とりあえず本編どうぞ
Side 九尾
水路の中の暗い空間に、妖しい声が響き渡る。その声の持ち主は、周りに嫌というほどある水路の一つから、ゆっくりと姿を現す。その姿は濃いピンクのパーカーを着て、体中には包帯を巻き付けている為、包帯が服の変わりの様な役目を果たしていた。
「姉さん、もしかして俺の後を…」
『おおー、正解!』
「電話切った後に起きた事なのに…なんで?」
俺の頭の中には、何故姉さんが俺の行動を把握し、さらには居場所まで突き止められたのか、という疑問が渦巻く。そして俺の背後では、雛美が攻撃の体制を崩さずに姉さんへ敵意を向けていた。
「お兄、ちゃん?…、それ誰…」
「俺の・・・」
『私は九夜の義理の姉だよ?、そして九夜の恋人かなー?、ふふっ…』
「恋人…?。何を言ってるのお姉さん…??」
雛美は『恋人』という、単語を聞いた瞬間に一気に殺気を表していく。さらに殺気は雛美だと分かっていなければ、本能的に殺されると感じる程の大きさだった。
そして、今の状況を打開する策が自分自身の中を、いくら思考の中を探っても見つからず、後ろと前では『一触即発』下手に動けば、戦闘を起こし雛美が傷つく…。
焦りと共に体中に次々と汗が伝っていく…。
だが姉さんはそれを知ってか知らずか、いや知った上で行動を起こした…。
「九夜ー?。どうしたの何時もみたいに、腕を組んで帰ろう?」
「っ!?」
その行動を起こし、俺の腕に触れた瞬間、姉さんの方向に赫子のノコギリが、一瞬で目の前まで迫る。
だがその攻撃は姉さんを切り裂かずに、俺の脇腹を横に大きく切り裂き、血飛沫が舞いそこら中に飛び散る。
「うっ、痛たいなー…。やっぱり痛いのは慣れないな、なあ雛美?ハハッ…」
「お兄ちゃん…?、どうしてお兄ちゃんが傷ついてるの?。誰が傷つけた?雛美?…。一緒にいたいだけなのに、雛美が自分で居られなくしてる…?」
「そっか…雛美がいけないんだよ…。お兄ちゃんが雛美のせいじゃないって言ってたけど、嘘なんだよきっと、全部自分がいけないんだ…」
『『もう、死んじゃおうかな…』』
その事を思いついたと同時に、雛美は自分自身の赫子を自分に向け、突き刺そうと構え、下ろした…。
痛みに耐えながら、その行動止めようと動こうとするが、ギリギリで何故か力が入らなくなっていく、間に合わない助けたいのに…。目の前が暗転していく…。
最後に見えたのは、見覚えのある羽赫が大きく、雛美の近くで発現しているという光景であった…。
なんで助けられないんだろう。ハハッ…、ハハッ…ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。
『ピキピキ』
どうも、最近寒いですねー…
本編では、雛美ちゃんやエトさんがヤンデレてないかもしれなかったですが、どうでしょうか?汗
久しぶりに書きましたが、もう文章力が下がっていない事をただ願うだけです…では( ´ ▽ ` )ノ