地味すぎるって異常ですか?   作:カラン

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申し訳ありません。

リアルの生活が忙しすぎて投稿がまさかの3ヶ月後……。(しかも短い)

おそらく次からもこんな感じになってしまうでしょう。

本当に申し訳ありません。


「叩き潰してあげるよ」

影都視点

 

「…………」

「…………」

 

僕は今、目の前にいる男の人―――糸島(いとしま)軍規(ぐんき)さん―――と仁王立ちのまま対峙している。まあ、戦いの前に相手の出方を伺っているんですよ。

 

(き、気まずい……!)

 

しかし、もうかれこれ5分はこのままだ。もういい加減険しい表情を作るのにも疲れてきた。しょうがない、話しかけるか……。

 

「あの『おい』はいっ!?何でしょうか!?」

 

話しかけようと思ったら、向こうから話しかけてきた。すごくびっくりした。

 

「お前、異常性(アブノーマル)だな」

「……!……何でそう言い切れるんですか?」

「簡単なことだ。お前は先ほど鶴御崎を蹴り飛ばした時、10m手前で姿を消したと思ったら鶴御崎を蹴り飛ばしていた。そんな手品のようなことを出来るのは異常性(アブノーマル)だけだ、と判断したまでだ」

「なるほど……」

 

そう言いつつ僕は攻撃態勢を取る。左足を前にした半身の体制で手をボクシングのように構える。僕が編み出した格闘術『影脚(えいきゃく)』の基本姿勢だ。『影脚』は空手、ムエタイ、テコンドーなどあらゆる格闘技の蹴り技を統合して作った僕のオリジナル格闘術だ。決まった型がない上に人前じゃ滅多に見せないので、負けることはほとんどない。

 

「ほう……。面白い構えを取るな」

「その観察力はすごいですよ。でも……」

 

ふう、と息を吐き集中力を高める。

 

「流石にステルス戦闘機のミサイルは見えませんよねぇ?」

「フン。言うじゃないか……。かかってこい!」

「それじゃ、行きますよ!」

 

 

 

No side

 

(大したことはないな……)

 

影都がこちらに向かってきたとき、糸島はそう思った。確か奴のスピードは常人とかけ離れた速度だ。しかし、消えるほどのスピードが出ているとは思えない。そう思った次の瞬間、

 

(何……!?)

 

糸島に向かって突っ込んできていた影都が目の前から消えたのだ。無論糸島は目をそらすことはおろか、瞬きすらしていない。それなのに、目の前から消えた(・・・)

 

(どこ、だ……!?)

「ここですよ!」

「!?」

 

ドゴォッ!

 

「ぐ、がっ……!」

 

突如目の前に現れた影都に虚をつかれ、ハイキックをモロに喰らう糸島。確かに今まで消えていたはずだ。

 

「き、貴様どうやってそんな芸当を……」

「あ、後ろ危ないですよ」

「そんなてにのr『ドゴッ!』ごぶっ!?」

「あ、ワリ」

 

糸島の背中に輝が殴り飛ばした百町(ひゃくちょう)破魔矢(はまや)がクリーンヒットした。影都は騙そうとしたのではなく、純粋に危険を伝えただけだった。

 

「何してんのさ」

「いや~。こいつがさぁ、バカっぽいとか言い出すから」

「それは怒るよね。だって輝は『バカっぽい』じゃなくて『バカ』だからね」

「お、おまえ……」

「本当のこと言われて怒らないでください」

「てんめぇ!」

 

いつの間にか来ていた殺に殴りかかる輝。殺はそれを難なく躱して、他のところに行ってしまった。

 

「くぬぅ……!」

「俺たちを無視するなよ……!」

 

いつの間にか復活していた糸島さんと百町さんがこちらを睨みつけていた。それだけでこの場の空気が変わるのが分かる。普通の人なら腰を抜かしてしまうほどのプレッシャーだ。

 

「んー。面倒くさいんだよねー」

「お前、自分が戦いたいって来たんだろうが」

「そーだけどさー」

「ったく、しょうがねぇなぁ」

 

言いつつ戦闘態勢に入る輝。足を軽く開き、右手を横にして前へ、左手を脱力して後ろへ置く。輝が開発した拳での攻撃に特化した『煌腕(おうわん)』だ。僕の『影脚』とは違い、防御にも適した我流武術だ。

 

「さぁ……来な」

「僕らが叩き潰してあげるよ」

 




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