そして、話は進まないのです。
あと、設定を変えてたりするので前話も時間があればどうぞ。
不条理。つまりは『アンタは鬼か!』的な感じ………だと思う。
まぁつまるところ、俺は今、そんな状況下にあると言いたいのだ。
「アンタらは鬼か、人外か………」
「性格には機械によって超人になれる人間ね」
ぬ………真面目に返して来やがったか………
とりあえず、ここは一回現状を受け止めて現実を見て打開策を考えよう。
俺は今、地面に拘束された椅子に縛らされていて足枷を填められていて手錠とロープで固定されている。
って、これ打開策無くね?ついでに言うと俺の目の前にいる人は銃を持ってて、俺は持ってない。
あぁこりゃ絶体絶命………いや、良く考えればこれは交渉(笑)の流れか?
「それで、貴方には1つ頼みたいことが」「依頼料を払った上で正式な契約をしたならばその頼みを聞いてやらなくもないぞ」「………なら話は早いわ、貴方の持つ戦闘技術を私達ASTに教えなさい。依頼料は、月40万を10年までなら出せるそうよ」
月40万が10年ねぇ。
単純計算でも6000万くらい行きそうだな………10年必要だが。
だが、良く考えれば10年現役で居れば良いだけだし、俺の持つ戦闘技術は………まぁ、真似できる奴は滅多にいねぇんだよな。
前に相手したハイザキって名前の真似が上手い用心棒も、俺の師匠も、あと俺を師匠の様に慕っていた奴の全力モードでも真似出来なかったしな………
よし、ここはこれを引き受けて、ある程度誰にでも出来る技術と俺にしか出来ない技術を教えよう。
もしも緋弾が真似されたりしたら大変だが………流石に出来る奴は居ないだろうし教える気もない。
「良いだろう。月40万×10年のその仕事、引き受けた」
ただし、俺が教えたからって万人に出来るだなんて言ってないがな。
「なら、早速だけどここにサインを」
女は契約書を差し出してくる。
何々?………内容細かい。長い。うざい怠い。
こんな面倒な書類だと裏社会じゃ避けられるぜ。暗殺者は単純にして難しい依頼を最も好むんだ。
それは俺だけの価値観かも知れないがな。
まぁ、とりあえず概要だけはここに纏めておこう。
1.乙(俺)はアンチ・スピリット・チーム(以下AST)に対し戦闘の訓練(契約書だと訓練の定義はあーだこーだ書かれているが省略)を週3日行う義務を負う。
2.甲(日本政府とか防衛省とか自衛隊とか色々混ざってたり)は乙に対し、この契約書の有効期間内に月400000円を支払う義務を負う。
3.この契約書の有効期間は、この契約書に乙がサインをしてから10年とする。
これが概要だ。まぁ普通だな普通。雇い主がおかしすぎる上に週3勤務で40万円稼げるという破格の仕事。
残りの4日間に暗殺者としての仕事もすれば年収が億を越えるのも(一応は)不可能じゃないな。うん。
俺は契約書に変な内容や相手ばかり有利になる内容がないことを確認したのち、サインをする。一応自分の指を切って(爪でやった。時には爪も暗殺道具になりうるから磨いているのだが、こんなときにも役立つのだ)血判を押しておく。
「これで契約が成立したものとしてみなすわ………あとはシフトを決めましょう」
まだあんのかい。