金色の娘は影の中で   作:deckstick

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原作の足音編第01話 産まれる生徒達

「ハーイ、エヴァ様ー。

 今日もおっはようございマース!」

 

 あれから、1年近く経過した。

 今後の生活について雪花達と話し合いをしたダイアナだが、学生として生活するのと同時に、何故かメイド修行もする事になったそうだ。ウェスペルタティア王国でメイドになれば近くに行けると考えたらしい。

 というわけで、朝から暑苦しい……じゃない、元気な声が、私の住む屋敷に響いている。

 過剰な明るさを何とかしなければ、王族のメイドにはなれんと思うのだが。そこはどう考えているのだろうな。

 

「ムードメーカーとしては、良いのではないでしょうか。

 本場英国式と言いながらリズさんに師事する事を決め、今も続いています。とても厳しい指導ですから、熱意と根性は十分と認めてよいのでは、と」

 

「呪いは推定20年だし、その頃にはナギもいい年なんだがな……

 それまで気持ちが変わらなければ、寿命の長いダイアナが色々思い悩み、ナギが若く見える女に鼻の下を伸ばして、アリカが怒る事になるのか」

 

「アリカは王族ですし、理解はあるのでは?」

 

「ナギ自身が王家の血を引く国王であれば、な。実際は平民出身の王配でしかない以上、ナギがアリカ以外の相手と子を作ってはいけない理由はあるが、作る理由がない。それを考えると、ナギが相手にしない可能性の方が大きいか? 阿呆だが責任感はあるようだし。

 それにしても、どうして屋敷を建て替えるたびに移動が長くなるんだ。食堂から執務室までが遠くて面倒なんだが」

 

「メイド達がエヴァ様と挨拶できる場所を少しでも確保するためです。

 当番がなかなか回ってきませんから、何らかの形で会える機会を作らなければ不満がたまってしまいます」

 

「私にそこまでの人望があるとは思えないんだがな」

 

「相変わらず、自覚が足りないようですね」

 

「私がやっていることは、他人に押し付けられた力を使い、私が望むように世界を動かす準備でしかない。

 目的はある程度公開して協力を求めたりもしているが、手段のほとんどは秘匿したまま、それも大きな混乱を伴うものが含まれている。

 誠実さという点で、これ以上の裏切りは無いんだがな」

 

「それこそ、人徳の賜物です。

 隠している事は予想されていても、まだ公表すべきではない内容だからだと思われる。

 情報を広めずとも、最小限の指示で必要な準備を整えられると考えられる。

 魔法世界の未来に関わる事態でも、これほどの信頼を寄せられているのですよ」

 

「あー……悪かったからそれ以上言わないでくれ。

 誰か違う人物の評価を不当に得たような感じで、むず痒すぎる」

 

 そんな感じで話しながら執務室に着くと、先ずは昨日の夕方以降に届いた報告書などの確認をして。

 

「ウェスペルタティア王国が、将来的に民主制に移行することを表明、か。

 モデルは……ナギがいるし、イギリス王室あたりか」

 

「アリカとナギからは、魔法世界の問題への協力は可能な限り行い、解決後ある程度落ち着いたら王家を廃止したいという話も来ています。

 現状は最初期の、段階的に権力を移していくための準備を始める事を表明したという段階です」

 

「先王の暴挙に対する不満に民主化で答えつつ、魔法世界崩壊に対処する時間は民主化手続きの調整で稼ぐ腹積もりか……?

 というか、魔法世界の連中が、真っ当な民主化に馴染むのかという問題があるぞ」

 

「裏話的には、王家と同時に貴族の権力も削り、王室と議会が協力する形にするのが現実的ではないかという案も出ています。

 いずれにせよ、王家の権力を現状よりは削りたいようです」

 

「それでうまくいくならいいが……あれだな。

 ウェスペルタティア王国という国が消える可能性が、こんな形で出てくるとは思わなかった」

 

 そんな感じで処理を進め。

 次に、各所から届く依頼等を見ていく。

 

「……魔界からの依頼?」

 

「はい、昨夜届いたものです。

 魔族と人の混血児が生まれたが、人間の母が出産時に死亡したため地球に居場所が無く、体質的に魔界に長時間いる事が出来ないため、こちらに預けられないかというものだったかと」

 

「混血児自体は少ないものの、いないわけではないはずだが……そういうパターンもあるのか。

 これについては、裏が無いか確認を始めたところか?」

 

「受ける可能性があれば、調査を開始しようと考えています。

 タイミングと状況を考えると、かなり微妙な立場になりかねませんし」

 

「魔法公開の頃に……いや、もうじき生まれる木乃江の子と同じ学年になるのか。

 つまりあれか。依頼を受ければマナ・アルカナをゲットだぜ、というオチなんだな」

 

「ああ、あの情報の人物である可能性ですか。

 タイミングを考えると、かなり高い確率でそうなのでしょう。孤児院の運営に龍宮神社も関わっていますし」

 

「海の神の系譜のくせに、なぜかこんな内陸に作ったあれか。

 一応、裏が無いかの調査はしてくれ。問題が無ければ受け入れよう」

 

 それにしても、原作の関係者というか、3-Aの生徒が生まれる時期になっただけでこれか。

 これから、どれくらい騒がしくなっていくのだろうな。

 

 

 ◇◆◇ ◇◆◇

 

 

 京都の近衛家で、木乃香が産まれた。

 その際に木乃江が体調を崩したが、治療が間に合い、命に別状は無いそうだ。幕田大公家に所縁がある近衛家という表の顔が生きているせいなのか、占星術で良くない兆候が見えたから注意しろと伝えたせいなのか……理由は色々考えられるが、見知った顔を早々に失う事は避けられた。

 ヴァンの話だと、雪広家や那波家(関係のある大企業を支配する家)や、明石家(大学で教師をやっている魔法関係者)にも娘(要するにあやか、千鶴、祐奈)が生まれているらしい。

 後は、少なくとも名前は間違いないと確認できて、かつ当人が直接関係する問題は無いとされたマナ・アルカナが孤児院に入れば、しばらくは3-Aの生徒達の情報が来ることは無いだろう。

 ……と、思っていたのだが。

 

「どうして、ここにこんな、承認待ちの履歴書があるんだろうな?」

 

「さあ? 僕だって予想してなかったよ。

 けどまあ、既存の交渉ルートを使って依頼されたものだって報告書も一緒に来てるし、裏的には正式なもので間違いないんだよね。

 表も裏も、名目もはっきりしてる上に大事な内容だから、拒否はしづらいかなー」

 

「そうなんだが……まさか、この時点で接触する可能性が出てくるとは思わなかった。この書類だと姉妹のどっちなのかまでは分からんから、またポヨポヨ言っている方なのかもしれんが」

 

 作成された履歴書の表向きの使用目的は、孤児院に就職するため。

 裏の目的は、半魔族のマナ・アルカナに力の制御方法を教えると共に、予想される暴走などのトラブルに対処する事。

 そして、魔界の大使として、私達の計画に協力する事。

 申請者の名前は……ザジ・レイニーデイ。

 

「魔界との交流は細々とだけど今も続いてるし、姉の方なら原作で力ある者の責務とか言ってたわけだし、妹の方なら修正力もあるから結局来ることになるんだろうし。

 どっちにしても相手は姫で、きちんと筋を通して来てるんだから、堂々と協力すればいいんじゃないかなー?」

 

「それもそうだな。名目やタイミングを考えると裏を気にしても仕方がないだろうし、魔界との連携を強化するにはいい切っ掛けか。

 混乱を防止する事以上を求める気は無いと伝えてあるが、この様子だとそれ以上の手助けが期待できるか?」

 

「混乱防止も、まじめにやると大変だよ?

 実力のある魔族なら大抵は人の姿になれるし大丈夫だと思うけど、勝手に動こうとする下っ端を抑えるのは大変だしさー」

 

「その辺はまあ、上に立つ連中の力に期待……いや、協力すれば抑えられる事もあるか。

 ところで、だ。他に情報が出てきそうな関係者はいないな?」

 

 こいつの事だから、甲賀繋がりで忍者とかも把握していそうな気がするが……

 

「言いたい事は予想できるけどさ。全部を把握してるわけじゃないよ?

 望月の直系なら別だけど、関係者全員の出生が報告されてくるわけじゃないしさー。

 その意味では、雪広とか那波は関係企業のトップだし、明石は父親が直接の関係者だから特殊なケースなんだよ」

 

「あー、うん。相変わらず思考ダダ漏れ具合が怖いが、刹那はどうなんだ?

 あれこそ割と目立つ上に、雪花や白雲の関係で話が来そうなものだが」

 

「話は来てないよ? 誤解されるのも嫌だし、そもそも京都を変に探る事自体がまずいから、何もしてないけどね。

 呪術協会としては把握してないとか、まだ赤子だから乳離れを待ってるとか、木乃香の友達として利用しようと思ってるとか、そんな感じじゃないかなー」

 

「詠春や木乃江はそういう事を考えなさそうだが……組織としてはありがちな思考か。

 いるならそのうち話が来るだろうし、当面は気にせずに置けばいいな」

 

「そうだねー」

 

 

 ◇◆◇ ◇◆◇

 

 

 そんな話をしてから、数年が経過した。

 世界が目まぐるしく動くのは前世の記録(漫画頼りなので記憶とはとても言えない)からも明らかであり、事実、表面上は大きな差は無いように思う。

 魔法世界の雰囲気だが、良いとは言い難い。

 国の上層部から、かなり真剣な環境に関する警告が発せられるようになっているのが主な原因なのだろう。魔法世界の崩壊という終わりが見える分、地球の環境問題よりも切実で現実的な問題として上層部が扱い、決して少なくない人員が調査等に関わっている事も、口コミレベルで情報に真実味を持たせているようだ。

 それに伴い、メガロの阿呆共が再び地球に手を出してきているらしいが……今のところは権力者の一部が先走っているだけのようで散発的だし、以前ほどの規模ではないのが救いか。

 

 高二病は、相変わらず引きこもっている。

 どうやらアーウェルンクス1体の製造に成功してフェイトと名付けたようだが、その後の動きは鈍いとしか言えない。

 高二病自身が目標意識を喪失しているせいか、フェイトにも特別な目的を設定せず、好きに放浪させているらしい。

 ある意味では原作同様だが……ならばなぜ作ったと言いたくなるのは、私だけだろうか。

 

 もちろん、めでたい話──無理にめでたい話として盛り上げているものも含め──も、あると言えばある。

 例えば上層部だけに知られた話だが、自然エネルギーを使用する発電設備の稼働や地道な魔道具の置き換え、魔力を生成しやすい樹木の植樹等により、魔法世界崩壊までの期間が多少伸びた(正確には戦争で縮んだ分を取り戻した)事だったり。

 例えば、ヘラス帝国とメセンブリーナ連合間で、完全な停戦が宣言されたり。さすがにこの期に及んで喧嘩している場合ではないと気付いたらしい。

 例えば、アスナの意識が戻ったと発表されたり。但し、体調は万全にほど遠く、長い静養が必要とされている。実際はレイとして普通に生活しているが、それを知るのはごく少数だ。

 例えば、アリカとナギの婚姻だったりする。

 

「それはいいんだが、子はナギの出身地、ウェールズの魔法使いの村で一般人として育てる、か。

 王政の廃止に向けた動きなのだろうし、まだ子が生まれるという段階ではないらしいが、これも修正力のせいなのか?」

 

「たぶんねー。

 となると、やっぱりメガロが襲撃してきたりするのかなー?」

 

 魔法世界から来た通知……というか、ウェスペルタティア王国の公式発表の全文を記載した資料を見ながらの、ヴァンと雑談中。

 婚姻と同時に制度の変更もあるようだが、どれも最終的には王家を無くす為と思える内容だ。

 

「廃止に向けた動きをしている王家を攻撃する意味が、どの程度あるかだが……微妙じゃないか?

 放置しても勝手にいなくなる予定の権力者だぞ」

 

「普通ならそうだけどさ。メガロって変なところで粘着質だし、意味不明な動きもマッチポンプも大好きだしさー。

 権益確保に失敗した腹いせとか、やりそうじゃない?」

 

「……あり得ないとは言えない辺り、私達も連中を信用していないな。

 アリカもナギも支持されているし、王家は存続してほしいと説得されているらしいから、実現するかを危ぶむべきかもしれんが。

 アリカ達の思惑通りに実現しても警備と監視に人を出す程度、それ以上の干渉はまずいだろう」

 

「確かに、エヴァにゃんが直接出向くわけにもいかないよねー。

 というわけで、薬味と呼ばれる主人公は置いといて」

 

「それでいいのか?」

 

「いいの、たぶん。それより重要な話がいくつかあるしさ。

 置いといて話を変えるけど、京都から打診が来たよ。これが書類ね」

 

「京都から、数年後より2名の留学を希望……2名?

 近衛木乃香と……えーと……」

 

 桜咲雪凪……ゆきな? せつな?

 

「あ、それ、読みはセツナだからね」

 

「……本人で間違いないのか?」

 

「烏族ハーフでアルビノ。

 これで別人ならびっくりだよねー」

 

「名前が違う……いや、読みは同じなんだが、漢字が違うのはあれか。

 雪花の影響なのか?」

 

「たぶんねー。

 木乃江ちゃんに今まで話が無かったのはどうしてか聞いてみたら、ハーフって事を気にする人に止められてたって答えが返ってきたよ。

 最終的には、魔族ハーフのマナちゃんも受け入れてるんだから問題ない、むしろ京都で差別的な扱いをされるよりも普通に暮らせるのは間違いない、って押し切ったらしいけどね。

 組織って面倒だよねー」

 

「それはまあ、確かにそうなんだが……組織という話なら、木乃香がこっちに来るのはあれか。

 もうすぐ弟が生まれるから、家督争いを避けるためなのか?」

 

「それも愚痴られたよ。

 前提としては、まだ生まれてないから弟の素質は不明だけど、魔力量で木乃香ちゃんを超える事は無いだろうって予想があってさ。

 んで、木乃江ちゃんが女性の養子で家督を継承したもんだから、長子派と長男派に分裂待ったなしで一触即発的な?

 だから、間違いなく素質のある木乃香ちゃんをこっちの計画に参加させて、魔法公開後のアイドル的広告塔にするんだとか言ってるみたいだよー」

 

「……木乃江が、か?」

 

「アイドルとかは冗談っぽいけど、こっちで魔法を含む教育をするのは確定路線みたいだね。

 家柄的に言って否応なしに巻き込まれるのは避けようがないし。それならいっそ、古風な大和撫子風陰陽師を目指した方が、これからの時代はウケがいいんじゃないか、だってさ。

 しかもほら、幕田って本物の古典を知ってる教師陣がいるわけで」

 

「アイドル化に関してはどうかと思わなくもないが、組織や家を維持する為にはこっちで教育する方が色々と都合がいいのか……

 時期は小学校に入る頃からで、護衛や指導補佐等の為の人員も併せて派遣したい、と。

 内定している主要なメンバーは土御門雫、青山鶴子、天ヶ崎草月、天ヶ崎千春、天ヶ崎千草。その他表向きのボディーガードを複数……これは何の冗談だ」

 

 土御門は有宣の系譜だろうからまだわかるが、青山鶴子はラブひなで神鳴流歴代最強とか言われていた人物で、天ヶ崎千草に至っては原作の敵役……いや、前の2人が両親なら殺された恨み云々が無いからいいのか。

 鶴子が来るのは雪花が喜びそうだし、きちんとした護衛を付けるのも正しいんだが、このメンバーで大丈夫なのか……?

 

「大丈夫だよ、きっと。別に敵対しようとしてるわけでもないし、こっちに恨みがある状態でもないんだし、原作せっちゃんのなんちゃって護衛よりも確実に強力な布陣だしさ。

 それで、一番びっくりしそうな話なんだけど……」

 

 ……これ以上の爆弾があるのか?

 妙に楽しんでいそうな表情を見る限り、致命的な話ではないようだが……

 

「……なんと。

 近右衛門が、ぬらりひょん化しましたっ!」

 

「は?」

 

「昨日久しぶりに会ったら、後頭部がみょーん、って。

 ものすごく、みょーん、って」

 

「……ちょ、ちょっと待てっ!

 あいつは普通の人間だったはずだぞ、どうしてそうなった!?」

 

「経緯は一応聞いてるけど……冷静に聞いてよ。

 だいぶ前にさ、某国の人体実験の情報が流れてきた事があったでしょ? あれがやっぱりほかのルートでも流れててさ。

 んで、相変わらずきな臭いメガロとか、京都の身内を守れなかった後悔とか、摂家関係者の眷属化を避けるエヴァにゃんの方針とかが合わさって、それに手を出しちゃったらしいんだよねー」

 

「だからと言って、地雷原に全力で駆け込むとは……生きているのが奇跡なんじゃないか?」

 

 だいぶ前の話だからはっきりとは覚えていないが、確か簡易的な闇の魔法的な技法だったはずだ。

 魔力が増える代わりに、肉体に色々と影響が……ああ、だから頭が。

 

「本人もそれを認めてて、無茶したわいふぉっふぉっふぉっ、とか言ってたよ。

 もう孫がいる爺さんが突然の強化なんて誰得だ、って話だよね。推定魔力量で言えば、ナギと同等以上っぽくなってるしさー」

 

「それは……リスクを伴う強化としては、かなり恵まれた結果ではあるのだろうが……」

 

「なんというか、修正力ってここまでやるんだって思い知らされた感じ?

 あんな前から伏線を張ってくるとは思わなかったなー」

 

「いや、あれを伏線と言われてもな……」




原作3-Aの生徒達を、じわじわ捕捉なう。
というわけで、新編に入りました。既に紅き翼は解散済みだけど、原作(2003年)には早いという微妙な時期なので、名前に困りましたが。
あ、話数が2桁なのは、1桁のまま終わった紅き翼編が寂しくないようにです。今回も1桁で終わる……はず。きっと。


フェイト・アーウェルンクスが起動した年(1991年)の年末に、ソビエト連邦が崩壊しています。でもロシア方面担当の美少女(始動編05話参照)の出番は作れませんでした。資源やらはとっくに押さえてるでしょうし……
その他、海上自衛隊がペルシャ湾に派遣されたり、「ラブ・ストーリーは突然に(小田和正)」が発売されたり、SMAPがCDデビューしたりしています。この前年にスーパーファミコンが発売になっていますね。
これらの単語にどう反応するかで、オッサンかどうかが決まる……?


近右衛門のぬらりひょん化は、あんな前=始動編第14話の伏線回収デス。
まあ、あからさまに怪しい話でしたからねー。覚えてるかどうかはともかく、予想してた人は多いんじゃないかと。


なお、一時期よりは若干マシになった気がしなくもない程度で、相変わらず会社にいる時間は長いです。次話の進捗は50%くらい?
後半に難所があるのですが、間に合うといいなぁ。


2016/08/26
 この場に及んで→この期に及んで に修正
 作品とは無関係の後書を削除
2017/05/15 思考ダダ漏れ具体→思考ダダ漏れ具合 に修正
2020/01/29 ―(横線)→ー(長音符) に修正

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