プロから見たSAO攻略   作:ベルクーリ2世

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 ここは楽でしょうがない、と言い放つカイト。しかし、ヒースクリフの登場で少し、緊張感が出てきます。


第10話 ライバル登場

 

 カイトSide

 

 僕の宿(というより集会所)にキリトだけを呼んだ。

 

 「今頃ALSやDKBは今頃、鳩首会議だろうな。」

 

 「本当にあんなことができるんだな。門が開いて二日目で迷宮区12階までマップが埋っちゃった。」

 

 「第四層でもやろうと思えばやれたんだけど。やはり、君とアスナがいると、破壊力が違うからな。どうせなら度肝を抜いてやろうとね。」

 

 「人が悪いなあ。カイトはまだ、全然本気出してないし。」

 

 「僕がやりたいようにやったら、君たちのレベル上げの邪魔になるじゃないか。クラインたちも大分筋金が通ってきたから、より本格的に彼らを鍛えなきゃならないしね。クライン、いやその下のマサノブあたりでリンドとレベルで10の差をつけたいんだ。まだまだ大変だよ。」

 

 「迷宮区では見てるだけの方が多いけど、いつレベル上げしてるんだよ?全然俺、追いつけない。」

 

 「単純な理屈さ。僕はほら、あんまり寝ないから。起きてる時間が他人より3、4時間は多い。しかもその間はどこでも一人だから経験値独り占め。」

 

 (実は一人じゃなく、シャルが一緒のことが多い。言うと面倒だから内緒だ。)

 

 「聞いてみて改めて、カイトのデタラメさが良くわかったよ。」

 

 「だって楽だもん、ここ。不意討ちないし、原則1対1だし、モンスター頭悪いし、弱いし。肉体疲労なし、精神的にもとても楽だから寝なくても平気ってわけ。」

 

 「・・・今度は、何を企んでるんだよ?」

 

 「絶望的な差がついたら、僕らと張り合うのは完全に諦めるだろ?最前線にいるのは常にこっちだから、何をどうしようが、絶対に追いつけない。こちらの言うことを聞くしかないだろ?」

 

 「しまいにゃ、DKBあたりも吸収しようとでも。」

 

 「ねえ、キリト。あいつら、ウチに欲しいと思う?」

 

 「要らね。」

 

 「どうして?」

 

 「ダサいし、鈍臭いし、弱いくせに生意気だし。」

 

 「僕も似たような評価だよ。仮に吸収すると、レベル、知能、ビジュアル全てに平均値が下がる。まあ、ボス戦で足でまといが除外できればいいんじゃないかな。つまり、ボス戦参加のレベル制限をきつくする。リンドはディアベルを盲信しているから、ディアベルと同じことをやってやれば、反対できない。さらにALSの平均レベルはDKBよりさらに落ちる。だからキバオウは不満だろうが、あいつは実利さえ与えてやれば言う事を聞く。今度の第五層はさすがに第三層のようなわけにはいかないだろう。僕らだけではきつい。最低レベル15として、ウチ以外に15人くらいは欲しい。まあ、連中でもそのくらいなら何とか使えるし、人数のバランスも一応は取れる。」

 

 「でもリンドは、まだ抵抗するんじゃないかあ?」

 

 「そうだね。だからダメ押しが必要だ。第四層で、ボス部屋の扉が閉まったろ?どう思った?」

 

 「このまま開かなかったらヤバいなって。逃げられないわけだから。」

 

 「そうだろ、だから本当に全く開かなくなったらどうするの?って言ってやるのさ。閉じ込められても平然と戦える、そこまでいかなくても生き残れる自信がなくては、参加できまい。」

 

 「でも本当にそうなったら、俺たちだってヤバいだろ?」

 

 「大丈夫だよ。扉が完全に閉まるなんて究極のトラップじゃないか。この先、少なくとも第一〇層以降は偵察が必要になるが、そんなトラップがあったら、偵察隊は出ただけ全滅だ。偵察隊はあまり上位プレイヤーは出さないけど、そうなったらボス戦はぶっつけで、しかも決死隊でやらなきゃならない。こんなトラップはもう最後の手段だよ。終盤にならないとそこまでのトラップはない。」

 

 「終盤て、どのあたりだと思う?」

 

 「少なくとも今のトップの我々4人がレベル100前後には達している頃ってことになるだろう。レベルは100で頭打ちだから。これまでの結果からすると安全マージンは階層プラス10、これが一般的認識だ。でもそれは『ボス戦参加資格最低レベル』だろう。ここまでから見ても。僕は安全マージンはプラス15、僕ら4人ならプラス20は取りたい。現にそこまで行ってるわけだからね。そうすると単純には七〇層後半、早くても七〇層に達するあたりからが終盤だろう。」

 

 「こんな序盤で良くそこまで考えるよなあ。ボス戦参加レベル制限なんかも抜け目ないし。」

 

 「キリト、僕はリアルでは戦闘の専門家なんだよ。」

 

 「あっ、そういえば、モルテにどうやってデュエル受けさせた?」

 

 「軽そうな奴だろ?簡単に受けてくれないかなあって思ったけど、あいつ僕のこと結構知ってたよ。あいつらにとっては悪魔だってさ。」

 

 「ぷっ 何だよそれ?」

 

 「だからさ、言ってやったよ。何で悪魔なのって、そしたら、人外だからじゃないですかー だと。」

 

 「アハハハハ。で?」

 

 「うーんあまり言いたくないなあ。いや、チャクラムや短剣ありの僕に、このまま瞬殺されるのと、僕だけ素手で半減決着モードのデュエルとどっちがいい?って・・・」

 

 「ひでぇー! 究極の選択じゃないか。」

 

 「外道相手に手段は選ばないさ。あいつは本当のワルだ。しかし、リアルの僕を知っていたら逃げただろうな。ああいうのには逃げられないようにしないと。またいつか、出てくるから死人が増える。」

 

 「カイトがやられるわけないと思うけど、そこまでしなくちゃならないのか?」

 

 「この世界は本質的な犯罪者、特に快楽殺人者にとって、格好の舞台なんだよ。言ったろう。やつらはいつまでもこの世界にいたいって。綺麗事を言って、そういう奴を野放しにして犠牲者を増やすか、手を汚してでも、それを阻止するかの違いだ。手を汚さないで済めば、一番いいのだけれど、そうはいかないものなんだよ。僕がこの世界に来たのは君が見たかったからだけど、ああいうのがいるんじゃ、僕がここにいることは天の配剤だな。」

 

 「割り切れないところが少しあったけど、今ので本当に納得した。」

 

 「君だけを呼んだのは、元ベータテスター同士の意見のすり合わせだよ。どうだろう、変更があるのは結局フロアボスのそれも最後の一本のところ、だよね?第四層は少し違ったけど。」

 

 「そううだな。あっ、つまり、変更があるのは第八層、せいぜい第九層までってこと?」

 

 「それが正解だと僕は思う。まあ、第一〇層からは公開されてないというか、もともと知らないわけだから、ベータテスト時から変わってないんじゃないかな。いちいち全部変更するとは思えない。最初に作ったものがほぼ完璧、それが天才だからね。ちょこちょこ直すのは凡人のすることさ。」

 

 

 アスナSide

 

 攻略は順調に進んでいる。第五層攻略に三週間もかかったのは私も予想外だったけど、第六層から第九層まではほとんど私たち「インビクタス」だけで、攻略できてしまった。一層につき一週間弱しか、かからなかった。団長はそれでも不満そうだったけれど。ALSもDKBも申し訳程度の人数しか出せなかった。レベル差が大きすぎるので彼らも文句は言えない。まさか自分たちがレベルを上げるまで、攻略を待ってくれとは言えない。私たちは団長の指示で、迷宮区では宝箱は開けずにおき、また、余ったアイテムは二つのギルドに無償で提供したので、それほど不満は出なかった。しかし、第一〇層からはまったく、未知ということで、これまでとは全く違って団長も慎重だった。迷宮区にもすぐには手をつけない。ということで、久し振りに時間ができたので、念願の体術を習得するため、アルゴさんと今、第二層に来ている。アルゴさんは道案内、ではなく、私と一緒にこのクエストを受けるのだ。ベータテストの時、失敗したそうで、尻込みしていたのだが、私と一緒に団長から、念入りな指導を受け、これなら大丈夫、ということでゴーサインが出たのだ。

 

 「しかし、アーちゃんモ、速イナ。」

 

 「アルゴさんには負けますよ。合わせてくれてるんでしょ?」

 

 「イヤ、全力に近いヨ。ソノウチ抜カレルンジャナイカ?」

 

 「でもアルゴさん、凄く嬉しそう。」

 

 「ソリャソウサ。コノクエストを達成スルノハ、オレッチの夢ダッタカラ。」

 

 「そうじゃなくて、アルゴさんを攻略組に入れようって、団長ったら必死じゃないですか?」

 

 「ソ、ソンナンジャナイヨ。カイトさんハホラ、使エル物ハ何デモ使ウッテ人ダカラ。ソレダケノコトサ。」

 

 「あ、赫くなった。そうかなあ、団長、きっと否定しませんよ。」

 

 「嬉しそうウニ、もう!まさか、アーちゃんに誂われルなんて!アーちゃんコソ、キー坊とはモウ『アインクラッド一ノカップル』ッテ評判ダゾ。」

 

 「自分のことは棚にあげて、まだそんな噂流して!」

 

 「噂どころカ、常識ダヨ。」

 

 「もうーっ 違いますからねっ!」

 

 こんなバカな会話を女同士でしているうちに、「例の場所」に着いた。団長が言うには私は二日、アルゴさんは三日でクリアできるはず、ということだった。キリト君だけは、あてにならないぞ、なんて言ってたけど。キリト君は自分が三日かかったものだから、私に二日でクリアされるのが悔しいらしい。

 聞いてはいたけど、師匠面したNPCは全く性悪だった。私から武器を取り上げる時に体のあちこちを触られた。「この辺がまだまだじゃのう。その修行なら手を貸してやっても良いぞ。」とか言って。男性が女性NPCにいやらしいことをするとハラスメントコードが出るのに、女性がNPCにセクハラされてもコードが出ないなんて、理不尽だ。

 団長の言ったとおり、私は二日目の夕方、アルゴさんは三日目の午前中にクリアできた。私はクリアしたらあのNPCを習い覚えたその技でまず一発殴ってやろうと、それだけを楽しみに頑張ったのに、異様に身軽で、私の「閃打」は簡単に躱されてしまった。伊達に師匠とは名乗ってないのだろうけど、悔しい、もう何なのよ!あのNPC!

 団長は、キリト君を迎えに寄越した。もうっ団長ったらっ。気をきかしすぎ!キリト君はぶつぶつ言ってたけど喜んでくれた。もちろんわたしは、もっとうれしかった。

 

 キリトSide

 

 「押忍! 押忍! 押忍!」

 

 第七層にきてからここまでずっと、毎日早朝二時間、体術の稽古をしている、というかさせられている。俺はすぐにでもゲームやアニメで見た「三角跳び」みたいなスゴ技を教えてもらえると思っていたが、そういう派手な技は互角以上の相手にはまず出せないし、モンスターを相手にするのに剣以外にそんなのは要らないってカイトは言う。シャルにはなんでも教えるくせに。やらされているのは、もっぱら「震脚」(しんきゃく)という打つ瞬間の踏み込み、それから「閃打」、「エンブレイザー」の3つだけだ。その3つをカイトが見て、十分と認められれば肘打ちを教えてくれるそうだ。必殺技への道は遠い。

 だが、カイトに言わせると、基本中の基本である「閃打」でもリアルでは、十分必殺技になるそうだ。ただ、「そんな必要はないだろうが、人間の最強者と戦う時のために、究極の必殺技を一つだけ教えてやる」と言ってくれた。その練習ができるのは、早くても第五〇層を過ぎてからということ。リアルではそれこそ、一つでも極めるのはそれこそ10年単位らしい。この単調でしんどい練習を続けられるのには、理由がある。体術の修行が剣技に役立つのだ。基本、と言ってもカイトの「型」は完璧だ。SAOのシステムは、かなり型が崩れていてもスキルのモーションとして、認知してくれるから、かなりの威力があるのだが、そこまでは誰がやっても同じだ。カイトのあのチートすぎる体術の威力の秘密は、踏み込みの強さ、鋭さにある。アバターの体でさえ、その違いははっきり出る。リアルでは思い切り踏み込んだところで、足跡なんかつかない俺でも、この頃は地面が少し抉れるまでになっている。これがソードスキルの威力もブーストしてくれるのだ。

 

 「まだまだ踏み込みが甘い!そんなんじゃあ、女性軍が帰ってきて稽古を積んだら、すぐに抜かれちまうぞ!」

 

 「板とか岩は反撃してこないんだ。割ってあたりまえだぞ!何、ドヤ顔してる!」

 

 毎日ではないけれど、カイトが見てくれる。カイトに言わせると「少しましになった程度」らしい。「強くなったんじゃなくて、前がいかに弱っちかったかってこと」だって。時々デュエルもしてくれるが、本気でやられると、合気道の技で、ソードスキルなんか放つ暇がない。その他の攻撃は寸止めしてくれるけど、とても躱しきれない。 レベル差はそこまでないけれど、カイトにかかると、ソードスキルも何もなく、レベルだって関係ないって感じ。いつもやった後は落ち込むが、「いや、ちゃんと強くなってるさ。段々やりにくくなってきたよ。」カイトは、笑ってそう言ってくれるが。カイトが忙しい時は、愛弟子のシャルが相手をしてくれる。彼だと何本か入るがレベルはほとんど同じなのに、やっぱり勝てない。言い訳になるけど、あいつはいくら美少年と言っても、あまりにも可愛すぎる。リアルだったら、いるだけでもう、トップアイドルだろう。やりにくいのは確かだ。カイトはシステムをまるであてにしていない。だから弟子のシャルもこんなに強いんだ。

 カイトはアスナとアルゴにあのクエストのクリア方法を念入りに教えただけじゃなく、アスナには部隊の指揮等について指導し、アルゴには「投剣」まで教えている。チャクラム系の武器がドロップしたら、どうせ、カイトにやるのだが、もう一つ欲しいのはどうやらアルゴが使うのらしい。そうか、シャルはあれがなくたって十分戦える。だから、アルゴに、なのか。

 カイトにとってはこの世界は全然「余裕」なんだろうけど、俺もアスナも、そしてアルゴや他の連中ももうこの世界に閉じ込められているという感じではない。そこまでは口に出していえないけど、正直「楽しい」こともあるし、あの日ログインしてしまったことを少なくとも俺は今、後悔はしていない。

 カイトにアスナを迎えに行けと、言われた。「君はアスナ副団長付きなんだから、これは任務だ。」とか言っちゃって。俺は嬉しいのを隠すのが、大変だった。何かカイトに遊ばれてるような気がするけどまあいいや。

 

 新たなライバル?

 

 アスナが帰ってきて本格的に迷宮攻略が始まった。慎重に構えていた俺たちだったが、始めてみると思ったほど相手は手強くはなかった。DKBもALSも最前線であるこの層にはほんの数人しか来れない。攻略戦に参加できるのもその程度だろう。レベルが追いつかないのだ。ところが、この層に来て突如、新たにハイレベルのギルドが現れた。その名は「血盟騎士団」マスターの名はヒースクリフという男だ。一度だけ会ったが、大人の話し方という点ではカイトと共通している。ただ、カイトは俺たちのような子供と話をする時は合わせてくれるが、ヒースクリフは自分のところの団員に対しても口調も態度も同じだ。こいつの印象はぶっちゃけ、「えらそーで気に食わない」だった。カイトでさえ、この男の正体は見当もつかないようだった。

 まず、レベルが異様に高い。いきなり最前線に出てきたくせに23もある。迷宮攻略時には25でボス戦最低ラインどころかクラインに近い。他のベンバー5人も軒並み20は超えていた。もっとも、このうち、3人はALSとDKBからそれぞれ引き抜いた連中だ。どうやらこの引き抜きはずっと続けているようだ。カイトとシャル、アルゴがいろいろ調べているが、未だにヒースクリフのここまでの足跡が全く不明だ。カイトは「調べてもわからないということが一つの答なのかもしれない。」などと言っている。何か感づいてはいるようだ。

 さて、第一〇層からは全くの未知ということで、偵察戦が行われることになった。その担当はたった6人。カイトには初見であろうが、どんな攻撃も絶対に当たらない。シャルも回復が間に合わないようなダメージは絶対に食わない。アルゴにはチャクラムを持たせるので距離的にまず安全。3人とも、敏捷値と隠蔽スキル極上げである。究極の「ステルストリオ」なのだ。逃げるのにまず心配はいらない。ギルドでは「影の軍団」と言われている。この3人に加えて、俺とアスナ、クラインだ。このメンバーだと、実はその辺のボスなら倒せる。だがわざと倒さない。理由はまず、「最後の一本」が危険なこと。これはベータ版から変更がなくても言えることだ。さらにこれが真の理由だが、偵察戦をレベル上げに使うのだ。ボス相手だと効率が全然違う。わざと倒さないで何回かやりたいくらいだ。

 

 攻略は予定通り、あっけなく終わった。目立ったのは俺やアスナではなく、今回初参加組である。まず、アルゴ。いくらシステムの援護があるからと言って、チャクラムのあのクリティカル率は異常だ。なんと8割以上。よほどみっちりとクリスが投剣を仕込んだのだろう。もともと投剣はソードスキルもそんなにないのだが、その分、熟練度を簡単に上げられる。それにしても、である。さらにヒースクリフ。俺は盾をここまで見事に使うプレイヤーを見たことがない。この男の防御力はエギルたち4人全部足したのに匹敵するくらいだった。どうやってここまで熟練度を上げたのか?それに問題はあの盾だ。もちろん、店売りなどではないが、俺たちがいて、わざと残した宝箱等もALSやDKBが争うように、開けているはずなのに、一体どこで手に入れたのか。ヒースクリフでさえ、俺たちトップフォーにはまだ差があるものの、突然、新たなライバルが現れたと言えそうだった。LAボーナスは俺でもアスナでもなくカイトが取った。ゲーマーとしての欲などない、と言っていたが、「アスナに取らせろ」と言われない限り、当然俺は狙う。取ったとしても自分に不要なら、ギルドにあるいは他のところに流すのに文句は言わないのだが、その場合は一応俺から、アイテムを取り上げなくてはならない。それを面倒に思ったらしく、このところ、しばしばおん自ら取りにくるようになった。本気で取りにこられると、俺はまず取れない。でも緩めてもらって、取らせてもらうというのも悔しい。必ずいつか出し抜いてやる。  

                                                                            続く

                                  




 カイトは当初、インビクタスだけで行けるところまで、突っ走る予定でした。ヒースクリフの登場で、それが、少し難しくなります。
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