Fate/EXTRA D³   作:ケツアゴ

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ガチャチケ、ログインとキャンペーンで14日には40個貯まる

さて、ガチャが内容やキャンペーンが新しくなるのに期待して置いておくべきか、装備ばかりのを覚悟して10蓮引くべきか



取り敢えずカーミラさんにボロ負けしたので役に立たなかったリリィの代わりにリョフを入れて全体のレベルを五上げたら楽勝だった っていうか雑魚を先に倒したからボスに三回攻撃されてたと気づいた

今回も糖分多め 


第九話

「遠坂とラニが対戦する……。何時かはそうなると分かって居たけど」

 

「まぁあの二人には助けて貰ったから気持ちは分かるけど、このまま勝ち進めば何方かと戦う可能性だってあるって分かってる? ……とりあえず今日は休みなさい」

 

 購買からマイルームに戻った白野は重い足取りでベットに腰を下ろすと隣に座ったエリザの膝の上に頭を乗せて悩みだす。エリザも白野が悩む事自体には文句がないらしく今後の事を考えての苦言しか言わない。

 

(こ、こういう時は嫉妬とかせずに気持ちを分かってあげる方が良いのよね?)

 

 心の中では他の女の事で悩んでいる事の嫉妬していたが、この前図書室で読んだ恋愛関連の教本で嫉妬の使い所を学んだエリザは必死に感情を押し殺して顔に出さないようにしていた。

 

「所であのトワイスって人、何で時分達の事を知っていたんだろう?」

 

「そうよねぇ。彼奴ってとっくに死んでるんでしょ? ハクノが月に来る前に合ってるはずがないし、私はこれが初めての聖杯戦争だから前の戦いで会ったはずがないし……」

 

 どれだけ考えても真実は分からず、次第にエリザは考える事に飽きて来た。今考えているのは次のご褒美を何にするか、という事。今の所、歌、膝枕、手を繋ぐ、あ~んしてあげる、だ。

 

(や、やっぱり少しハードル上げ過ぎたかしら? でも、其れくらいしないと貴族令嬢の私があまり過激なことをする訳にもいかないし……やっぱり結婚?)

 

 自らの思考だけで真っ赤になる辺り、もしかしたらエリザは無自覚のムッツリなのかもしれない。結婚という単語から結婚式まで行ったのは良いが、中途半端な知識しかない彼女では其処から行き着くのは新婚初夜、からの懐妊。

 

「だだだだ、駄目よっ、ハクノ! まだ結婚はっ!? って、そうじゃなくってっ!?」

 

「落ち着いて、エリザ。そう言えば遠坂のサーヴァントが結婚詐欺がどうとか言ってたけど、どんな事を言われたんだろうね。例えば……君が好きだ、結婚してくれ、とか?」

 

「はうっ!? ハ、ハクノ。他にどんなのが有ると思う?」

 

「え~と、君とずっと一緒に居たい。僕と共に人生を歩んでくれないか、とか?」

 

「きゅん……」

 

 白野の言葉はエリザの心にクリティカルヒットし、鼓動を高鳴らせる。その様な事など気付きもしない白野は次々とプロポーズの言葉を言い続け、エリザの心を鷲掴みにしていった。もはや彼女の精神状態は限界を迎え、高鳴る胸を押さえ息が荒い。潤んだ瞳は熱っぽく白野を見詰めていた。

 

「僕は君の物だ」

 

「はぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

 

「例え生まれ変わってもきみと一緒に……エリザ?」

 

「……はっ!? も、もう寝ましょう」

 

 エリザは覚束無い足取りでシャワールームに向かい、その途中で何もない所で足を滑らせて転ぶ。前のめりに倒れたエリザはスカートを盛大に捲り上げパンツが丸見えだった。

 

(……ピンクのストライプ)

 

「シ、シャワー浴びるわね」

 

 慌てたせいでカーテンの後ろに隠れる前に服に手を掛け、背中が晒された時点で自分の格好に気付く。錆びた様にギリギリと背後を向くと白野が慌てて顔を逸らした。

 

「……ハクノのエッチ」

 

 小走りにカーテンの裏に隠れながらエリザは恥ずかしそうに言った……。

 

 

 

 

 

「はい、あ~ん。ほら、早く口を開けなさいよ」

 

 四回戦の猶予期間も半場が過ぎ、そろそろ対戦相手の情報を得る為に慌ただしくアリーナに向かい、時に遭遇した対戦相手と戦う中、白野はエリザの希望で購買にオヤツを食べに来た。

 

 エリザは最近恒例となった”はい、あ~ん”をやっているのだが、流石に中庭やマイルームと違い購買は人目が多い。エリザはご機嫌な様子でパフェを掬ったスプーンを口元に差し出して来たが恥ずかしくて口を開けられない白野。

 

「食べないの?」

 

「いや、少し恥ずかしくて……」

 

 周囲の視線を気にしてチラチラ視線を送る白野だが、エリザはそれが不満なのか頬を膨らませ顔を背けている。

 

「……別に良いじゃない。私だけ見てたら恥ずかしくないでしょ? ほら、こうすれば……」

 

 エリザは躊躇なく前に乗り出し息が掛かる距離まで顔を近付けながらスプーンを差し出す。至近距離まで顔が近付いている為に本当にエリザの顔しか見えず、気圧されるがまま白野は口を開いた。そのままエリザは嬉しそうにパフェを白野の口に運び、今度はスプーンを手渡した。

 

「今度は私にして。……人が目に入ってたらがあって恥ずかしいからこの距離でお願いね」

 

 この日の購買はブラックコーヒーがよく売れた。

 

 

 

 

 

「あっ! 言峰!」

 

「おや、君達が。くくく、相変わらず仲が良い事だな」

 

「丁度良かったわ。ちょっと訊きたい事が有るから答えなさい」

 

 購買の帰り、手を繋いでマイルームに戻る二人は言峰と遭遇した。腐った瞳の先は二人の繋いだ手に注がれており、何時もの腹黒そうな笑いを浮かべている。何時もは直ぐに通り過ぎるのだが、この時ばかりは違ってエリザは白野をその場に待たせて彼に近付いていった。

 

 

 

「……ふむ、その様な願いか」

 

「可能なの? 不可能なの? 早く答えなさいっ!」

 

「さて上級AIに過ぎない私では断言は出来ないが……不可能ではないだろう」

 

「本当ねっ!? ……良かったぁ」

 

 白野の耳に詳しくは届かなかったがどうも聖杯に託す願いについて尋ねているようだ。言峰の回答に満足したのか鼻歌を歌いながら戻ってくるエリザ。白野が何か尋ねてもエリザは誤魔化して答えず、白野の腕に抱きついて歩き始めた。

 

「ご機嫌だね、エリザ」

 

「うん! 本当に叶えたくなった願いが叶いそうなのよ。……詳しくは秘密ね」

 

 

 

 

 

 そして楽しい時間も過ぎて行き、白野の心の整理がつかぬまま対戦の日がやって来た。ラニと遠坂のふたりがエレベーターに乗り込むのを見守るもどの様に声を掛けて良いか分からず、話し掛けられないまま見ているだけしか出来なかった。

 

「……ハクノ、気分が優れないなら少し歩いて気晴らしをしましょ」

 

「うん……」

 

 白野の手を掴んで引っ張る様に歩き出すエリザ。三階から景色を眺めたり教会前の花壇を眺めたりした後で歩いていると角を曲がった先にある視聴覚室の戸が開いた音が聞こえて来た。

 

「……やはり駄目か」

 

 物陰に隠れて様子を伺っていると視聴覚室から出て来たのはユリウス。彼は一瞬白野が居た場所を見た後でその場から離れていく。気になったのか前に出ようとした白野だが、エリザが背中から抱きついて動きを止めた。

 

「こら、油断しないのっ! あいつのサーヴァントが姿を消せるって知ってるでしょ?」

 

 エリザは槍を振り回しながら進み、視聴覚室に入るまで不可視のサーヴァントによる襲撃はなかった。

 

 

 

 

「これはっ! ……何かしら?」

 

 無事に視聴覚室に入ると映写機が動いておりスクリーンに映像が映し出されている。ノイズだらけで良く分からないが、画面に映っているのはどうやら凛とラニの戦いのようだ。

 

「ここで情報を得ようとしていたのか……」

 

「……ねぇ、ハクノ。これで着替えとか覗かれて無いわよね?」

 

「……さぁ?」

 

 心配する事が見当違いのエリザに白野はどの様なコメントして良いか困り果てる。確かに覗かれているのなら気分が悪いが、ただ同意するだけでは何かが違う気がする。大丈夫、自分が守るから、とでも言うべきかと悩む間にも戦闘は進み、気付けば事態は大きく動いていた。白野が見た物、其れは……、

 

 

 

 

 勝てないから纏めて吹き飛ばす、と言いながら胸が光り輝きだしらラニと、

 

 

 

 

「ぐっ……」

 

 令呪で邪魔をさせるなと命じられて何とか立ち上がるも冷汗を流している赤衣のサーヴァント。彼は命令されるまで股間を押さえて蹲っていた……。

 

 

 

 

 




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