目がチカチカする、光が目に痛い俺はどうしたんだろう。
「ここ、どこ?」目を開くとそこには白い空間で脳内に疑問がいくつも浮かぶ、すると遠くに離れたところに椅子とテーブルがあった。テーブルの上には壊れかけのラジオ。
そこに吸い込まれるように歩いていく。
「なに、これ?」
全く訳のわからない状況にパニックになるより、
先に呆然としていると、ラジオがイヤな音を出す。
ガガ、ガピーーーーピギャーーーーギィーーーーーー
「ちょ、ちょっと、どうしたのさ、これ!」
予期せぬ事態に多少テンパってしまう、
あわててラジオのボタンを適当に押していると、
声らしきものが聞こえてくる。
「もーーしーーもしーーもしーー聞こえーーえますかーーこえますか」
「何を言ってるんだ?」
ラジオを苛立ちから思い切りぶっ叩くと、
「もしもーし、聞こえてますかーー」
「うわっ!」突然、この白い空間に響く大きな声に驚く、
声からしてそれは女性のものと予想できる。
「聞こえてますよ!ここはどこなんですか!?」
「あっ、よかった 聞こえてるんですね
ここは死後の世界ですよ」
「はっ!死後って何、ドッキリ?どういうこと?」
「そんなことはありませんよ、あなたは今生をまっとうされました」
「へーーってそんなこと信じられるわけないよ!」
「じゃあ、はい、こちらをどうぞ」 ブン 空中をモニターにとある映像が浮かぶ。そこには自分の死体の映像が浮かんでいた。
腹のそこから吐き気が込み上げる、吐き気に忠実に従い胃袋の中身がひっくり返って中身が出てくる。
無様に地べたに這いつくばって、胃の中身を撒き散らす。
「信じていただけましたか?あなたが死んでしまった理由には様々な事情が
絡まりあって、説明するのにもいろんな壁があり
事情の説明どころか、さっきの映像だけでも
グレーギリギリだったので、これ以上の情報開示ができないんです」
「…いや、さっきの見たら、そういうの全部どうでもよくなったんで」
「そうですか?じゃあ、そろそろ本題に入りたいんですけど、
よろしいでしょうか」
「…………はい、まあよろしいですけど本題って?」
「はい、あなたの死はこちらとしても予想外で、
あなたにはもう少し生きてもらわないと困るんです
それにこれから生きていた分の生と今からの生を足して
やっと帳尻がつくんですよね」
「…………今の話からすると、あなたって神様の類い?」
「まあ、そう呼ばれているモノではありますね~
あなたがそう認識できるのならそう呼んでくれると、
こちらもそちらに干渉しやすくなるんですけど」
「ありがちな転生モノみたいだな、これ
まさかこんなことになるなんて」
「はい、それとこれからあなたの生きることになる世界って
異能が使える世界なんです、でもあなたが今まで生きてきた世界は
それがない世界で、そのまま送ってしまうとすぐに死んでしまうんです
そうすると、またこちらでこの工程をしなければいけないので、
あなたには何か要望どおりのチカラを与えることになりました」
「これまた、それっていわゆる特典ってやつ?
いきなり言われても何を選べばいいか、迷うなぁ。
あと異能が使える世界って、どんな世界?
やっぱりなんか他の作品とか」
「いえ、そもそもこれから行く世界は、他のマンガ、小説とは
縁もゆかりもない世界です」
そうなるとなにがいいのか、本格的に混乱する。
頭のなかで、確実に生き残れるモノか、強いチカラを使えるモノか、
面白いチカラか、敵などいなくなるレベルのチカラか、
悩んでいると、頭にあるものが思い当たる。
「斬撃皇帝ってイケるんですか、ほら型月のまだ、出てない作品で鋼の大地って言うのがあって、それから使うことできますか?」
「はあ、でも型月というならもっとありがちなチカラを、
望まないんですか、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)とか、
無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)とか」
「いや、そーゆうのって使い古し感があって、
それならなんか面白そうなモノを、選んでみようかなって」
「そうですか、でもこれから行く世界にジンと呼ばれるモノは、
ないので、これから行く世界に存在するモノに変えてしまいますが、
それでもよろしいですか?」
「いいですけど、能力は変わらないんですよね?」
「そこはきっちり、………じゃあ、能力も決まったところで、さっそく逝きますか。それでは良い生を」
「はっ?」
その瞬間に意識が消える、神様とやらの名前も聞いてないが、
新たな世界ってどんな世界なんだろうか?
ーーーーー転生してから、十七年と少し。俺は幽閉されていた。
何でこんなことにーーーーーーー!?!?
アルマニア国騎士記録
この国いや世界でも類を見ず、もっとも恐ろしいツルギを持つ騎士を、
この国は産み出してしまった、あれは世界を滅ぼし切り裂くモノである。
そのあまりの危険さに現アルマニア女王リリーシャ・アルマニア・ブリエスタは彼を永劫縛鎖の禁断牢獄に、封印凍結することを決定。
しかしその後、史上初のSSS級のブレイドが現れ、
彼は封印凍結から脱出、その後にたった一太刀で世界を三度滅ぼす怪物を撃破する。
SSS級ブレイドの撃破を聞き付け、彼の身柄を剣神教が要求するも、王族はそれを却下。それ以後剣神教はアド・エデムの身柄をいまだに諦めず、騎士アド・エデムを永劫牢獄からの解放することを要求している。
一方、真逆の意見として大地母神教は、アド・エデムの即時処刑を要求している。大地母神教は「彼のツルギは自然界や人、動物、ブレイドに悪影響を及ぼす。ブレイドの対する武力はこちらがいくらでも貸し出す、ゆえに、かの騎士を急ぎ葬ってくれ」との要請があった。
周辺国の反応は、彼のツルギは危険すぎる故に一騎士ではなく、
連合国の刃騎士団預かりにすることを要請し続けている。
アルマニア国内では、何も知らない国民は彼を英雄として崇拝しており、
現状の扱いなどに文句をつけている。
一部で彼のツルギの間接被害を受けた国民は彼に対して憎悪を向けている。貴族では彼の幼馴染みである、ミコト・ブレイズ・ヴォルカニアは、彼の即刻解放と、婚約を嘆願書として提出した。
他の貴族は彼を自身の派閥、陣営に組み込もうと画策している。
王族では、第二王女アリスタ・アルマニア・ブリエスタは、彼に好意を抱いているらしく、禁断牢獄の最下層に足しげく通っている。
姉のリリーシャ陛下も同じような状態で現在は彼のため、待遇改善を続けている。彼の実家であるエデム家は対応を保留としている。
(下手に貴族位を剥奪して、彼の怒りを買いたくないという、
臆病な者たちが放置しつづけている。)
結論としてかの騎士に対する明確な扱いは検討中である。我が国でも、あの騎士をどうするかで、王族派閥と貴族派閥は対立をさらに深めており、このままでは外の脅威はおろか、我が国の内部分裂によって、この国は終焉を迎えるだろう。早急に対処法を検討しなければならない。
この異常ともいえる状況にも、かの騎士は耐え続けている。
その精神はまさに化け物とも言えよう。
様々な陣営に多様な評価をされている彼だが、この書類を見て頂ければ、その規格外さは十分に理解できただろう。最後になるが、かの騎士の名前を記してひとまず区切りをいれることとする。
かの騎士の名は、アド・エデム。
世界最強のツルギと呼ばれる男である。
騎士記録 No.000 アド・エデム
ツルギ名 斬撃皇帝 能力 強化
謎の多いツルギで現在でもその効果、チカラの一端しか、
理解しきれていない、ただわかるのはあれは、
人々(我々)のため、世界を滅ぼすという我々の在り方を
完璧に体現したツルギであることだけである。
これは英雄の物語ではない、周りが騒ぎたてようと
世界が彼をもてはやそうと、国家が畏れようと、宗教でどのように語られようと、人々にどのように怨み憎しまれようと関係ない。
これは、ただの周りと主人公のすれ違いによって生まれる物語であって、ただの引きこもりの堕落しきった喜劇にすぎない。
注意 たまに働くよ。
勘違いしていってね
これは型月といってもオリジナル世界に型月で使われてない
鋼の大地の斬撃皇帝さんをつっこんだ話です。
もう一方の小説も終わってないってのに、何か新しい作品を
書いてしまい、まずいと思っておりますが、
どうかこちらの作品と、もう片方の作品にも興味を持っていただければと、
ではここからは用語説明に行きます、別段見なくても
作品を見るのに支障はないですが、
見てもらえればより面白く作品を読んでいけると思います。
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用語説明・設定等
ツルギ
人類が造りだした、最強の武器でありそのチカラは
個人差が存在する、そしてそれを扱える者には、
貴族階級が多い、学者たちはツルギとは、本人を写す鏡であるという説や
魂の形状である等、いまだにブラックボックスが多い、
大抵は剣の形をしているが、ごく稀にそれ以外の形をするモノがある、
それはアームと呼ばれる、基本的にツルギほど攻撃力はないが、
特殊なチカラを宿すことが多い。
騎士
ツルギの使い手で、大抵はこう呼ばれる
アームの方も騎士と呼ばれている。
多大な戦功を上げた者は貴族階級になることができる、
それ専門の学園もあってそこでは、五歳から十九歳までの、
少年、少女が日々切磋琢磨している。
剣神教
世界の二大宗教であり、ツルギ使いを神の使者と考えていて、
強いツルギであればあるほどに神に近いと教えられている。
また剣神騎士団と呼ばれる戦闘集団を抱えている。
大地母神教
世界二大宗教でその宗教組織ではなく、ひとつの巨大ギルドに近い
エルフや獣人、ドワーフなど人間以外の種族に多く、
種族間に様々な問題を抱えていて、現在宗教として
成り立っているのが不思議な位の団体
ツルギよりもアーム使いの方を重要視する。
マザーと呼ばれる機関が存在して戦闘などを一手に引き受ける。
ブレイド
人類、他種族の不倶戴天の敵であり、
現在ありとあらゆる知識をもってしても、
欠片も理解できていない、ただわかっているのは
ブレイドが死滅する際に、ツルギやアームを強化することに、
同族同士でも、捕食して捕食すればするほど強くなること、
生殖活動などしていないこと、他の生物になつかないことがある。
下からF級~~SSS級が存在して、最上級であるSSS級は、
理論上存在するとしか言われておらず、
その存在が確認されたのは、『最悪の災厄事件』で巨大な巨人型を確認し、
アルマニア国の騎士 アド・エデムがそれを撃退。
その他にギーロン半島沖で、巨大な蛇型などが確認され、
連合国の刃騎士団が、多大な犠牲と予算、被害を出して撃退する。
以上のことからSSS級はあと何体か存在すると、
学者たちは仮説をたてている。
連合国
多くの国がブレイドの脅威によって
国としての体裁を保てなくなってしまい、そうした国が集まり作り出された。
国同士の連携を目的にしていて、現在もっとも大きい国である。
内情は様々な思惑が入り交じり、空中分解を起こしかけたりしている。
アルマニア国
国土は、大陸でも二番目に大きい、そして非常に稀なことだが、
宗教の自由を掲げていて、人間や他種族が一緒に生きている。
国王はブレイドとの戦いで崩御し、娘のリリーシャ殿下が
王位を継ぐ、現在貴族に不満を持つ者がいて、
王宮は魔窟となっている。
識字率が高く、アルマニア国立学園は
学習レベルが世界でも一、二を争い
様々な国の貴族や技術者達が留学を求める。