システム似てるしできんじゃね?
ということで飛鳥ちゃんを『刀剣乱舞』に送り込んでみました!!
注意、この話は本編との関係性はありません
飛鳥型一番艦の正規空母、飛鳥。
赤城や加賀、蒼龍や飛龍が沈んだ"ミッドウェー海戦"以降、運用が開始された空母。
極秘裏に造られたこの艦に与えられた称号は『一・五航戦』。妹艦には『二・五航戦』が名付けられた。
南雲機動部隊の意思を継いだ空母はその後の戦いに身を投じ、そして激戦の最中に果てた。
(という設定です。by隼)
そしてその魂が現代に甦り、彼女は駿河鎮守府で再び戦いに赴くこととなった。
そんな彼女に、また新たな試練が与えられることとなった。
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「此処ね……」
城のように和風で立派な建物。
此処に飛鳥はやってきていた。
「遠江本丸………間違いないわ。……まさか私がこんなことをするなんて」
ふう、と溜め息をつく飛鳥は此処に来ることになった経緯を思い出していた………
(回想)
その日飛鳥は同じ正規空母の赤城達と楽しくお茶をしていた。
と、そんな折りに提督の十六夜から呼び出しがかかり、執務室に向かった。
「提督? 一体なんの用なのかしら?」
「なんかお前に提督って呼ばれると違和感すげえな」
見ると側にいる筈の秘書艦が今はいない。
どうやら退かせたようだが……
「飛鳥。本題に入るぞ」
「何?」
「お前に極秘任務を頼みたい」
極秘任務。という言葉を聴いて飛鳥が緊張に体を固める。
「わ、私に……?」
「ああ。お前にしか頼めないんだ」
「…………分かったわ。その任務受けてあげる。それで任務って何かしら? 出撃? 遠征?」
「違う。お前に頼みたいのは…………」
ゴクリ、と飛鳥は息を飲む。
そして、十六夜が放った言葉は――――、
「"刀剣男子"ってのは知ってるか?」
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「貴女が飛鳥殿ですな。お待ちしていましたぞ」
本丸に着いた飛鳥を迎えたのは白い小狐。
彼を見つけた飛鳥はしゃがんで話を聞こうとする。
「私が貴女のアドバイスを致しますのでよろしくお願い致します」
「ええ。よろしくね」
説明を受けながら飛鳥は状況を改めて思い出す。
曰く、歴史を自分達の思い通りに変えようとする"歴史修正主義者"による過去への攻撃を阻止するため、"審神者"という者が刀剣の付喪神である"刀剣男子"を使役し、連中と戦う………ということらしい。
「(歴史修正主義者を深海棲艦、審神者を提督、刀剣男子を艦娘と考えたら凄く分かりやすいわね)」
「どうかなされたか? 飛鳥殿」
「なんでもないわ。それより私にも最初の刀剣男子がいるのよね? それって誰なのかしら?」
「それでしたら此方の五名からお選びください」
と、白狐から受け取った札を見る飛鳥。
「("加州清光"、"歌仙兼定"、"山姥切国広"、"蜂須賀虎徹"、"陸奥守吉行"……この中から一人選べってことね)」
暫く彼らの情報を見ながら考える飛鳥。
じっくりと悩み、彼女が選んだ刀は、
「…………この、山姥切国広って人をお願いできるかしら」
「承知いたした」
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飛鳥が自分の部屋を片付けていると、襖が開く(和風の部屋に飛鳥は感動していた)。
「………主は此処か」
「あ、貴方が山姥切国広さんかしら?」
「……ああ」
西洋的な要素の入ったの和服で廃れた布のフードを被っている青年。
隠れた顔には弱冠暗い雰囲気を纏っている。
「私が審神者の飛鳥よ。貴方が私の初めての刀剣男子だから、これから宜しく頼むわ」
「………そうか」
素っ気ない返事を返す国広。
そんな彼を見て飛鳥は、
「………具合でも悪いのかしら?」
「別に………気にするな」
「気になるわよ。私こういうの慣れてないんだし………少しフードを取ってくれる?」
「断る」
即答。
この無感情に僅かにイラッとした飛鳥だが次の言葉に驚いた。
「綺麗だとか……言われたくないんだ」
「………え? ど、どうして?」
「…………写し身の俺に、そんな期待なんてされたくない」
山姥切国広――
この刀の以前、山姥切という霊剣があったという。
彼は、その霊剣の模造品ということで製作された。
その刀匠としては最高傑作なのだが、あくまで『山姥切の模造品』という扱いを受け、正当な評価を与えられ無かったのだ。
故に、彼はひねくれた性格となっている。
「……………そうなのね」
飛鳥は艦娘の仲間を知っているが為に気持ちは分かる。
同僚の赤城や加賀は未だにミッドウェーでの死がトラウマとなっているし、扶桑などは性格に影響が出ていた。
「(…………こういう時、提督はどうしていたかしら……)」
少し悩む飛鳥だがこうしているのは自分らしくないと考える。
十六夜も艦娘に対しては自分の心を偽らずに接していた。なら自分も倣うべきだ。
「国広さん」
「…………なんだ」
「私は、貴方に期待しているわ」
それまで、無感情に等しかった国広の目が見開かれた。
「…………俺は、山姥切じゃない」
「勘違いしないで。私は"山姥切の写し身"である貴方に期待はしていない。"山姥切国広"に期待しているのよ」
腰に手を当て、彼から目を離さずに飛鳥は告げる。
「さっきも言ったけど貴方は私の最初の仲間よ。だから私は貴方を信頼してる。ずっと一緒に戦いたいもの」
すっと腰から離した手をそっと国広に差し出す。
そして可憐な笑顔で告げた。
「私が最後まで、貴方を使ってあげるわ」
「………………」
差し出された手をじっと見ていた国広。
と、
「……………………フッ」
薄く、微かに笑った。
再びムッとなる飛鳥だが、
「………まあいい。そう言っておいて俺を失望させるなよ」
「………うふふ。上等よ」
十六夜のように立派な指揮を目指して。
飛鳥の挑戦は始まったばかり。
この飛鳥は正規空母の飛鳥なので実際の飛鳥とは異なります。
言動や性格は同じですが。
不定期でこの続きを投稿するのでお楽しみに