ジャン王国とはザーク王国と繰り返し対立してきた王国であった。
ザーク王国は世襲制に対し、ジャン王国は国民の選挙によって決められていた。
だからジャン国の王は国民の支持があれば身分関係なくなれたのである。
森を挟んでジャン王国は北にザーク王国は南に位置していた。
現在のジャン王国の国王はアルフ国王である。
ジャン城の王の間で兵士たちに命令を下していた。
アルフ「ザークに世界での主導権を握られては困る。」
ジャンの兵士「しかし、ジャンの民は戦争を望んではおりません。」
アルフ「では魔物を使え!」
アルフは兵士たちに怒鳴った。
ジャンの兵士たちの会話
「最近おかしくないか?」「ああ、まったくだ。あれだけザーク王と仲がよかったのに・・・」
「やはり、ビアンカ女王を羨ましがっているのか?」
「今度は人間と戦争か・・・先が思いやられる。」
ギーガ「アルフ王、私は何をすればよいでしょうか?」
ギーガは人間になっていた。
アルフ「ギーガ、君はまだ私に尽くしてくれるのかね。」
ギーガ「魔王様以外に尽くす存在などいません。」
アルフ「うれしいこと言ってくれるじゃないか。じゃあ本隊を率いてザークの町を火の海にしろ。」
ギーガ「分かりました、バロム様。」
ギーガは兵長としてジャン王国に仕えていた。
ギーガは魔王が滅ぼされて1週間後竜王要塞の近くの平地で木製のハンマーを拾った。
ギーガ「この大きさだと強力な悪魔系モンスターの武器だな。」
バロム「聞こえるか?ギガンテスよ。」
ギーガ「え!」
ギーガは周りを見たがスライムすらいなかった。
バロム「私は今ハンマーに変化している。本当はキメラになりたかったが勇者との戦闘でMPを使い果たした。もはや今は木にしかなれないのだよ。」
ギーガ「バロム様なのですか?」
ギーガは魔王がまだ生きていたことに驚いた。
バロム「すまないが、ここに移動してくれないか?」
ハンマーに地図が浮き出た。そこには暗黒の森の中を示していた。
ギーガ「おやすい御用ですよ。」
ギーガは暗黒の森を目指す道中ホイミンと出会った。
お互い自己紹介した後ギーガはこう切り出した。
ギーガ「ホイミン、一緒に人間を襲わないか?」
ホイミン「でも僕回復サポートしか出来ないよ。」
ギーガ「今やってくれるか?」
ホイミン「いいよ。」
ホイミンは自分を守る約束をとりつけ、マホアゲルとべホイミをギーガに唱えた。
しかし実際にかかったのはハンマーになっていたバロムであった。
そしてお互いホイミンとギーガは昼ごろこの場所で会う約束をした。
ギーガはその後暗黒の森に行った。
ギーガ「バロム様、ドラゴンです!!」
ドラゴンが2体現れた。
バロム「俺を使って殴り倒せ。」
ギーガは言われるがまま倒した。
するとバロムはまおうのつかいに変化した。
バロム「強いものを倒すことによって俺は力が増す!」
ギーガ「バロム様!」
バロム「もういいぞ、ご苦労だった。あとベリに言っておいてくれ。」
バロムはルーラを唱えた。
魔王が滅ぼされ、2週間後ギーガは魔城を訪れた。
ベリ「なぜだ!なぜ、牛魔神なんだ!!あいつは世界を治める器じゃない。」
ベリは牛魔神が新魔王に決まったことに腹を立てていた。
ギーガ「荒れてるな、ベリ。」
ベリ「ああ、もう魔物の時代は来ない・・・」
ギーガ「いや、悪魔神は生きてるぞ。」
ギーガは微笑みながら言った。
ベリ「何?」
ベリは耳を疑った。
ギーガ「バロム様が言っていたよ。お前にだけよろしくとな。」
ベリは狂ったように笑った。
ベリ「そういうことか、ギーガお前が幹部になる時も近いな。」
ベリはギーガの目の前で消えた。
ザーク王が竜王魔城で牛魔神を処刑していた頃
ベリは暗黒の森の洞窟に来た。
ベリ「魔王様!魔王様!!」
ベリはそう言って洞窟の奥をかなり進んでいた。
バロム「俺の事か?」
ベリ「あんたはジャン国のアルフか?」
ベリは間髪入れずにメラミを唱え、アルフに当てた。
しかしアルフはキズひとつついていなかった。
ベリ「じゃあ、本当に魔王様が生きてる!!!」
ベリは魔王の生命力に感動した。
バロム「すでにギーガもジャン王国の兵長になりすました。俺の力でな。」
バロムは元の力を取り戻しつつあった。
バロム「あとは俺がジャンの偽りの王になるだけだな。」
ベリ「魔王様、人間に城を占拠される前にいにしえの巻物を持ってきました。」
ベリは巻物をバロムに渡した。
バロム「やはり、トロキン・牛魔神でなくお前が右腕でよかったわ。」
ベリ「ありがたきお言葉!」
バロムは3日後本当の王アルフを暗殺し、偽りの王になったのである。
完全復活したバロムにとって一国の王になりすますなど容易いことであった。
そしてギーガはジャン王国の軍隊を率いて南に進軍した。