緋弾使い士道のデート・ア・ライブ   作:秋ピザ

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えー、今回ちょっと1巻をサクッと終わらせる為にフラクシナス脱出を省きました。
あと、今回の最後に大事なお知らせがあります。










大事なお知らせがあります。
本当に大事な事だから二回言った。


災厄の精霊と更なる力
悩む士道と殺されたがりの精霊


俺は街の中を、何か意味があるわけでもなく、ただただ無意味に歩き回っていた。

琴里の事もなんとかケリを付けないといけないし、俺自身の事も何か新たな情報を見付けておかないといけない。

だが………今は何も考えられない。

これまで精神を揺さぶる様な事なんていくらでもあって、そのどれにも対処出来ていたと言うのに………今回はなんともならない。

これがバレてしまったら政府やASTは琴里を殺そうとするだろうから、誰一人として頼れない。

いや、頼る事が出来る奴も居る………だが、そいつを頼ればいずれ琴里を利用しようとするだろう。だからアイツは頼れない。

 

だから………俺一人でどうにかするしかない。

大丈夫だ、これまでずっと…一人で何千何百という命を奪って来たじゃないか。俺自身にそう言い聞かせる。

「そこの君!今何時だと思って…」

 

「黙れ…」

 

「ッ……!」

 

ずっと考え事をしていたからか、何者かに接近されていた様だ。

だから速やかに対処しよう。

念のため銃に手を伸ばし、脅しをかける。

本物の殺気を向けてやれば、普通の奴ならすぐに意識を奪える。

だからこれで終わる…筈だった。

「君はあのときの………」

 

「何を言っている」

 

「いや、君が覚えていないことを覚えているだけだよ。ただ、私について自己紹介するなら…君に昔救われてまた呪われただけの“精霊”さ」

 

精霊………そうか、道理で殺気を向けられて平然としているわけか。

精霊なら現れただけで敵意の対象となり、常に殺気に当てられる。

慣れる訳だよ。

………ただ、精霊だと言うならコイツは何者なのか。

一応あの資料は読んだが、アレには俺と琴里、【プリンセス】【ハーミット】【ナイトメア】【ベルセルク】【ディーヴァ】【ウィッチ】のデータがあったが、コイツの容姿からして既に見付かっている精霊では【ディーヴァ】が怪しいが…違う気がする。

あくまで直感なのでそれだけで判断するわけには行かないが、1つの可能性としてコイツが新たな精霊だと考えておいても良いだろう。

「だから………また私を救って………殺しておくれよ」

 

!?

何言ってやがる……誘いか?それとも本気か?

どちらにせよ、ここで殺しておけば精霊を減らせる…だが、コイツは俺が覚えていないことを覚えていると言った。

殺すには惜しい。

「俺はお前をタダで殺す気は無いぞ?」

 

「それなら対価として…君が欲しがっている全ての情報を、私が知る限り教えようじゃないか」

 

そう言ったあと、謎の精霊………名前は分からんから仮称【アンノウン】は『死人に口無しと言うし、秘密なんて人に教えた方が楽しいからね』と続けた。

一体なんなんだコイツ………考えが読めん。

自分を殺せと依頼する奴は初めてだし、そのために支払う対価を………それこそ政府にでも売れば数億してもおかしくないと推測出来る情報で支払おうとする。

 

それに、何故自分を殺せと言うのか。

例え精霊でも、自分自身が使う武器………天使で自分を攻撃すれば死ねるだろう。もしかしたら天使がたまたま攻撃に転用出来ないタイプなだけかも知れないが。

それに、精霊であるコイツが死にたいのなら、極論俺が一番頼りたくない知り合いの部下の奴の目の前に出てやれば殺してくれるだろう。嬉々として。

「あぁ、今何故私が君に私を殺してくれと頼んだか知りたいと思ったね?理由は1つだよ。君以外に殺されたくないのさ」

 

「何故………俺に殺されようとする。何故俺に殺されたいんだ」

 

「フフフ………それは君が、いつか自分で知らなきゃいけない事さ。まぁヒントはあげよう………影と緋には深い繋がりがあるんだよ」

 

影と緋………影は分からんが、緋は俺である可能性が高い。

なら影は…誰なのか。

「さて…長話も面倒だよね」

 

「そうだな」

 

「だと思って私はすでに君が知りたい事を全部一冊のノートにまとめてある」

 

アンノウンはそう言って俺に一冊の白いノートを見せびらかす。

そしてそれを開き、中身があることを伝える。

俺はそれを確認すると、懐から銃を抜き、アンノウンに突き付ける。

「さて…最期に2つの質問だ。お前は何故自殺せず俺に依頼した?」

 

「………それは私の天使を見てくれた方が早いね…【神忌邪業(ルシファー)】」

 

アンノウンは俺の問いに対して、天使を召喚することで答えを示そうとする。

 

神忌邪業。それがこの天使の名前。

七大罪の1つ、傲慢の悪魔としての一面と、天使としての一面を合わせ持つルシファーが示す通り、その姿は神々しくも邪悪、まるで同時に存在し得ない2つの何かが同時に存在しているかの様な姿で、常に何か白い鱗粉を撒き散らしている。

「これが私の天使さ……ただ存在するだけで世界を滅ぼす可能性を持ち、所持する精霊……私の命を世界に縛り続ける呪い」

 

アンノウンはそう語り、天使を消す。

存在するだけで世界を滅ぼす可能性を持ち、自分を殺させない天使………か。

道理で俺に依頼する訳だ。

何故知ったのかは分からないが、俺の持つ天弾には【あらゆる運動を鎮静化させる】【全てに置いて均衡を作り、それを維持させる】【例え何であろうと破壊する】3つの能力がある。

それを全て使えば、護りを天弾で無理矢理押し止め、その状態をニュートラルとして均衡を作りそれを維持、そして最後の天弾で命を奪える。

 

だが………いや、これを考えるのは止そう。俺の考える事じゃない。

俺はただ、報酬分の働きをするまでだ。

「それじゃ、ノートを渡してもらおう。精霊は死ぬとき死体ごと持っていた物が消滅するとかだと困るからな」

 

「良いよ。ほら」

 

俺はアンノウンからノートを受け取り、それをポケットにしまう。

そして………二丁のレッドホークに合計三発の弾丸を籠める。

そして腕を振り抜き、まず鎮静の天弾【雨】を撃ち込む。

この天弾を脅威と感じ取ったのか、神忌邪業は自動で現れそれを防ぐ。

だが天弾が持つ鎮静の力によりその動きは止まる。

そこで素早く二発目、調和の天弾にして俺が最初に造り出した天弾【大空】を撃ち込み、神忌邪業が完全に無効化されている現在の状態をニュートラルと誤認させる。

 

そして………………

 

 




大事なお知らせ

この度、この先のルートが僅かに(本当に僅かに)変わるアンケートを実施します。
まぁこの先のルートだけならそうですが1巻最後のバトルが人外(チートすら凌駕している)vs???か人外(一応まだギリギリ人間)vs精霊になるかってのもありますが。
そんな訳で活動報告にて、アンケートを実施します。
今回出てきたアンノウン(名前は一応決まっています)が士道に殺されたか否か。それを決めます。

殺された。なら1
生きている。なら2でお答え下さい。

期限は10月1日です。
ちなみに活動報告です。感想欄に書くと規約違反になってしまうので、ご注意を。
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