今年は遂にずっと待っていたデート・ア・ライブが四月にアニメで放映されますね!すげぇぇ楽しみにしていました!
あぁ、本当に楽しみだな………
「ーーーっで、これが精霊って呼ばれている怪物で、こっちは更に化物の邪霊、士道が接触したのはこっちね。こっちがAST。陸自の対精霊部隊よ。本当に幸運ね。ヌギル=コーラスーーーああ、零崎 紅夜が駆けつけなかったら士道の命は終わっていたかもしれないわね。っで、次に行くけどーーー」
「ちょ、ちょっと待った!」
ペラペラと説明を始めた琴理を制するように、士道は声を上げた。
「何、どうしたのよ。せっかく司令官直々に説明してあげているっていうのに。もっと光栄に咽び泣いてみせなさいよ。今なら特別に、足の裏くらい舐めさせてあげるわよ?」
軽くあごを上に向け、士道を見下すような視線を作りながら、琴理の容姿を被った琴理が暴言を吐いている。これは夢か
「ほ………ッ、本当ですか!?」
喜び勇んで声を上げたのは、琴理の横に立った神無月だった。琴理が即座に、「あんたじゃない」とみぞおちに肘鉄を放つ。
「ぎゃぉふッ……!」
二人のやりとりを眺めてから、士道は呆然と口を開いた。
「……こ、琴理……だよな? 無事だったのか?」
「あら、妹の顔を忘れたの、士道?物覚えが悪いとは思っていたけど、さすがにそこまでとは予想外だったわね。今から老人ホームを予約しておいた方がいいかしら」
士道は頬に汗をひとすじ垂らした。
ついでにほっぺをつねるみる。当然如く痛かった。
朝のときは少しからかっただけでオーバーリアクションをする可愛げな我が妹はどこにいったのだろう。
隣にいる紅夜はずっとモニターに映された二奈の姿を腕を組んで見つめている。その視線は、触れれば切れると思うほど鋭かった。
「………なにかもう、意味がわからすぎて頭の中がワニワニパニックだ。おまえ、何してんだ? っていうかここ? ドコだ? この人たち、何だ? それにーーー」
士道は周囲に目を配る。
確かにここは、どこのSFに出てきそうな艦を思わせる造りだ。
琴理は士道の質問を抑えるように両手を広げて、口を閉じらせる。
「落ち着きなさい。まずはこっちから理解してもらわないと、説明のしようがないのよ」
言って琴理が、艦長のスクリーンを指さす。
右には、黒髪に紫色の鎧を纏った少女と機械の鎧を纏った人間たちの熾烈な戦闘シーンが、
左には、特に特徴がない道路の真ん中で美しき美女と士道が映り出されている。
「ええと………どっちが精霊で邪霊なんだ?」
「右が精霊、左は邪霊よ」
見た目はコスプレを思わせる服装のため、士道はどこが違うか分からない。
分かるのは、邪霊は本能的に恐怖を抱いたように、そして映像で映される精霊の脅威の戦闘力により、この世界に不定期に出現する、正体不明の怪物だと言うことは分かった。
「………どこが違うんだ?」
だからこそ、士道には謎が渦巻いた。
精霊と邪霊ーーー一体何が違うのか。
「ばっさり言えば、精霊を遥かに超す戦闘力、余震で空間が歪曲して周囲の人間達の視覚が一瞬だけど混乱させるほど超大規模な空間震、あとは噂だけど殺害による快楽が強いらしいわ」
琴理はそう言って三本指を立てた。
「……あれ?」
今までの朝ニュースを見てきた空間震は士道の知る限り、小さければ数メートル程度で、大きければ大陸に大穴が空いてしまうほどだ。
だとすれば、邪霊の空間震はーーー
「ああ、心配しないでいいわよ。邪霊の空間震の平均は半径数十㎞が基準よ、ユーラシア大空災より酷い空間震が来ていれば、私たちはとっくに滅びているわよ」
いや、半径数十㎞でも十分危ないんですけど。
「因みに一度、この町にも邪霊が来襲したわよ。これで二度目ね」
「……春休みのことか?」
「ええ」
あれは確か高校一年目が終わり、桜の蕾がそろそろ咲く頃に起きた。
その日、珍しく両親が休みで家族全員で市街に遊びに行っていた時に起きた不可解な現象。
視界が歪んで、思わず倒れそうになり、そのあと天宮市に響き渡るサイレンはよく覚えている。
「シェルターは、耐えきれたでしょうけど、……恐らく天宮市は全部クレーターになり、近くの山々も消えていたわね」
「でも、琴理あの空間震は………」
街に凄まじい被害が及んだとは聞いている。
あれが、邪霊の空間震だとしても、少なくても山が消えるほどの被害があれば流石に修復に時間が掛かると思いが、あれは普通に一日で全て元通りになっている。
「あの時の邪霊の空間震は起きていない……いえ、少し間違っていたわね……相殺されたのよ。あなたの隣にいる人物の行動で」
琴理の視線を追って体を動かすと先ほどから邪霊・二奈の姿を睨んでいる。紅夜の姿だ。
「……お前、何者?」
「…………はぁ」
紅夜はため息を付いて、海の様な色の蒼瞳をこちらに向けてきた。
「教える義務がない。だが、俺はお前たちの敵になるつもりはない」
口を尖らせ、紅夜は再びモニターに目を見る。
それに琴理は「はぁ」と呆れた様にため息を付いて、口を開いた
「あなた、この世界とは別の世界から来たでしょ」
紅夜の眉がその言葉に反応するように動いた。
「はっ? えっ?」
琴理の発言に一番反応したのは士道の方だ。
だが、この結論は紅夜の確信を貫いている。
そもそも、精霊や邪霊も別の空間から来たのだ。
なら、今ここになる現実が鏡の様に別の空間が、世界が広がっていても不思議ではない。
「精霊や邪霊に対する情報は機密事項よ。それを知っているのは私達やASTの連中とかなり限られているわ。あなたは何もないところから剣を出したり、人間では絶対に不可能の領域の身体能力を持っているわ。それともあのコートにあなたの強さの秘密が隠されているのかしら?」
「…………」
見た目で少し大丈夫かと思っていたが、どうやら見た目だけで判断したのは間違っていたようだ。
これ以上、交渉術に弱い自分がこれ以上黙っていても微かな情報を元にあらゆる可能性を模索され、確信に近づけられることはあのバカの約束事を破ることになる。
ならば、どうする……簡単だ。最低限の情報で納得させてしまえばいい、と紅夜は頭で考えて、結局のところ、負けた気分で口を開くことにした。
「規則で決まっているから、あまり深くは喋れない。それでいいなら喋る」
「規則ねぇ……分かったわ」
琴理は少し考えるような仕草をして、紅夜と目を合わせた。
「それじゃ、第一にあなた何者?」
「罪遺物だ。詳細は言えない」
「チッ……第二、精霊や邪霊の存在をどこで知ったの?」
「上司から直接だ。因みに上司についても話さない」
「分かったわよ。第三、あなたは精霊を邪霊をどうする気?」
その質問に、このクルーたちも横目ながら紅夜を見つめた。
士道も思わず紅夜を見つめる。
未だに頭が混乱だらけだが、琴理の言葉に紅夜が少なくても精霊や邪霊と同じようにこの世界に元から存在していない者だと理解できたからだ。
「そうだな。助けの手を差し伸べる気だ」
「助ける?あなた自分が何を言っているのか分かっているの?」
「精霊でも、邪霊でも、悲しみや怒りや悲しみ喜びの感情がある。だから全ての精霊や邪霊が少なくても自己の意思で破壊の限りを尽くす奴らとは限らないだろう?」
「確かに、そうかもしれないわね。でも、どうやって助ける?この世界は、少なくてもASTは精霊や邪霊の存在を否定するわよ。」
「…………」
紅夜は、無言で腰に縛っている【
その瞬間、琴理ーーー少なくても神無月はいつでも
【闇想装(アエティール)】と共に回収しようとした<フラクシナス>のメンバーがこの本に触った瞬間、恐ろしい物を見た様に絶叫して泡を吐きながら倒れたのだ。
そのメンバーはいまは意識不明になり、目覚める兆しを全く見せない。
「本名は伏せるが、
「! へぇ…」
静寂のブリッチにざわめきが起こった。
条件はあるが、史上最悪の惨禍を無力化できる術がここにあると言うのだ。
「なんか、その這い寄る混沌…さん?ってすごいんだな」
「ああ、最悪な意味での最高の助っ人さんだ」
苦笑しながら紅夜は【
「因みにある条件でのあること…ってなにかしら」
「ああーーー」
這い寄る混沌はその条件とあることについて珍しく冷笑ではなく、面白げに笑っていた気がする。
「落して、粘膜関係と言っていた」
「それは……、ねぇ、零崎 紅夜、一つだけいいかしら」
驚愕するように目を開いた琴理は、一本指を出した。
特に断る必要を感じず、紅夜は頷いた。
「あなた、恋愛したことは?」
「ない」
即答である。琴理は、頬をぴくぴく動かしながら、もう一本指を上げた。
「それじゃ、落して粘膜関係ってどんな意味だと思う?」
「? 当たり前だろう物理的に地面に叩き落として………」
言葉が止まった。教えてもらった時は十禍を助けれることにテンションが上々状態だったので粘膜関係とはどんなものかを聞きそびれていたのだ。あの時と同じように(※プロローグのとき)
確か粘膜と言えば、濃い粘性がある液体を出す部分のことだと記憶しているが……それと、どう関係を持てと?紅夜は頭を抱えた。
「こいつバカだわ」
「はいっ!?」
「いや、全部が筋肉で出てきている全筋ね。あなた詐欺とか直ぐにひっかり、後先考えず突っ込むタイプね」
「……なんでそれを」
「貴方には後で色々言いたいことがあるけど、士道あなたに話があるわ」
「あ、ああ……」
士道は微かに顔を赤くしていることに、紅夜は自分の知らない粘膜関係と言う意味を知っていることに勘づく。
「士道! お前は何か知っているのか!?」
「えっと………あ、あはははは」
「士道、このバカに言ってあげない」
士道を除いてこの場の全員がため息を付いた、それは紅夜の無知なさと頭の悪さが混ざっている。
邪霊・十禍と戦った時の凛々しさは、どこに消えていった。
「あっと、……だよ」
「聞こえない!」
紅夜は大声で士道を睨んだ。
士道は困ったように後頭部を掻いた。
「士道、まさか言うのも恥ずかしいとか……どれだけピュアなのよ」
「うっ……あのな、紅夜ちょっと耳を貸してくれないか?」
士道の手招きに紅夜は頭の中にクエスチョンマークを乱発しながら士道の近くにより顔を横にした。
士道は、手で防音するように、息がかかるほど紅夜の耳元に近づいて、
「キスだよ」
と呟いた。
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はい?」
ロボットのようにカクカクした動きで士道から離れて、何度かまばたきをして、信じられない様に紅夜は呟いた。
「キス?」
「そうだと思うけど……」
「KISS?」
「いや、英語にしても……」
「これ、リアルですか?」
「紅夜……だ、大丈夫か?」
ヤカンが沸騰するように紅夜の耳から湯気が吹き出し、顔がタコのように真っ赤になり、目がグルグル回り始め。
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はふっ」
「紅夜ぁぁぁぁ!?!?!?」
「このレベルは………病気ね」
オーバーヒートした紅夜の意識は黒く染まった。
【ところで、破壊神】
「なにかな?」
【彼に交渉術等、机上での戦いが一切できないなら、どうやって精霊や邪霊を丸めるつもりだい?】
「あーー、まあ紅夜なら勝手にフラグを立てる天然フラグメイカーがあるから大丈夫だよ」
【しかし、なんだろう。彼があまりそういう経験は無さそうに見えるけど】
「ああ、やっぱり分っちゃう?」
【………君、実はこの事態を結構軽く見ているでしょ】
「大丈夫、キスすら気絶しちゃう程のピュアで、ヘタレで朴念仁でもなんとかなるよーー」
【…………はぁ】
「ため息してると幸せが逃げるよー?。ほらスキありだZE☆」
【な、私のマ○ターガン○ムが!?】
「その瞬間を待っていましたー!って逆転勝利!フルク○スTEEEEE♪」
【くっ、もう一度だ!】
「OK.いつでも挑戦は全力全開で受け付けるよ!」
以上、