地味すぎるって異常ですか?   作:カラン

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カランです。やっちまった感200%の作品です。

gdgdになる可能性が高いですが、暖かい目で見守ってください。


「やっちゃった」

「校則(こーそく)!違反です!」

 

朝早く、ここ箱庭学園で一人の少女が服装検査をしていた。メリケンサックにした手錠をガツガツ鳴らしながら。

ここ、箱庭学園は広大な敷地面積を持つ異常(・・)が跋扈する普通(・・)の学園だ。

生徒の自由を尊重し、文武両道、さらにあるクラス(・・・・・)は登校の免除さえされている。

そんな自由な学園にもさすがに『校則』というものが存在する。服装や装飾の禁止等だ。そしてそれを取り締まるのが彼女―――鬼瀬(おにがせ)針音(はりがね)―――を含めた風紀委員だ。

 

「全く……。羽目を外しすぎですよ……」

 

鬼瀬は呆れていた。先日の『部活対抗水中運動会』のせいで生徒たちの羽目が外れ、服装を乱す生徒が増えているからだ。

 

「服装の乱れは精神の乱れ!きちんと直してください!」

「待てよ。それならあいつらはどうなるんだ?」

「あいつら?」

 

1人の男子生徒が指さした方向を見て鬼瀬は吹き出した。

そこにいたのは彼女たち風紀委員が目の敵にしている集団、『生徒会』だった。

生徒会の噂はいろいろ聞いている。特に会長の『黒神(くろかみ)めだか』。確かに良い噂も聞く。しかしあくまでも良い噂が『多い』だけだ。それを風紀委員は知っていた。

と、ここまで書いて置いてなんだが、その噂とやらは今は関係ない。

 

「な、ななな、何ですかアレはーっ!?」

 

鬼瀬が注視したのは服装だ。

まず会長『黒神(くろかみ)めだか』。大きく胸元が開いた服装をしている。鬼瀬から見ればハレンチ以外のなにものでもない。

次に庶務『人吉(ひとよし)善吉(ぜんきち)』。なぜ制服の下にジャージを着てるのだろう。オシャレのつもりだろうか?

次、『阿久根(あくね)高貴(こうき)』。胸元が大きく開いている。プレスリーか!鬼瀬はつっこみたくなった。

最後に『喜界島(きかいじま)もがな』。傍目から見ると普通の格好に見えるが、鬼瀬にはわかる。アレは制服の下に水着を着ているな、と。

 

「今すぐ粛清したいところですが、校門前(こちら)の仕事があるので後にしましょう……」

 

 

 

~1時間後~

 

「こちらはあらかた終わりましたね。それでは生徒会室に―――」

 

そこで鬼瀬はある人物を発見した。

その生徒は風貌は人吉に似ているが髪は黒い上、所々はねている。しかも腕にはハチマキをしている。そんな生徒がポケットに手を突っ込んで猫背で歩いていた。

 

「そこの君!ハチマキは校則違反ですよ!」

 

鬼瀬はその生徒に声をかけるがその生徒は反応しない。

 

「君!聞こえてるんですか!?」

 

たまらず鬼瀬はその生徒の肩を掴んだ。

 

 

――――――かに思えた。

 

 

「あれ?」

 

気がつくとその生徒は鬼瀬の後方―――校舎側―――にいた。

 

(おかしいですね?私は確かに掴んだはずですが……?)

 

「って、違う違う!待ちなさい君!あ、あれ?」

 

鬼瀬のが振り向くとその生徒はすでにいなくなっていた。

 

「あの子を追いたいですが、今は生徒会が優先です!」

 

そう言って、鬼瀬は校舎に向かった。

 

 

 

「またやっちゃったな~」

 

誰もいない廊下で少年(・・)は呟いた。

 

「さ~て。僕に気付く人はいるかな~」

 

少年は生徒会室の方向に向かっていた。




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