バカともう一人の天才   作:reg44ki

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ついに試召戦争です。秀吉空気です。

コメントよろしくお願いします。


第6話 誤解と理由と試召戦争

「やっほー」

彼・・・いや彼女がいた。

「なんで君がいるの?ユウ君」

今日夢で見た彼、僕らの親友だった日向優希。きっと彼女は彼と同一人物だろう。探りも兼ねて昔の呼び方で訪ねてみた。さて、どうでる?

「・・・・・?」

反応がない。というよりはきょとんとしている。予想が外れたのかな?

「・・・・嬉しい」

「?」

「覚えててくれたんだ、アキ君!」

そういうなり僕に飛びついてきた。

「もう僕のことなんか忘れたのかと思ったよ」

やはり同一人物のようだ。でも紛らわしい真似するなぁ。

「でもユウ君は・・・」

いろいろと聞きたいことがあったが、どうしても言葉を発することができない。

「でも・・・どうして?」

やっと言葉を出せたが、これでは伝わらないだろう。

「うん。いいよ」

それでも彼女は何を言いたいか察したようで話し出してくれた。

「スリーサイズは上から・・・」

「そんなこと聞いてないからね!?」

なんていうことを言い出したんだ!

「僕が聞きたいのは、どうして・・・」

やはり、言葉が紡げない。

「どうして僕が女の子になってここにいるか・・・でしょ?」

どうやら伝わったようだ。というよりは元から分かっていたが、話したくなかったかのように見えた。僕もそれは分かっていた。この話はたぶん本人も辛い話になるだろう。

「でも、僕のことを思い出したってことは、あの事故のことも思い出したってことでしょ?」

「うん」

「そして僕が引っ越したのも」

「うん。大きな病院のあるところに行ったんでしょ?」

「実は僕はそこで死んだんだ」

「えっ?」

知らなかった。ただ危ない状態だということしか聞いてなかったから。

「まだ僕が死ぬ前にある夢を見たんだ。そこでまるで神様のような人(?)にあったんだ。その神様みたいなのに言われたんだ。『また友達に会いたいか』って」

『えっ?』

『もうお前は長くない、いずれ死ぬだろう』

『どいういうこと?』

『簡単に言えば、生き返りたいか?』

『なんで?』

『実はな、もともとお前は死ぬ予定だったのだが、まだ若すぎるのと、強い未練があるからだ』

未練?この世に未練なんて・・・。そう思ってるとある2人の顔が浮かび上がってきた。

『実はその二人のせいでお前の死期がずれたんだよ』

『というと?』

『あの2人が迅速な対応をしたせいで、というかおかげでお前は予定よりも長く生きてしまった。』

『死期がずれるとなにか困るのか?』

『色々と・・・な。だからお前には生き返ってもらわないといけないんだ。』

『このままじゃだめなのか?生き返らないといけないって』

『そうだ。できればそのままがいいんだが死んだ事実を覆すことはできない』

『あ、死ぬのは決定事項なんだ』

『だからお前には第二の人生を歩んでもらいたい。ただでとは言わん。こっちの都合だからな、ひとつだけ望みを叶えてやる。』

『望み・・・』

『あと、人数上の関係でお前は女になるが、いいな?』

『は?ちょっとふざけんなよ、じゃあ願いは男として生まれ変わる』

『それだけは出来ない』

『ええ~』

『じゃあ、記憶ってどうなるんだ?』

『一応記憶は残してやるつもりだが』

『じゃあ俺の望みは・・・』

 

「ええ~!?教えてよ」

「だ~め。いつかわかるよ」

「ちぇっ。意地悪なんだから。そういうとこ変わんないね」

「まあね」

最近僕の顔から消えていた本当の笑顔が僕の顔に戻っていた。

 

「そういえば僕のクラス明日試召戦争やるみたいだよ?相手のクラス代表がいなかったらしいけど」

「へ、へ~・・・」

「あ、今日はもう帰んなよ。もう遅いから」

「え~。別にいいじゃん」

「例えユウ君でも男と女が一つ屋根の下で夜を一緒に、なんてしたら姉さんに殺されちゃうよ」

「ああ、アキ君のお姉さん厳しいもんね。うん、じゃ帰るね。バイバイ」

「うん。あ、送ってこうか?」

「大丈夫。家となりだから」

「あ、そうなんだ。バイバイ・・・って、ええええ!?」

「じゃあねー」

そう言ってユウ君は帰っていった。Aクラスに入れて良かった。Fクラスのモテない連中に知られたらきっと紐なしバンジーとか言い出しそうだからね。

「明日の試召戦争のためにも、勉強するかな」

そう言って僕は勉強を始めた。

 

 

「いいか、お前ら。今から俺たちはAクラスに宣戦布告をする」

「え?いきなりAクラスに?」

「勝てっこないさ」

「いいや勝算ならある」

「まずは姫路だ」

「おお、姫路さんがいたか!」「彼女は学年次席並みの学力があるって噂だからな!」「姫路さん結婚しよう!」

誰だ、瑞希に熱烈ラブコールをしてる奴は。

「それにムッツリーニ、島田、それに俺も全力を尽くす」

「ムッツリーニってあの!?」「坂本って昔神童って呼ばれてたんだろ?」「島田さん結婚しよー!」

声が同じだな。

「それに日向、だったっけか?」

「え?そうだけど?」

「お前にも期待してるからな?」

「日向って強いのか?」「転校生だから点数がよくわからないからな、もしかしたら・・・」「日向さん結婚しましょー!」

悲しいな、クラスメイトが亡くなるってのは。

「それに吉井明久だっている」

「そんな奴いたか?」「誰だ?」「昨日はいなかったぞ?」

みんなの反応が正しい。アキ君は学校にはいたけど、Fクラスには来なかった。

「あいつは昨日早退したらしい」

早退はしてないけど。

「いいか?あいつは観察処分者だ」

「「な、なんだってーー!!」」

「よし、とりあえず明久。宣戦布告に行って来い」

・・・し~ん。

「今日もあいつはいないのか(イラ」

代表がイライラしている。

「仕方ない、俺が行ってくる。島田、ムッツリーニ、姫路、日向。お前らもついて来い」

 

「いいかAクラスの生徒!俺たちFクラスはお前らに宣戦布告をする!」

「あら?また来たの?」

「当たり前だ。で、代表は?」

「生憎だけど、いないわ。アタシはその代わり」

「俺たちは5VS5の一騎打ちを提案する」

「いいわよ」

「あれ?意外とあっさりいったな」

「代表に何を言われても承諾しろって言われたのよ」

「そうか、じゃあ開戦は午後1時からだ」

「分かったわ」

「負けても文句言うなよ?」

「そっちこそ、何があっても負け惜しみなんて言わないことね」

 

 

「どういうことよ?坂本」

この質問は妥当だろう。僕だって気になる。

「どうもこうもあの言葉の通りだ」

「5人って誰が出るんですか?」

「本当は明久を入れるつもりだったがいねぇみたいだしな。俺と姫路、ムッツリーニ、島田、それに日向、お前らで行く」

僕も出られるんだ。

「日向は少し不確定要素があるからな、召喚獣の使い方も慣れてないから出したくはなかったんだが」

アキ君がいないのが相当イライラするらしい。

「あとお前らの得意教科を教えてくれ」

「ウチは数学かしら」

「・・・保健体育」

「私はなんでも苦手ではありませんが・・・」

「え~っと、僕は理科、かな」

「その中では?」

代表が聞き返してくる。

「特になにも、全般かな?」

「そうか。じゃあ、その強化を重点的にテストをしておけ」

テストってのは補充テストのことかな?それだけ言って代表はクラスに戻り、僕たちは補充テストを受けに行った。

 

自分では相当の出来だったかな。なかなかよかったと思う。

「じゃあ、行くぞ」

「え?どこに?」

「屋上だ、作戦会議するぞ」

「ごめん、屋上にはいけない」

「どうしてだ?」

「どうしても」

「でも、ここで聞かれるとな・・・。まあいい、どうせ大した話じゃなかったしな」

聞かれたくない話が大した話じゃないはずがない。

時計が12:45を指していた。もうそろそろ開戦だ。

 

 

 

「では今から、Fクラス対Aクラスの試召戦争を始めます」

こうして僕らの戦いの火蓋が切って落とされた。

 




次回、後書きに「日向優希(ユキ)」の詳細を書こうと思います。
あんなことやこんなことまで書くつもりなので、楽しみにしてください。
ちなみに現役中学生なので高校生の問題とか一切分からないので、問題書く場合は、簡単な高校生の問題や、中学の問題を書きます。ちなみにD.Bクラスとの戦争を飛ばしたのに深い理由はありません。ただ明久がいない2クラスとの戦争に意味はあるのかと思いまして。
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