそれは確実だろう。
その絶望的な状況を、理解し始めた自分の中ではどちらを助ければいいのか、そんな事を考えていた。
だか、運命の様なものはそんな考えをさせる、猶予を与えてはくれないようだ……。
倒れているトーカと、雛美は真戸さんに対して瞳を暗く濁らせ、リョーコさんとアサキさんの赫子を合わせた様な形の赫子で、真戸さんの右腕と左足を奪っていた。
しかし、雛美の目から赤い涙が零れ落ちていった、あの目から少しだけ戻っており、瞳が悲しいと訴えていた。
だが、その隙があだとなりアサキさんのクインケで、真戸さんが攻撃の体制を整え襲いかかった。
その瞬間俺は呆然と見る事をやめ、すぐ手前にいたトーカの意識を首筋を、叩き意識を奪う動作を猛スピードで行い、そのまま雛美を庇い、真戸さんの攻撃防ぐ。
雛美を抱きながら、背中には大きな痛みと熱さが起きた。
後ろでは、真戸さんがあの加虐的な笑いを浮かべながら、俺に話しかけてきた。
「『九尾』、いや高鷹久弥くん?」
そんな、薄笑いを血色の悪いながらも、余裕そうに一言そういった。
「え…?、なんでその事を知って……」
「君は私の事をなめていたようだね??」
糞、やっぱりあの時か。
ヤモリとの戦いの時の仮面を、着けていなかったのが仇となったのか……。
「やっぱり、バレてましたか…」
その一言と共に仮面のスイッチを切り替え、顔面から根の様なクインケが離れ、1つの小さな箱に戻し、素顔を晒す。
「やはり君は喰種だったのだね、君の才覚はとてもよく思っていたのだがね」
ククッ…っと、薄笑いをしながらも、俺の事は普通の喰種としての見方とは違うのか、目の開け方は元に戻していた。
「だか、喰種という事なら殺すしかないね」
「やっぱり、そうなりますよね…」
もう、素顔を知られている以上、俺も真戸さんを殺さなければ、鳩側にある久弥としての写真を晒され、無事で済まなくなるのだ。
真戸さんは、クインケを構えて戦闘体制となっており、俺も一本の赫子を発現させ、喰種の証である赫眼も発現させる。
「こんな形で君を殺すとはね」
「俺だって、殺したくはなかったですよ…」
「では、死んでもらおう」
真戸さんもわかっているのだろう、一発勝負を俺が挑んでいる事を、NOと思っていても、あの怪我の真戸さんでは、それを受け入れるしかないのだが…。
ポタポタとどこからか、静かな水路に雫の落ちる音が響く。
そして、どちらかはわからないが足元にある水路の水から、足を動かしたと共に起きる水音が響いたと同時に、一本の赫子と一本のクインケがすれ違い、火花を散らしながら狙った敵に向かっていった。
そして、大きく鮮血が吹き出した…
いやー、世の中はうまくいかないですねー…
ではまたー( ´ ▽ ` )ノマタネ