と言いながら短いです。
設定はガバガバなので、なぜ領主が?とか王様が?とかそこら辺は突っ込まないであげて下さい。
ここはとある王国の、楽天的な都ロマンス。
そこにいる王子はあまりにもヘタレだが、次期国王の第一王子として生を受けたヴェネチアーノ王子。
喜怒哀楽が激しく、下町の子をナンパしてはゴシップに取り上げられている何科と噂の絶えない王子だ。
その王子にはとても厳しいお付きがいて、毎日のように城から逃げ出した王子を追い掛け回しているという。
そんな微笑ましい姿が、このロマンス王国ではあった。
さて、そんな王子にも16才の誕生日が来た。
この国では16になると、ある試練をくぐり抜け立派な成人とならなければならない。ソレは国王になるものの義務として、そしてこの国を収めるものとしての使命であった。
だがこの王子は、駄々をこねこの試練を長引かせてばかりいたのである。どうなることやら。
さて、これはさる東の国そこでは、ある問題が持ち上がっていた。
その東の国の王座の前に膝まずき、東の王の前に居るのは、この国の一地方に居る領主。本田菊。
「北の国の王が即位されたようです。これはとても危険な兆候かと。」
その本田ははるばるとこの東の王の所まで遣ってきて、東の国の危機を知らせに来たのだった。
「安心するある。」
そう女中に仰がれながらも玉座に君臨するのは、豪華な料理が目の前に置かれながら絢爛たる王王(ワンオウ)であった。
王は一つ果実をとり、無しゃりと食べるとこういった。
「我らの国境には高い城壁が立っている。見張りも居るあそこをこえられるものなどはいないのである。」
「しかし、この北の王。なかなか切れ者だと言われています。警戒したほうがよろしいかと。」
「お前は心配性ある。しばらく休暇をやるから、頭冷やすよろし。」
そういって、本田は追い払われるように王座をあとにすることとなった。
はぁ…と廊下で溜息をつき、お気楽な王のとこの国の先行きを木にする本田。そんな深刻そうな顔をしている本田の元に台湾がやってきた。
「本田さん、心配か?」
覗きこむように台湾が本田の顔を見た。
「ええ、私はここの人たちと意見が合わないようです。」
ふぅ…とまたため息をつくと、本田は台湾を心配させないように笑顔を作ってみせた。
そして、その場を去ろうとすると台湾からまた声がかかる。
「本田!!」
「………はい?」
「どうか、気をつけて。」
本田は家に帰り、パタムと扉を閉じた。
そして一人黙りとして考えにふける。
「ここは、西の国へ応援を要請したほうが良いかもしれません。」
そして、本田は一人決意すると、西の国へと旅だったのである。
つづく。