新人ハンターの同期がイャンクックを
倒した、そんな情報は瞬く間に皆に伝わり皆の心に響いた、飛竜は勝てる相手であるの思い返されユーク達の勝利の次々にイャンクック討伐を成功させるチームが増えていった、ユーク達も負けてはいられない、イャンクックを倒したことでハンターランクが上がり
新たなモンスターの討伐許可が下りた
そのモンスターを倒べくユーク達は潮島に来ていた、1度目の探索ではゴゴモアとの戦闘で森のエリアしか見れなかったが今回はベースキャンプからすぐに入れる洞窟エリアに来ていた…
そこは広い通路のような筒状の空洞になっていて海岸からの湿った海風が流れ込み潮の匂いを漂わせている、所々にある岩の切れ目からは鉱石類を取ることができる。
そしてそのさらに洞窟の奥に進むことができる大きくくらい穴の前にユーク達は立っていた、暗く底の見えないその穴の下にも狩猟エリアがあり、今回の目標はその穴の中に居るだが…
「暗いな、底が見えない…」
ユークはその穴を覗きながらそう言う、その縦穴は本当はさほど深くはなく飛び降りても平気なたかさなのだが洞窟の中と言うだけあって暗く底が見えないためにとても深く見えてしまう…そんなところに飛び込みしかもモンスターも居るとなるとあまりいい気はしない。
「でも最初に誰かが下に降りなきゃいけないよな…」
先陣を切って縦穴に落ちようとユーク
は踏み出そうとする
「ちょっとまってユーク、私が先に行く!」
それをフリーアが制する
「こういうのはフォーメーション的にも剣士が先に降りたほうがいいともうの、ガンナーの貴方だと防具が剣士ほど硬くないから危険かもしれないし…だから私が先に行く」
フリーアの考えにユークは頷くと先にフリーアが飛び込む、ドサッという着地音そして「大丈夫!そんなに高くないわ!降りて来て!」
フリーアの言葉を聞き次々に穴に飛び込む、そしてホークが最後におどおどしながら飛び込むと4人も洞窟の底に着地する…
洞窟の底はやはり暗い、岩の壁や天井の割れ目から差し込むわずかな光だけでそれ以外照らすものは何もない、だがそんな暗さもだんだんと目が慣れ周りが見え始める、だがユーク達以外動くものは何もない…
「モンスターはどこ?」
そう今回の目標のモンスターの姿がないのだ、一面カビ臭い土と岩だけで洞窟の空間の真ん中には一際大きなカビ臭い岩が転がっている…
ユークはその一際大きなカビ臭い岩に近づき手で触れる、表面の土とカビが拳一粒ほど剥がれ何かオレンジ色の綺麗な物が現れる、コレはなんだろう?
と思ったが突然地面が揺れたかと思うとカビ臭い岩が突如動き出した!
岩だと思っていた物から手が生え足が生えそして一匹の巨大なカニのような姿になる、そう岩だと思っていたそれは岩ではなくモンスターだったのだ、今回の目標《多甲蟹タイクンザムザ》が姿を現した!
全身を洞窟の湿った土で作った殻で身を多い体を守るその姿はまさに泥の装甲を纏った戦車のようだ、右手は釜のようなハサミ、左にはハンマーのように発達した大きな拳を生やし、腹の辺りから伸びる6本の足で地面をガチガチと鳴らしている。
「マジかよ!このカビの塊モンスターだったのか!」
「そんなこと言ってる場合じゃない!
来るよ!構えて!」
皆武器を取り出し構える、ユークがアルバレスト改を構えタイクンザムザに標準を合わせるとトリガーを引く、アルバレスト改の発砲音と共に戦闘が幕を開ける。
タイクンザムザは全身を土で固めているために攻撃が表面の土に吸収されて本体に攻撃が通りにくい…
「くっそ!このカビ野郎!フニにゃフニにゃしやがる!」
ランダガスの攻撃がタイクンザムザに命中るが土に阻まれてうまく貫通しない
ユークも貫通弾を放つが着弾と同時に貫通性が弱まり中々攻撃が通らない
そんな中フリーアとホークは何度も何度もタイクンザムザの足に斬りかかる、
すると少しずつだがタイクンザムザの周りの土が剥がれ落ちていく…
それに築いたユークはある考えが浮かぶ、
「初めから攻撃を貫通させようとしても無理だ!ランダガス表面の土を削ぐように攻撃してくれ!僕も手伝う!」
その声にランダガスはおう!と答えるとすぐさまタイクンザムザの脇腹の土を削ぐように薄く刃を入れる、乾燥した土は直ぐに剥がれ落ちて本体のオレンジ色の甲殻が少し見える、ユークも貫通弾からレベル2通常弾に切り替えると
圧迫リロードを行い直ぐさま引き金を引く、圧迫された6発の弾丸が着弾と同時に一つの爆発を起こしタイクンザムザの表面の土を吹き飛ばす!
だがタイクンザムザも剥がされまいと必死に抵抗しその場で回転、攻撃の激しい剣士達にハンマーのようなこぶしを振り下ろす、叩きつける!
だがその攻撃はフリーアが盾で迎撃し
すぐさまカウンターの水平切りを一発!ガァアアンという衝突音と共にタイクンザムザの拳が弾かれその衝撃で片腕の土が剥がれる
シギャアアア!!タイクンザムザは小さな鳴き声を上げるとカビ臭い土埃をあたりに蔓延させる、視界が悪くなり的が見えない…
「ゲホゲホッホコリが…ひどい…」
「目が痛いわ…」
「ハックショーン、ああカビ臭い…」
ユーク、フリーア、ランダガスの三人はこの土埃でむせるが鬼人化したホークだけはもろともせずタイクンザムザに突っ込んでいく…
二本の剣を巧みに連携させてタイクンザムザの土を砕く、削ぐ、引き剥がす!
繰り出される双撃は匠の技の如く土の装甲を破壊していく…
土埃が晴れるとユーク達も応戦し、再び全員で土の装甲を剥がしにかかる、残る土装甲もあとわずが、だがタイクンザムザの釜のように鋭い片腕が猛烈な攻撃を振るうホークを襲う!
ガリッという防具が削れるおとと共にホークが後方に飛ばされる、鬼人化が解除され闘争心が弱まる…
そこに向けてさらに釜を突き立てる!ハンマーのような拳を叩き落とす!
ホークは3回連続被弾しこんらん状態となりフラフラと頭を揺らす…
そんなことを機にすることもなくタイクンザムザは拳を再び持ち上げ振り下ろそうとする…が
「オラァァア!尻尾がお留守だぜ!」
ランダガスがバスターソードを勢いよく尻尾に叩きつけると、タイクンザムザはシギャアアア!?ッと驚きの声を上げる、衝撃で動揺し動きが鈍ったところにすかさず二度目の斬撃!今度はパワーを貯めた為斬りを尻尾に命中させる、タイクンザムザはその場に倒れこみ体制を崩す
「ファイア!」そこを狙ってアルバレストから大きい弾丸が放たれタイクンザムザの体に命中すると同時に計4発達の小型の爆弾がさく裂する、その爆発は見事に残っていた全ての土装甲を引き剥がしタイクンザムザのオレンジ色の甲殻をあらわにする
だが直ぐにタイクンザムザは起き上がると怒ったように両腕をあげてシギャアアア!シギャアアア!と声を上げる
そしてハンマーのような拳を高く振りかぶって地面に叩きつける!
地面にメキメキと日々が入り辺りを震わせる、そして地面がバラバラに砕け散りる、!?驚く暇もなく4人はタイクンザムザと共に砕けた地面の底に落ちる…
落下の勢いで背中を勢いよく地面に叩きつけられる、だが先ほどまでいた洞窟よりも5メートルは下がってしまった…登るのは難しいかもしれないと思うがそんなことを考えている場合ではなかった…
タイクンザムザは着地と同時に勢いよく跳躍するとユーク達を叩き潰す勢いでボディプレスを繰り出す!その巨体を地面に食い込ませる程のプレス攻撃が全員を直撃し吹っ飛ばされる、
そしてタイクンザムザの釜がブウンと空を水平に斬る、その攻撃はユークの目と鼻の先で繰り出されるがリーチが足りずギリギラ当たらない…
ユークな直ぐさま距離をとるとアルバレスト改を組み立て銃撃を与える、バレルが火を噴き火炎弾を繰り出す、放たれた弾丸はタイクンザムザの甲殻に命中し火をおこす、そして第二派第三派を打つがタイクンザムザは先ほどより素早く激しく動くために攻撃を命中させずらい!
剣士3人もかかんに前衛として戦い続けるがジャンプや左右からくる釜やハンマー攻撃で中々攻撃を命中させられない。
「くっそ!この蟹!喰らえ!」
ランダガスの渾身のタメ斬りがタイクンザムザの頭に命中する、ズガァアンという衝突音そしてその攻撃は甲殻を貫通し体液を飛びしたせる、そんな勢いある攻撃を受けタイクンザムザは体制を崩す、その隙を逃さずアルバレスト再び大きな砲撃音を轟かせ激しい炎の爆煙をタイクンザムザの背中に炸裂させる、
火炎弾の圧迫リロードがタイクンザムザに命中したのだ!
ユークは手を休めることなく次の弾丸を装填圧迫し第二派を発射!タイクンザムザのオレンジの装甲を勢いよく焦がす!弾き飛ばす!
シギャアアア!?
タイクンザムザは炎に痛みを感じつつもなんとか体制を整え再び攻撃を開始しようと立ち上がる…
だがそれを許さぬかのようにランダガスの攻撃が甲殻を叩き割る!
フリーアが拳に斬りかかり破壊する!
そして回復役で傷を回復させたホークが全力でハリケーンを振る!
そして連続で撃ち放たれるユークの砲撃はまるで炎の雨を降らすかのようにタイクンザムザの体に降り注ぎ甲殻を焼き尽くしていく…
もがく体の動きはしだいに小さくなっていき…そして…タイクンザムザは
シギャアアァァァァ……
最後の圧迫リロードにより放たれ火炎弾が命中すると同時にタイクンザムザは地にはいつくように倒れこみ動かなくなった……
タイクンザムザに勝利したのだ!
早速剥ぎ取りにかかる、タイクンザムザの甲殻は言うほど硬くない、そのため簡単に剥ぎ取ることができ剥ぎ取りにかかる時間はそう長くなかった…
「倒し終わったね、皆大丈夫?」
「ああなんとか…」
「それにしても臭えな!タイクンザムザ!カビ臭い!」
「ええそうね…でも…」
「ねえ皆んな!思ったことがあるんだけどザザミソッてあるじゃない」
フリーアが突然皆に語りかける
「あのヤオザミから取れる奴?」
「そうそれ、あれって初めて密林に行った時に教官がスープを作ってくれて食べたの覚えてる?」
「ああ男の料理にしては美味かった…」
「まあまあおお美味しかったとおっ思うよ…」
「でしょ?それでタイクンザムザもじつはヤオザミと同じ甲殻類なのよ!だから私が言いたいのはつまり…こいつ食べれないかしら?」
◇◇◇
メゼポルタに戻ると直ぐにフリーアは新人ハンター寮の厨房にいきタイクンザムザから採取した足の肉の一部をさばいて何種類かの料理をつくる、綺麗なストレートの赤髪を一つに束ねてエプロンを付けた姿はいつもの防具姿と違ってなんだか新鮮で可愛らしい、とユークは思った、海藻から取ったスープにタイクンザムザの肉をほぐしたものを少し入れて塩をふって、手際よく調理を進めるフリーアを見ているとやっぱり家庭的なんだなあ…と思うユークであった…
料理が完成し4人分の食事が出来るとフリーアはそれをせっせと食堂へ運ぶ、ユークもそれを手伝うそして
食堂のテーブルには沢山のタイクンザムザから作ったご馳走?が並んだ
「タイクンザムザの肉のコロッケに、海藻とタイクンザムザのスープに、タイクンザムザの足の丸焼きステーキよ!皆召し上がれ!」
フリーアはそう言って自分も席に着く…
四人「いただきます!」
パクッ はむっ もぐもぐ……
………!?
「不味い!!不味すぎる!!フリーア何入れたんだ?オッオエ〜〜ッ」
「なっ何もしてないわよオッオエ…苦い…ていうか不味い…」
「ででででも、どうしてこんなことになっオエッ…調味料間違えたとか?」
「それは…ないとオエッ思うよ…僕フリーアが料理をしてるところ見てたけど特に変なものは…オエッ…いれてなかったし問題あるとすれば多分…」
四人「タイクンザムザの肉!!」
四人は口をそろえて言った、その日は4人ともゲキマズ料理のせいで食欲が劇的に落ちて皆ベットで半日寝込んだのであった…おかげで狩りの勝利の喜びは何処かに消し飛んでしまった…
確かに市場にタイクンザムザの食材はあまり見かけない…いくつか食べる方法はあるらしいのだがどれも激しく手間がかかる上に大変でアプトノスの肉のステーキの10分の一の美味さというか不味さなので食べる物は少ないらしい…もう決してタイクンザムザを食べようなどと思わないようにしようと決意するユーク達であった…