「おにいちゃーん!ありがと!」
そういって、小町は荷物を持ち、校門へと走っていく。
我が家の超美少女であり女神である妹の比企谷小町を中学校に送ってやる。
この風景が日課になりつつある最近である。
………………べ、べつにパシられてるわけじゃないんだから!
俺が好きでやってるだけなんだから!
小町に沸いてくる虫を潰そうとしてるだけなんだからね!
そんなこんなで1人コントを脳内で展開しながら、学校へ向かう。
こんなの口に出したら、雪ノ下に110通報されるなマジで。
あと小町にもドンびかれるな。由比ヶ浜は…別にいいや。
小町の中学校から総武高校まではあまり距離がないので意外とすぐ到着した。
さて、駐輪場に自転車を停めて…っと…
「せ〜んぱい♪」
うん、俺じゃないな。
聞きなれた声ではあるけど、年上なら基本的に「先輩」と呼ばれるものだし、俺ではない確率のほうが多いだろう。
さ、急いで教室に……
「先輩!なんで無視するんですか?」
「グウェッ」
向かおうとしたところで襟を掴まれる。あぶない、ラリアット状態になるところだった。
そして、ラリアットしたと思われる人を見ると…そこにはあざとい後輩、一色いろはが立っていた。
「……え?なんでそんなとこいんの?」
「ちょ、その反応は酷くないですか!?生徒会の仕事が終わったんで教室に帰る途中だったんですよ〜。先輩にあったのは〝たまたま〟です。〝たまたま〟。」
やたらと〝たまたま〟を強調してくるなこいつ。
女の子に〝たまたま〟って連呼させると変な気分になってきちゃう…。
ごほんごほん。
「そうか。それじゃあな。」
「何自然にバイバイしようとしてるんですか?一緒に行きましょうよ先輩〜」
といって、一色いろはは自然に俺の腕を掴み、組んでくる。
「えーやだよ…お前と一緒にいると疲れるんだよ…………っておい、お前。腕を組むんじゃねえ。やめろ。目立つだろうが。」
「なんですかもしかして腕を組まれたくらいで私のこと意識しちゃいましたかごめんなさいその程度じゃまだまだなのでもっと恋愛経験豊富にしてからにしてくださいまだちょっと無理です」
「いや、俺やめろとしか言ってないんだけど…?」
「ま、細かいことは気にしないでレッツゴーです〜!」
結局、八幡は一色いろはの腕を振りほどくことはできなかった。
あいつ腕力強すぎだろ……。どこの男だよ…下手したら俺より普通に強かったぞあいつ。
…それにしても、なんで一色はあんなに腕が冷たかったんだ?
ずっと外にいたのか?
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本来なら3000字くらい書くつもりなんですけど、1,000文字超えたあたりで「もういいや」と思っちゃう俺ガイル…
やる気を出しますごめんなさい。
いろはす