勇者ザーク、彼は父が国王であった。
しかし国王の側近に変化していた魔王の手下により、暗殺された。
ザークは父(国王)の仇を討つために、最強の権力を誇示しようとしていた魔王バロムを討伐したのであった。
ザーク王国は勇者ザークによる魔王討伐に喜び、魔物の時代はまたしても来なかったのである。
ちなみにザークは王室の掟で男も女もザークと名付けられる。
例えば国王や女王はザークの名であっても配偶者はザークとは限らない。
国王の息子兄弟はザーク1世・ザーク2世と分けて呼ばれる。
今回魔王を討伐した勇者ザークは一人息子であったために1世とは名前についていない。
ザークは思った。
(魔王の町を我が王国に併合すれば、二度とこんな戦いは繰り返されないと思った。)
そしてザークは魔王討伐から3週間あまりで休むことなく軍隊を再編成し、竜王要塞に向かった。
魔王の町に近い平地でザークの兵士たちはキャンプを張って休んでいた。
ザーク「兵長、もしかしたらバロムは生きてるかもしれん・・・」
兵長「そんなはずは!私もこの目で見ましたぞ。バロムが全身砕け散るところを。」
ザーク「ああ、俺も見たがあいつは最後、なにか呪文を唱えていた。」
兵長「例え生きていたとしても、数百年は動けませんよ。」
兵長は笑いながらザークに安心する言葉をかけた。
ザーク「兵長、あなたは優しいな。たしかに数百年はなにも出来ないかもな。」
夜が更け、ザークの軍隊は翌朝進軍した。
魔物の町では次第にザーク王国の第二次攻撃が迫っていると噂が広がり、人間や住んでいた魔物たちも町はずれに隠れた。
竜王魔城では幹部モンスターによる会議が開かれた。
牛魔神「まさか、バロム様討伐後にまた人間の軍隊が攻めてくるのか・・・」
牛魔神(オークみたいな姿)は魔王が討伐された後臨時に町を仕切っている、いわば町のリーダーである。
トロキン「どうするんだ?同族ですら逃げてるんだぞ?」
トロキンとは悪魔系モンスターのトロルキング族の最強のトロルである。
同時にトロル族、トロルボンバー族、トロルキング族の中で最強のトロルである。
ベリ「俺たちも逃げよう!バロム様が倒されたんだ。きっと俺たちも同じ目に遭う!!」
ベリとは悪魔系モンスターのベリアル族の族長である。
アークデーモン族、ベリアル族を治めている。
トロキン「落ち着け、ベリ。奴らは人間だ。きっと和平を求めてくるのさ。」
牛魔神「そうだな・・・奴らは心という弱い弱点がある。次期魔王まで我慢して共存するしかない。」
ベリ「俺は逃げますよ。いいですか?」
トロキン「好きにしろ!人間は常に平和を求めてる。だがそれが奴らに付け入るすきだ。いつか必ず魔物の時代が来る!!!」
ザークは魔王の町に到着した。
あれだけ焼き払った町がもうほとんど復興していた。
ザーク「1か月でこの修復力はすごいな。」
ザークは町の復興の早さに感心していた。
兵長「さあ、早く魔城に行きましょう。」
ザークは魔城に到着した。
ザーク「そこをどけろ。」
門番のおおきづち二匹が立ちはだかった。
ザーク「兵長。切り捨てろ。」
兵長ははがねのつるぎでおおきづち二匹を軽く倒した。
その後も城内で反乱する魔物は全て兵長のギルドと勇者ザークが倒した。
ザークはついに魔王を倒した最上階層にたどり着いた。
ザーク「貴様か?今の魔王は。」
牛魔神「俺は魔王じゃない。だがここを牛耳っている。」
ザーク「ならこの城の地下牢屋に放り込んでおけ。」
すると兵長の部下たちが牛魔神を地下に連行した。
ザーク「お前はなんの役職だ?見たところトロルのようだが。」
牛魔神の横に居たトロキンに質問した。
トロキン「お前!!俺たちと和平交渉しに来たんじゃないのか?」
トロキンは憤慨した。
ザーク「貴様ら、魔物どもに交渉などない。」
トロキン「何!!!」
トロキンは力を溜めはじめた。
兵長「ザーク王!」
ザークはメラゾーマを唱え、トロルキングを消し去り、影となった。
兵長「危なかったですね。」
ザーク「俺はあんな雑魚には負けない。それぞれの魔物のリーダーをこの城に連行しろ!!」
兵長「しかし、人間に媚びる魔物もいますよ?」
ザーク「ああ、だが魔物はいつ裏切るか分からないからな。」
ザークは兵長を威圧した。
兵長「了解いたしました。町中から集めてきます。」
魔城はもはや人間の統治下に置かれた。
地下牢には
牛魔人、キラーアーマーのリーダー、ゴールドマンのリーダー、スターキメラのリーダーなど。
あらゆる系統のモンスターたちのリーダーが牢屋に入れられ、処刑された。