「では次峰の方、お願いします」
「…………俺が行く」
そう言って前に出たのはムッツリーニこと土屋康太。何があってもエロには妥協せず、ムッツリ商会も営んでいる。
「じゃあ、ボクが行こうかな」
Aクラスからは工藤さんが出た。確か転入生で、得意科目とかは分からないんだよね。
「では、教科の選択を」
「…………保健体育」
「君、ムッツリーニくん、だっけ?『土屋康太』相当保健体育が得意みたいだね」
「・・・・・」
無視された!さりげなく自分の名前を言ったのに無視された!ムッツリーニはあのあだ名、あまり言われたくないみたいだね。
「でもボクも得意なんだよね~保健体育。しかも君と違って・・・実技でね♪」
なんという問題発言。
「…………ふっ、舐めるな。俺にだって実技のスキルぐらいある」
こちらもなんという問題発言。
「言うねぇ、ムッツリーニ君『土屋康太』じゃあこれならどう?」
また無視された!
「えいっ!(ピラッ」
「…………卑怯な!(ブシャアアアアア!」
ムッツリーニー!致死量の鼻血が!
「…………これは寝不足」
こんな時にまで言い訳するなんて・・・。しかも誰も聞いてないよ・・・。だってー
「工藤さーーーん!」「もう一回!ワンモアプリーズ」「工藤さん結婚しましょーー!」
ほら、この通り。
「「(…………)試獣召喚(サモン)!!」」
二人の足下から・・・、ってこれはもうやったっけ?
工藤さんはセーラー服に
「なんだ!あのでっかい斧は!?」
体の二倍以上もある大きな斧を持っていた。それに対しムッツリーニは・・・いない!?
「キャア!」
この声は工藤さん?一体何があったんだ?工藤さんの召喚獣が倒れている。もうムッツリーニの召喚獣は攻撃を?
「…………くっ、やっぱり召喚獣にもスパッツが」
ん?スパッツ?
「いや~、驚いたよ、いきなりスカートめくってくるんだもん」
ムッツリーニ、それ犯罪だから。それで召喚獣が反応してただけか。
保健体育
Aクラス 工藤愛子 VS Fクラス 土屋康太
446 572
二人とも高い!
「それじゃ、バイバイ、ムッツリーニ君(ポゥ」
工藤さんの腕輪が光り、斧からバチバチと電気が流れ出す。これを喰らったら、ひとたまりもないぞ、どうする?ムッツリーニ!
「…………加速」
「え?」
「…………加速、終了」
保健体育
Aクラス 工藤愛子 VS Fクラス 土屋康太
戦死 545
一瞬のことでよく分からなかったけど、すね、膝、胴、首、頭にそれぞれ二回ずつの計8回の攻撃を加えている!
「そんなボクが負けるなんて・・・」
「…………自惚れるな、だがお前は俺が戦った中で一番強かった。それだけは誇るべきところだ(スッ」
その場にへたり込んでいる工藤さんに、ムッツリーニが手を差し伸べる。
「ありがとう」
工藤さんが顔を赤くしながらムッツリーニの手を取る。
「…………(ポタポタ」
ムッツリーニも鼻から鮮血するのを必死に耐えている。
「…………(ブシャアアアア」
あ、ダメだったみたい。工藤さんがムッツリーニを抱えて保健室に向かう。工藤さんが「保健室に行く?」と聞いたら、さらに鮮血してたけど、まぁいいか。
これで、二回戦も終了、と・・・
「尺足りなくない!?」