ノーサイド
ここはスイス某所の国連秘密基地・・・
この基地にある3人の軍人達が集まっていた・・・
カツカツカツカツカツ・・・
「・・・おや?」
「ん?」
「これはこれは・・・」
軍人達は全員、IS部隊の隊長クラスであった
イギリス
アメリカ
ドイツ
彼女達はある指令により召集されたのだ
「久しいな「セルベリア」」
「貴女もお変わりありませんな「エスデス」中将」
「よしてくれ、昔のように呼び捨てで構わないぞ?あと、なぜお前がいる?「クラリッサ」?」
「私は「少佐」の代理人です」
長い銀髪の彼女は・・・
イギリス空軍IS部隊所属 セルベリア・エデム大佐
これまた腰まで銀髪をのばした彼女は・・・
アメリカ軍統括IS部隊所属 エスデス・サディラー中将
黒髪のショートカットの彼女は・・・
ドイツ空軍IS部隊所属 クラリッサ・ハルフォーフ大尉
である
「代理人?てっきりあの「シュトロハイム」が来ると思ったんだが?」
「シュトロハイム大佐はこの召集に呼ばれていません」
「何?それはどういう事だ?」
「さぁ?私にもサッパリです」
「しかし、こうして集まるのは何年ぶりだ?」
「・・・7年ぶりでしょうね?あの「事件」以来ね」
「そうか・・・あれから7年か・・・」
「「メルサ」や「シェルス」が逝って以来よ」
「この7年で変わってしまったな・・・私は中将となり、セルベリアは大佐・・・」
「貴女は大尉のままなのだな?クラリッサ」
「お二人の出世が早いだけですよ、それに私は今の地位に満足しています」
「部隊の副官がか?私の元にくれば高く評価してやるのに?どうだクラリッサ?私の――」
「結構です」
「・・・まだ何も言ってないだろう」
「ハハハ♪エスデス?無理な勧誘はやめておけ」
「まったく・・・あのチビッ子のどこがいいんだか・・・そのチビッ子はなぜ来てないんだ?」
「「ボーデヴィッヒ」少佐ならIS学園に」
「ほう・・・ブリュンヒルデがいるところにか」
「はい・・・少し心配ですが」
3人が話をしていると・・・
スタスタスタスタスタ・・・
「お待たせして申し訳なさありません」
「ん?君は?」
「私はスイス国連事務官「ココ・エルトム」です・・・どうぞ皆様、私が案内させて頂きます」
そうして3人は事務官に案内されて別室に通されると・・・そこには・・・
「なんだコレは・・・!?」
ある人型生物の頭部を破壊された「残骸」だった
「人間?なのか?」
「いえ、この生物は5日前にスイス軍により退治された「吸血鬼」でございます」
「「「っ!?!?」」」
「吸血鬼だと!?」
「どうしてそんなものがここに?!」
「スイス軍に退治されたあとに秘密りに隠したものです・・・我々、国連はこの吸血鬼がアーカードだと――」
「違うな」
事務官が何かを言おうとしたが、セルベリアが口をはさんだ
「エデム大佐、それはどういう?」
「この吸血鬼がアーカードだと?・・・笑わせるな、アーカードがそんな柔なヤツではない」
「私もです・・・」
「なぜ?お二人はこの吸血鬼がアーカードではないと?」
「私は8年前にアーカードと戦闘をしている」
「私は7年前・・・あの事件で・・・」
セルベリアとクラリッサはアーカードと直に戦闘をしているために、この吸血鬼がアーカードではないといったのだ
「ほう・・・二人はアーカードと戦闘をしたことがあったのか・・・私も・・・」
「エスデス・・・妙な考えは持つな」
「?なぜだ?セルベリア?」
ある考えを抱いたエスデスをいさめるようにセルベリアがエスデスに言った
「ヤツは・・・ヤツは異常だ・・・お前が思っている以上に恐ろしい」
「は?ヤツも「蟲」と変わらないのではないのか?」
「蟲?違う・・・違うぞ!エスデス!ヤツは恐怖の塊だ!お前はヤツと会ったことがないからそんな事がいえるんだ!」
「そうです!サディラー中将!ヤツ、アーカードは恐ろしい!」
エスデスに話すセルベリアとクラリッサの体はどこか震えていた
「そうか・・・」
「お二人とも落ち着いてください・・・我々は貴女達にこれだけを見せに召集をかけたわけではありません」
「なに?」
そう言って事務官はあるタブレットの写真を3人に見せた
「これは?」
「「ホムンクルス」と呼ばれる生物です・・・現物がないためこのような形ですが・・・」
「ホムンクルス?」
「まだ調査段階でそのほとんどが謎に包まれていますが・・・わかっている事があります」
「それはなんだ?」
「このホムンクルスは・・・人間を食料としていることです」
「「っ!?」」
「ほう・・・人間をか・・・」
「それを私達に教えてどうするきだ?」
「貴女達にはこのホムンクルスを駆逐するための部隊を率いてもらいたいのです」
「ほう・・・」
「それは私もですか?」
「もちろんです!今すぐにとは言いません・・・選択の中の1つとして考えてください」
「・・・」
事務官の話に黙るセルベリアとクラリッサを尻目にエスデスはにこやかに笑っていた
「(吸血鬼にホムンクルス・・・実に面白いじゃあないか・・・そしてアーカード・・・フフフ♪会うのが楽しみだ♪)」
IS学園教室にて・・・
「ブェックショイ!チキショイ!おぉっ寒!?」ブルブル
「ど、どうしたのよ?!アキト?ビックリするじゃない!」
「悪い鈴・・・風邪かなぁ?」
「アンタが風邪って・・・」
「あぁ?なんだよ鈴?まるで俺がバカみたいに・・・それが古文の教えをこう人間か?あぁん?」
ギロリ
「ごめん!ごめん!謝るから睨まないでよ!怖いから!」
「アキトさん?この短歌はどういう意味ですか?」
「あぁ、ここはな――」
外国人組に古文を教える吸血鬼系の人外がクシャミをしていた・・・
←続く
シェルス[クシュン!]
ノア[どしたんやシェルス姉?風邪か?]
シェルス[うぅん、なんか噂をされてる気がして・・・]
ノア[どーせアキトが[シェルスが恋しい!]なんかって言ってるんとちゃう?]
シェルス[ばっ!?///な、何言ってんのよ!?///]
ノア[ほほぉ~?どうなんやろな~?]ニヨニヨ
シェルス[もうノア!変な事言わないでよ!///]
ヴァレンティーノファミリーのアジトでそんな事があったそうな・・・