異世界に来たから、とりあえずこの世界の神になろうと思う。 作:まなさた
いや〜一週間ぐらい立っちゃいました。すんません。
それにしてもゼンゼンハナシススマナイナー。
頑張っているんですが、全然話が進まない………orz
誰かどうにかしてぇ!!
「………ずま……!………和馬……!………!……………和馬さん!!」
大きな声と体を揺さぶられ俺は目を開けるとイリアスが目から鼻水だして俺の名を呼んでいた。
「おいおい何だようるせぇな、少しくらい寝させろって」
「和馬さん!?生きてた!!よかったですぅぅぅ〜〜!!」
俺が上半身を起こすと目に涙を溜めたイリアスが抱きついてくる。
「勝手に殺してんじゃねぇよ。せっかく生き返ったってのにいきなり死ぬとか間抜け過ぎんだろ」
いやまぁ、危なかったけどね。さっき死ぬ前の記憶が夢みたいな感じで出てたから。
あれが走馬灯だとしたら俺はもうちょっとで死んだってことになる。あっぶね〜。
「なに言ってるんですか。私の回復魔法が後ちょっとでも遅かったら今頃三途の川渡っていますよ。感謝しなさい、崇め奉りなさい。クズ馬様」
ラファールが容赦なく言ってくる。
そう言えばコイツ空に放り出された時どうしたんだろうか。
「お前よく無事だったな、あんな高さから落ちて。どうやったんだ」
「どうも何も翼を使っただけですが、そう言えばどうしてイリアス様は使われなかったんですか?」
「………おい、イリアス」
「あ…………忘れてました、テヘ☆」
こつんと頭を小突き、イリアスが舌をちょっと出してウインクを飛ばしてくる。
可愛いと少し思った俺をぶっ殺したい。
「テヘ☆じゃねぇよこの駄女神がァァァァァァァ!!!!!」
「ああっ!!!いっ痛いです!!痛いです和馬さ〜ん!!ごめんなさい!!あの時焦ってて忘れてたんですよう」
俺はイリアスの頭を両拳で挟みグリグリと拳をひねる。
イリアスは痛みにわめき、言い訳をしてくる。
一応女神なんだからやめた方がいいかと思ったが別に気にしなくてもいい、やっておしま〜いと俺の本能が言ってきたので遠慮なくやり続ける。
「忘れてたじゃねぇ!!おかげで第二の人生5分もかからずに終えるとこだったんだぞ!!」
「ごめんなさ〜いぃぃぃ!」
暫くイリアスを痛めつけ、落ち着いてきたのでラファールに聞いてみた。
イリアスは後ろで俯せにケツをあげて倒れており、ビクンビクンと痙攣している。
女神の威厳のかけらもねぇ……………。
「で、これからどうすんだよ。いきなりこんな森の中に来て、町とかそんなとこに行くのかと思ってたのに」
てかスタートで空から落とされるとか何だよ。
いつもこうやってんなら今まで
しかしラファールは俺の質問に答えず、空を見ている。
「……?どうしたんだよ空なんか見………て………ッ!?」
「ああ、やっとですか」
ラファールに話しかけた瞬間、軽い痛みとともに俺の頭に流れるように何か入ってきた。
こ……れは……ッ……このっ…世界の……ッ情報か………!?
それはだんだんと量を増していき、まるで洪水のように一気に流れ込み俺の頭に激痛が走る。
あまりの痛さに俺は頭を抱え、悲鳴を上げてしまう。
「ぐあああああああぁぁっぁぁぁアアアアっあcあsdばkjbcあbc」
言葉にならない悲鳴まで出始めるが、痛みも流れてくる情報も止まる気配はない。
あまりの光景に驚いたイリアスが何か声を掛けているようだが、一つも耳に入ってこない。
ラファールはどうやら俺が苦しんでいるのを見て笑っているようだ。頬は上気し愉悦に浸っているように見える。
暫く立つとやっと痛みが引いていき、頭がクリアになっていく。
実際は数分の出来事だったが、和馬はそれ以上の時間に感じられた。
「ッはぁ!!……っぐ、はぁはぁはあ………!…………やっとっ…!…収まった……!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「うふっ、和馬様大丈夫ですか?うふふふっ」
イリアスが心配顔で話しかけてくるが、その後ろのラファールはまだ興奮が収まらないのか、口元を押さえ笑いがこぼれている。
くっそ、ラファールの奴知ってやがったな事前に言ってくれりゃあ我慢……………できないね、うん。
だって、頭勝ち割れそうだったもん。目の前めっちゃスパークしてて「あれ?俺いつの間にピ◯チュウになったん?」て思ったもん。後半は嘘だけど。
「さっきのなんだよ」
俺が問うとラファールが応える。
「記憶の追加アップデートみたいなもんです。その証拠にこの世界のことについての情報がわかってるでしょう?ついでに5つの特典についての情報も」
「まあな、そんなことだろうと思ったよ。おかげでだいたいのことはわかったよ」
俺は嘆息して頭を抱える。
ラファールの言う通り俺の記憶にはこの世界の知識が入っていた。
とりあえずまとめると
1 この世界の名前はグランリオ。三つのの大陸が在り、それぞれフローリオ大陸、ヴォリウス大陸、ドルテオ大陸という名になっている。
大陸の大きさはフローリオ>ヴォリウス>ドルテオとなっている。
2 ドルテオ大陸には魔王が存在し、悪魔や魔人であふれているため、魔界とも呼ばれている。
3 昔、ドルテオの初代魔王が世界を征服しようと企み世界に喧嘩を吹っかけ戦争になったが、その時「俺が勇者だっ!!」と名乗っている者(おそらく俺と同じ異世界転生者だと思われる)に初代魔王が倒され、現在は和平している。
4 この世界の通貨は各国共通でミルトというもので、銅貨(1,5,10ミルト)、銀貨(50,100ミルト)、新金貨(500,1000ミルト)、
金貨(5000,
5 現在俺たちはフローリオ大陸のバスト王国のオワタの森にいる。
こんな感じか。
通貨の価値が日本と同じなのは助かるな、でも紙幣じゃねぇから量が多いとかさばるし重そうだなぁ。
なんて心配は俺には無い、なぜなら特典の一つ四次元ポケット的な奴が在るからな。
これは手をかざした所に空間の割れ目みたいなものが発生し、そこに入れたり逆に出したりできるらしい。
ついでにこれにはバキューム機能がついており、大量の荷物を入れるのがめんどくさい時なんかに一気に吸い込んでいれることが出来る。
どこぞの犬の夜叉の仲間の法師様みたいだな。
てか、俺たちのいる森の名前……、オワタって………、誰だよこんな名前つけたの、まさかすっげぇ危ない場所じゃないよね?ね?
「なぁ、ラファール。この他の異世界転生者を倒すとそいつの特典または能力が手に入るって本当か?」
「はい、5つだけじゃ物足りないという方のためにとった措置です」
「なるほど。ありがとな助かった」
さてと、じゃあ俺の能力を試してみるかね。
俺は手を前に出して能力を使う。
「
瞬間俺の手に光が集まり剣の形に変化していき、赤いラインの入った黒剣が
俺はそれを掴むと手に力強い感触が帰ってくる。
「思ったより軽いな、俺が使えるように調節されてんのか?」
レーヴァテインは北欧神話に登場する武器で、世界樹の頂に座している雄鶏ヴィゾーヴニルを殺すことができる剣(正確には剣と明言されていないので槍、矢、細枝など様々な解釈が見られる)だ。
「狡猾なロプトル」(ロキ)によって鍛えられ、女巨人シンモラが保管していて、シンモラの夫が巨人スルトルであることから、日本ではレーヴァテインを「スルトがラグナロクの時にふるった炎の剣」と同一視されている。
他にも様々な物と同一視されており、神やそれに近い存在を殺すことのできる唯一の武器とされている。
「すごいですね。とてつもない力を感じます」
「ほえぇ〜〜〜、かっこいいですね〜」
ラファールとイリアスがレーヴァテインを見て感想を言っている。
すると突然後ろの茂みから元の世界では見たことの無いくらい大きな赤い毛をした熊のようなものが現れた。それも3匹。
「おいおい、ナニあれめっちゃよだれたらしてこっち見てんぞ」
「ブラッドグリズリーですね。あまり群れることが無いはずなのですがどうしてでしょう?」
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!戦うか逃げないと!」
「お前肉がついてておいしそうだから、一番食われそうだなw」
「そ、そんなに肉ついて無いですよ!!笑ってないで早く逃げましょう!」
「そんなに慌てないでくださいよ、イリアス様。換装。」
慌てているイリアスに声をかけたラファールの装備が光ったと思ったら、次の瞬間には姿が変わっていた。
いつの間にか鎧を身にまとっている。よくアニメとかで見るヴァルキリーが装備しているような鎧で、頭には羽のついた兜を被っていた。
手にはバスターソードを持っている。
おおすげぇな、てか鎧って体護るために来てんのに、腹とか胸の谷間とかなんでさらけ出してんのかね?あれどう見ても防御力下げてるというか、弱点さらしてるよね。眼福眼福。
「いやらしい目でこっち見ないでください獣。うっかり切り刻んでも知りませんよ」
「いやそれうっかりってレベルじゃないよねそうだよね!?てかお前みたいに綺麗で可愛い奴がそんな格好してたらそりゃ見ちまうに決まってんだろ!?」
「綺麗…………可愛い…………///////」
ラファールが俺を汚物でも見るような目で恐ろしいことを言ってきたが、俺の言葉を聞いて少し顔を赤らめる。誰だお前。
「とにかく離れてください。私が奴らを始末する「ちょっとまった」なんですか」
「ここは俺に任せてくれ、コイツの力試しにはちょうどいい」
そう言うと俺はラファールの前に出てレーヴァテインを構える。
「任せろって、あなた戦ったこと無いでしょう?」
「いやあるよ」
「えっ?」
「ま、何かあったらフォロー頼むわ」
「ちょっ」
俺はレーヴァテインを振りかぶり、目の前の赤熊たちに突っ込む。
『グガァァァアアアアアアアア!!!!』
ブラッドグリズリーも雄叫びをあげながら襲いかかってくる。
「世界を丸ごと焼き尽くした炎の力見せてもらうぜぇぇぇえええ!!」
俺はレーヴァテインを振り下ろす。
瞬間、レーヴァテインからおびただしい量の黒い炎が吐き出される。
グリズリーたちは一瞬で黒炎に飲まれ、悲鳴を上げること無く、灰も残さず焼き尽くされた。
そして吐き出された黒炎はそのままの勢いで森を一直線に焼き尽くしていく。
「あ、ヤベ」
慌てて一直線に燃やし尽くしていく黒炎を消すと、そこには先ほどまで生い茂っていた森は無く。
ただたださっきの熱を帯びた地面が続いていた。
イリアスたちは目の前の現状に絶句し。
俺はそれらを見て「うん」と一つうなずき、空を仰ぎ―――――――
「やりすぎちった☆」
―――――――笑って言った。
次も遅くなるかも、許してください………