ドゥエ。と言う言葉をご存じだろうか。
まぁ所謂TAS………ツール・アシステッド・スーパープレイと呼ばれる人達が行ったとか行ってないとか言う移動方である。
やり方は簡単。まず斜め前にジャンプ。そして急降下キック。そして地面に付くと同時にまたジャンプ………と言う具合に気持ち悪い動きである。
まぁ、それは人間にはほぼ確実に不可能なのだが、実は俺は出来る。
しかも走るよりどことなく速い速度で。
まず0.04秒で0.5m上にジャンプと同時に0.7m進む。そして急降下キックで0.06秒間に1.3m進む。
つまり0.1秒間に2m進めるのだ。まぁ弱点と言うとドゥエ中は何も持てず、しかも戦えないんだが………ただ進むだけならこれが一番速いと思う。
そんなドゥエを、俺は今回の依頼………暗撮に使うのだ。
理由は二つ。1つはASTの隊員や警備員の思考をフリーズさせて俺の顔を認識させない為と、高速で進み迅速に終わらせる為。その2つである。
つまり、変な動きで唖然とさせて一気に終わらせようという魂胆である。
今回の持ち物はレッドホーク一丁、高性能小型百徳カメラ、そして気合いだ。
まず、俺は現在も琴里に俺が暗殺業とASTの教官をしている事を悟られない様に住んでいる自宅から、夜の散歩をするかの様に歩き出す………何か居たな。
とりあえずそれは放置しよう。俺の部屋に侵入したらキツ~いキルトラップがあるからどうにかなるだろ。それに琴里のリボンには発信機を付けておいたから誘拐されても大丈夫。
よし、依頼続行だ。
俺はゆっくりと進んで行き、周囲に誰も居ない事を気配と百徳カメラの機能の1つ、レーダーを使って確認する。
そして………ドゥエる。
つまり斜め前にジャンプ、急降下キック、ジャンプ、キック、ジャンプキックジャンプキックジャンプキックジャンプキックジャンプキックジャンプキック………ドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエドゥエ………ハッ、俺は何をしていたんだ。
何かドゥエってるとまれに意識が飛ぶ。
まさかネコネコ動画に『変態に俺はなる~ドゥエリストを目指して~』と言うネタ動画の時にドゥエドゥエ言ってた後遺症か?早急に直したい。
まぁ、それでもドゥエが脳内再生だから良いとしよう。
ASTの宿舎だ。
ここにどう侵入するかが難しいが………実は既に目星を付けてある。
まず外壁の一部を凝視し、そこに足場を見付ける。
そしてそこに跳躍し、ベランダから侵入する。
そして、ベランダの窓の鍵は………おっと、催涙スプレーか。これは回避。
気を取り直して解錠………今度は黒い毛糸に鈴を付けたもの………どこまで警戒が深いんだか。
まぁそれは触れない様に体を曲げて対処。
これでようやく解錠作業が出来るぞ。
ここの鍵の構造は意外にも単純で、鍵1つで開け閉めが可能だ。ただし外からは開けられない………ちなみに鉄製。
なのでそこにカメラの機能の1つ、かなり強力な電磁石を使って鍵の持ち手を遠ざけて解錠する。
あとは寝室………呼吸音的にあっちか。
俺は寝室に向かう。
その途中のトラップは悉く回避して。だ。
あと途中に変な青髪の来禅高校一年生生徒の写真があったけど俺のではな………いよな?
まぁそんな訳で、俺は寝室に着いた。
ここからが正念場だ。
まず息を潜め、気配を消し、カメラを無音撮影に切り替え、部屋に入る。
するとそこには、ドラグノフ狙撃銃(最強と名高いC.C.Cより強い様に見える)を抱え寝るレキの姿が。お前の恋人は銃かっての。
とりあえず撮影。寝顔を撮る。
結構寝顔は売れそうだな………ククク。明日が楽しみだ。
俺は、大体二十枚ほど撮ってから、レキの家を脱出し、自宅に帰還した。
ー翌日・レキの部屋ー
「撮影成功………!」
昨晩、私の部屋に士道が来たらしい。
ドラグノフにこっそり取り付けた録画機能が、士道が私の寝顔を撮りに来ていたのを録画していた。
今回のは顔がしっかりと…しかもクールかつ光の加減で美しく写っているから早く印刷しないと………
それにしても士道は盗撮には弱い………弱点発見。
弱みを握るなりなんなりすれば私の物に出来る………
待ってて、士道。すぐに私の物にする。
はい、士道がドゥエりました。反省はしている、後悔はしていない。
実はIFでTAS~ツール・アシステッド・スーパーシドー~だなんてものを考えてた事もあります。
でも止めたけどね!乱数調整でknti(これなんてチョロイン?)になるから!
しかもこれでアリア要素付き………書けませんね。だから書かないです。
要望があれば頑張りますよ?
あ、次回からAST訓練回開始です。