バカともう一人の天才   作:reg44ki

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この作品は、もともとあった「バカともう一人の天才」のリメイク(?)版です。
今までコメントしてくれたり、お気に入りに登録してくれた人、本当にすみませんでした。
間違えてもともとの作品ごと消してしまいました。また受験の方も一段落着きそうなので、
少しずつ投稿できる回数を増やしていきますので、これからもコメント及びお気に入り登録お願いします。


本編
第1話 バカと事故とプロローグ


     キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

「よし、今日はここまで、必ず家で復習するように」

授業終了のチャイムと同時に鉄人が言った。

「く~っ、やっと終わった~、さぁて今日は何しようかなぁ」

僕が背伸びをしながら何気ない独り言をいっていると

「吉井、お前には書類の整理の手伝いをしてもらうから後で職員室に来るように」

「のぉ~~~~~っ!!」

鉄人が笑顔で僕の地獄行きを告げた。

 

 

「ちぇっ、鉄人ったら人使いが荒いんだからなぁ」

手伝いの途中で召喚獣がこけて点数が0になってしまい、そのまま鉄人の鬼の補習を受けた。

 

 ポツポツポツ・・・

 

「・・・? ・・あっ雨!?やばい傘持ってないよ!?」

   

 ザーッザーッ

   

雨が更にひどくなってきた。

「くそっ、前が見えない」

鞄を頭の上にのせて走っていると、

「早く帰んないとママに叱られちゃう!」

突然子供が僕の前を横切った。

「わっ!?」

僕が驚いて子供を見ているとその子供が持っている黄色い傘を

照らす2つのライトが僕の後ろから迫ってきていた。

「・・・ッ!!」

僕は車道に飛び出した。

子供を引っ張り車道の外へ、かわりに僕が車道のど真ん中に、

 

 

 「ドンッ」

 

今まで雨の音しかしなかった道一面に鈍くて、低い音が鳴り響いた。

  

   

「きっ、君大丈夫か!?」

車の運転手であろう人物が僕に話しかけてきた。

「大丈夫です。ちょっとかすった程度なんで」

「しかしそんなに怪我しているじゃないか、一応病院に」

確かにいたるところにすり傷や打撲の跡がある。雨が傷口にしみて痛むのが分かる。

「避けたとき、ちょっと転んだだけなので」

「しかし・・・」

「本当に大丈夫ですから」

それを聞いて安心したのか、車の運転手は一言謝って帰った。

そして、僕は雨が降り続いている道で一人でたっていた。

「・・・・・・・」

 

 

 

「僕は・・・、誰・・、だ?」

 

最初に気がついたとき、僕は自分が誰か分からなかった。

でも記憶が無くなっているわけではなかった、僕は「吉井明久」だということはわかっていた。

ただ・・・僕は「吉井明久」の記憶が僕のモノとは思えなかった。

「・・・・・・」

僕は黙って帰路についた。

僕は迷っていた。

この「吉井明久」の記憶と比べると、今の僕は明らかに理解力が高かった。要するに頭がいい。

そのためか今後のことばかりに頭がいってしまう。僕は、今までの吉井明久ではないことを皆に伝えるか。

それとも吉井明久になりきるか。それは早いうちに結論が出た。

「ただいま~」

吉井明久になりきろう。そう思いながら僕は家の扉を開けた。

「まずは・・・、お風呂かな?」

僕は、籠に雨で濡れた服を乱雑に入れ、お風呂場に向かった。  

   

僕は湯船に浸かっていた。

「ふぅ~、今月はガス代払ってあって良かった~」

「・・・・・・・」

「『吉井明久になりきろう』かぁ・・・」

僕がこんなことを思ったのは、吉井明久の尊厳を守るためでも、周りの人に迷惑を掛けたくないからでもない。

 

ただ・・・・ただ怖かった。

僕は、いきなり出てきた吉井明久の病気だと思われるんじゃないか・・・

僕の存在が否定されるんじゃないか・・・・そう思うととても怖くなった。

「まぁ、少しぐらいいいよね・・生活費ぐらい確保しなきゃ」

僕は無理やり笑ってみせた。

 

「ふぅ~、いい湯だった~」

僕はお風呂から上がって冷蔵庫の中身を見た。

「分かっていてもひどいなぁ」

寂しい冷蔵庫の中身を見て僕は嘆いた。

そして水だけ飲んでベッドに向かった。

 




本当にすいませんでした。
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