コメントよろしくお願いします。
「やっほー」
彼・・・いや彼女がいた。
「なんで君がいるの?ユウ君」
今日夢で見た彼、僕らの親友だった日向優希。きっと彼女は彼と同一人物だろう。探りも兼ねて昔の呼び方で訪ねてみた。さて、どうでる?
「・・・・・?」
反応がない。というよりはきょとんとしている。予想が外れたのかな?
「・・・・嬉しい」
「?」
「覚えててくれたんだ、アキ君!」
そういうなり僕に飛びついてきた。
「もう僕のことなんか忘れたのかと思ったよ」
やはり同一人物のようだ。でも紛らわしい真似するなぁ。
「でもユウ君は・・・」
いろいろと聞きたいことがあったが、どうしても言葉を発することができない。
「でも・・・どうして?」
やっと言葉を出せたが、これでは伝わらないだろう。
「うん。いいよ」
それでも彼女は何を言いたいか察したようで話し出してくれた。
「スリーサイズは上から・・・」
「そんなこと聞いてないからね!?」
なんていうことを言い出したんだ!
「僕が聞きたいのは、どうして・・・」
やはり、言葉が紡げない。
「どうして僕が女の子になってここにいるか・・・でしょ?」
どうやら伝わったようだ。というよりは元から分かっていたが、話したくなかったかのように見えた。僕もそれは分かっていた。この話はたぶん本人も辛い話になるだろう。
「でも、僕のことを思い出したってことは、あの事故のことも思い出したってことでしょ?」
「うん」
「そして僕が引っ越したのも」
「うん。大きな病院のあるところに行ったんでしょ?」
「実は僕はそこで死んだんだ」
「えっ?」
知らなかった。ただ危ない状態だということしか聞いてなかったから。
「まだ僕が死ぬ前にある夢を見たんだ。そこでまるで神様のような人(?)にあったんだ。その神様みたいなのに言われたんだ。『また友達に会いたいか』って」
『えっ?』
『もうお前は長くない、いずれ死ぬだろう』
『どいういうこと?』
『簡単に言えば、生き返りたいか?』
『なんで?』
『実はな、もともとお前は死ぬ予定だったのだが、まだ若すぎるのと、強い未練があるからだ』
未練?この世に未練なんて・・・。そう思ってるとある2人の顔が浮かび上がってきた。
『実はその二人のせいでお前の死期がずれたんだよ』
『というと?』
『あの2人が迅速な対応をしたせいで、というかおかげでお前は予定よりも長く生きてしまった。』
『死期がずれるとなにか困るのか?』
『色々と・・・な。だからお前には生き返ってもらわないといけないんだ。』
『このままじゃだめなのか?生き返らないといけないって』
『そうだ。できればそのままがいいんだが死んだ事実を覆すことはできない』
『あ、死ぬのは決定事項なんだ』
『だからお前には第二の人生を歩んでもらいたい。ただでとは言わん。こっちの都合だからな、ひとつだけ望みを叶えてやる。』
『望み・・・』
『あと、人数上の関係でお前は女になるが、いいな?』
『は?ちょっとふざけんなよ、じゃあ願いは男として生まれ変わる』
『それだけは出来ない』
『ええ~』
『じゃあ、記憶ってどうなるんだ?』
『一応記憶は残してやるつもりだが』
『じゃあ俺の望みは・・・』
「ええ~!?教えてよ」
「だ~め。いつかわかるよ」
「ちぇっ。意地悪なんだから。そういうとこ変わんないね」
「まあね」
最近僕の顔から消えていた本当の笑顔が僕の顔に戻っていた。
「そういえば僕のクラス明日試召戦争やるみたいだよ?相手のクラス代表がいなかったらしいけど」
「へ、へ~・・・」
「あ、今日はもう帰んなよ。もう遅いから」
「え~。別にいいじゃん」
「例えユウ君でも男と女が一つ屋根の下で夜を一緒に、なんてしたら姉さんに殺されちゃうよ」
「ああ、アキ君のお姉さん厳しいもんね。うん、じゃ帰るね。バイバイ」
「うん。あ、送ってこうか?」
「大丈夫。家となりだから」
「あ、そうなんだ。バイバイ・・・って、ええええ!?」
「じゃあねー」
そう言ってユウ君は帰っていった。Aクラスに入れて良かった。Fクラスのモテない連中に知られたらきっと紐なしバンジーとか言い出しそうだからね。
「明日の試召戦争のためにも、勉強するかな」
そう言って僕は勉強を始めた。
☆
「いいか、お前ら。今から俺たちはAクラスに宣戦布告をする」
「え?いきなりAクラスに?」
「勝てっこないさ」
「いいや勝算ならある」
「まずは姫路だ」
「おお、姫路さんがいたか!」「彼女は学年次席並みの学力があるって噂だからな!」「姫路さん結婚しよう!」
誰だ、瑞希に熱烈ラブコールをしてる奴は。
「それにムッツリーニ、島田、それに俺も全力を尽くす」
「ムッツリーニってあの!?」「坂本って昔神童って呼ばれてたんだろ?」「島田さん結婚しよー!」
声が同じだな。
「それに日向、だったっけか?」
「え?そうだけど?」
「お前にも期待してるからな?」
「日向って強いのか?」「転校生だから点数がよくわからないからな、もしかしたら・・・」「日向さん結婚しましょー!」
悲しいな、クラスメイトが亡くなるってのは。
「それに吉井明久だっている」
「そんな奴いたか?」「誰だ?」「昨日はいなかったぞ?」
みんなの反応が正しい。アキ君は学校にはいたけど、Fクラスには来なかった。
「あいつは昨日早退したらしい」
早退はしてないけど。
「いいか?あいつは観察処分者だ」
「「な、なんだってーー!!」」
「よし、とりあえず明久。宣戦布告に行って来い」
・・・し~ん。
「今日もあいつはいないのか(イラ」
代表がイライラしている。
「仕方ない、俺が行ってくる。島田、ムッツリーニ、姫路、日向。お前らもついて来い」
「いいかAクラスの生徒!俺たちFクラスはお前らに宣戦布告をする!」
「あら?また来たの?」
「当たり前だ。で、代表は?」
「生憎だけど、いないわ。アタシはその代わり」
「俺たちは5VS5の一騎打ちを提案する」
「いいわよ」
「あれ?意外とあっさりいったな」
「代表に何を言われても承諾しろって言われたのよ」
「そうか、じゃあ開戦は午後1時からだ」
「分かったわ」
「負けても文句言うなよ?」
「そっちこそ、何があっても負け惜しみなんて言わないことね」
☆
「どういうことよ?坂本」
この質問は妥当だろう。僕だって気になる。
「どうもこうもあの言葉の通りだ」
「5人って誰が出るんですか?」
「本当は明久を入れるつもりだったがいねぇみたいだしな。俺と姫路、ムッツリーニ、島田、それに日向、お前らで行く」
僕も出られるんだ。
「日向は少し不確定要素があるからな、召喚獣の使い方も慣れてないから出したくはなかったんだが」
アキ君がいないのが相当イライラするらしい。
「あとお前らの得意教科を教えてくれ」
「ウチは数学かしら」
「・・・保健体育」
「私はなんでも苦手ではありませんが・・・」
「え~っと、僕は理科、かな」
「その中では?」
代表が聞き返してくる。
「特になにも、全般かな?」
「そうか。じゃあ、その強化を重点的にテストをしておけ」
テストってのは補充テストのことかな?それだけ言って代表はクラスに戻り、僕たちは補充テストを受けに行った。
自分では相当の出来だったかな。なかなかよかったと思う。
「じゃあ、行くぞ」
「え?どこに?」
「屋上だ、作戦会議するぞ」
「ごめん、屋上にはいけない」
「どうしてだ?」
「どうしても」
「でも、ここで聞かれるとな・・・。まあいい、どうせ大した話じゃなかったしな」
聞かれたくない話が大した話じゃないはずがない。
時計が12:45を指していた。もうそろそろ開戦だ。
「では今から、Fクラス対Aクラスの試召戦争を始めます」
こうして僕らの戦いの火蓋が切って落とされた。
次回、後書きに「日向優希(ユキ)」の詳細を書こうと思います。
あんなことやこんなことまで書くつもりなので、楽しみにしてください。
ちなみに現役中学生なので高校生の問題とか一切分からないので、問題書く場合は、簡単な高校生の問題や、中学の問題を書きます。ちなみにD.Bクラスとの戦争を飛ばしたのに深い理由はありません。ただ明久がいない2クラスとの戦争に意味はあるのかと思いまして。