人外になった者   作:rainバレルーk

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シリアス書きたい・・・でも書けない・・・
せめてシリアル書きたい!

―――統合しました―――


仕事を頼む・・・

 

 

ノーサイド

 

 

 

「もしも~し?聞こえてる~?」

 

『あぁ、聞こえている」

 

 

 

屋上から自室に帰ってきたアキトはベットに体を横にしながら、電話をしていた・・・

 

 

『こんな時間に何のようだ?』

 

「こんな時間って・・・時差的には、まだそっちは昼過ぎぐらいだろう?」

 

『シエスタの時間に電話をかけてくるな!娘と俺の大切な時間に!』

 

「悪い悪い、すぐに済ませるよ「ディアボロ』

 

 

電話の相手はイタリアのマフィア組織「パッショーネ」のボス「ディアボロ」・・・

 

 

『それで要件はなんだ?どうせお前の事だロクな要件ではないだろう』

 

「・・・テメェの全身の血液を全部抜いてやろうか?でも確かにロクな要件じゃないな」

 

『何?』

 

 

アキトはニヤりと口角をあげながら・・・

 

 

「フランスのデュノア社を潰してもらいたいんだが?いいよね?」

 

『・・・・・・・・・・・・は?』

 

 

仕事を頼んだ・・・

 

 

『は?」じゃないよ?そこは「Yes」でいいじゃない?」

 

『待て待て待て待て待て!そんな事出来るわけないだろう!』

 

「なんで?」

 

『「なんで?」じゃない!いくらアキトの頼みだからと言って!デュノア社をおいそれと潰せるか!』

 

「おいおいおいおいおいおい?ディアボロ?俺がいつ「頼み」って言ったよ?」

 

『なんだと?』

 

「これはビジネス・・・仕事の話だ・・・ディアボロ?シュバルツからの情報じゃあデュノア社は・・・クソッたれのホムンクルスどもの巣だ」

 

『・・・詳しく聞こうか・・・』

 

 

電話先のディアボロの声が途端に低くなった・・・

 

 

「シュバルツからの情報ではデュノア社の上層部・・・何人かは不明だが、その多くがホムンクルス・・・しかも核鉄持ちがいるそうだ・・・」

 

『その情報は確かか?』

 

「逆に聞こう・・・今までシュバルツの情報がデマだった事があるか?」

 

『・・・ないな』

 

「だろ?じゃあ頼むぜ?」

 

『ちょっと待てアキト!』

 

「おん?なんだよ?」

 

『この事をヴァレンティーノは知ってるのか?』

 

「ん~?まだ知らせてない」

 

『おい!』

 

「大丈夫だってディアボロ、心配するな♪じゃあ詳しい話はまた後日・・・じゃあな~」

 

『おい!アキト!まだ話は――』

 

ガチャ

 

 

アキトは中場強引に話を切り上げ、電話を切った・・・

 

 

『王ヨ、ヨロシカッタノデスカ?』

 

「大丈夫さ、ディアボロは確実に仕事をしてくれるさ」

 

『信頼サレテイルノデスネ』

 

「まぁね~・・・おん?朧?」チラッ

 

 

アキトは何かの気配を感じたのか、扉に目をやった・・・

 

 

『ハイ・・・ドウヤラ客人ノヨウデスネ』

 

「ヤレヤレ・・・」スクッ

 

コツコツコツコツコツ・・・

 

 

アキトはベットから体を起こし、扉のほうに歩いていき・・・

 

ガチャ キィィー

 

扉を開けるとそこには・・・

 

 

「よ、よぅ、暁・・・夜分にすまんな」

 

「・・・///」

 

 

深刻な顔をした一夏と少々顔の赤いデュノアが立っていた・・・

 

 

「・・・(ヤ~レヤレだぜ・・・)」

 

アキトは扉の前に立っていた一夏とデュノアを招き入れる・・・

 

 

「で、こんな時間に何のようだ?」

 

「えと、それは・・・」

 

「・・・///」

 

 

一夏は戸惑い、デュノアは赤い顔をしたままうつ向いていた・・・

 

 

「ッチ・・・これじゃあ埒があかないな・・・説明してくれよ・・・デュノアのお嬢さん?」

 

「え!?暁?!」

 

「・・・うん///」

 

 

顔を赤らめたシャルロットの話によると、どうやらシャルロットがシャワーを浴びていると一夏が石鹸を届けにシャワー室に入ってきたらしい・・・その時にシャルロットの変装がバレたそうな・・・

 

 

「はぁ~ん・・・なるほどねぇ~」

 

「まさか暁が知ってたなんて・・・どうして教えてくれなかったんだよ!」

 

「いや、シャルロットの相部屋相手が織斑なんて知らなかったんだよ」

 

「ごめんね・・・二人とも」

 

「いや、シャルルが謝る事じゃあ――」

 

「まったくだ、とんだはた迷惑だぜ」

 

「おい暁!そんな言い方!」

 

「そんな事よりもだ・・・お前ら何しに来たんだよ?」

 

 

アキトはまどろっこしいかったのか、本題を切り出した・・・

 

 

「そ、それは・・・」

 

「頼む暁!シャルルを助けてくれないか!」

 

「は?」

 

 

一夏はデュノア社のスパイとして送りこまれたシャルロットを助けたいという事でアキトに助けを求めたのだった・・・

 

 

「ふ~ん・・・まぁ、俺もシャルルから大体の事情は聞いている」

 

「だったら――」

 

「だが断る」

 

「「・・・え?」」

 

 

アキトは一夏の助けを拒否した・・・

 

 

「な、なんでそんな事言うんだよ?!シャルルの事情を知ってるなら――」

 

「その話の前にさぁ、なんでお前は俺のところに来たんだよ?お前にはブリュンヒルデの姉貴がいるじゃあないか?」

 

「そ、それは・・・千冬姉には迷惑かけられないし・・・」

 

「つまりそれは、俺になら迷惑がかかっていいって事だよなぁ?」

 

「は?なんでそんな話になるんだよ?」

 

 

一夏はアキトの言葉に頭の上に?を浮かべていた・・・

 

 

「いいか?よく聞け織斑ボーイ?シャルルが何故、遠路遥々このIS学園にスパイしに来たんだ?」

 

「え?それは俺達のISを調べるためにだろ?」

 

「誰の命令で?」

 

「それはデュノア社がデュノアに命令して――」

 

「1会社がここまで出来るわけないだろう?」

 

「え?何が言いたいんだよ暁?」

 

 

一夏の発言にアキトは頭に手をおきながら、溜め息を一つつくと・・・

 

 

「このスパイ行為は国の黙認・・・つまりはフランス政府公認のスパイなんだよ」

 

「く、国公認って・・・」

 

「その国公認のスパイをお前は匿おうとしている・・・これは立派な・・・国家反逆罪だぜ?」

 

「っ!」

 

 

アキトの言葉に一夏は顔を青ざめていった・・・

 

 

「ごめん、ごめんね一夏・・・」ポロポロ

 

 

シャルロットは涙を流しながら、一夏に謝っていた・・・

 

 

「ところで聞きたいんだが・・・お前はどうなんだ?シャルル?」

 

「・・・え?」

 

「お前はこれからどうするんだ?」

 

「・・・・・・自首するよ」

 

「シャルル!?」

 

「いいんだよ、一夏・・・これ以上一夏達に迷惑かけられないし・・・」

 

 

部屋にどんよりムードが漂ってきた・・・その時

 

 

「諦めか・・・お前は虫けらだなシャルル・デュノア」

 

「っ!?」

 

「暁!お前!」

 

「だってそうじゃないか?良いように利用されて、利用価値がなくなったらポイ・・・流されるままに使われる虫けらだよ」

 

「う、うぅ・・・」ポロポロ

 

「暁ぃぃぃ!」ビュッ

 

 

一夏はアキトに殴りかかった・・・が

 

パシッ

「危ねぇな」

 

 

アキトは難なく一夏の拳を受け止めた・・・

 

 

「なんでそんな事が言えるんだよ!シャルルが可哀想じゃないか!」

 

「「可哀想」か・・・なぁシャルル・デュノア?」

 

「なに・・・アキト?」グスッ

 

「お前は助けを求めたか?」

 

「え?」

 

 

アキトはポロポ涙を流すシャルロットに問いかけた・・・

 

 

「諦めは人を殺す・・・だがその諦めを殺した時、人は一介の権利人となる・・・お前はこのまま諦めに殺されるのが望みか?」

 

「・・・う・・・」

 

「虫けらのまま生きていく事が望みか?」

 

「・・・がう」

 

「お前は・・・お前はこのまま惨めに生きていくのが望みか?!」

 

「違う!」

 

「シャ、シャルル?」

 

 

シャルロットはアキトに向かって叫んだ・・・

 

 

「ボクは・・・ボクは虫けらなんかじゃない!ボクは人間だ!!!でも・・・でもボクには・・・」

 

「助けて欲しいなら、たった一言「助けて」と言えよ!たった一人で何もかも引き受けるんじゃねぇ!」

 

「あ、暁・・・?」

 

「アキト・・・?」

 

「「シャルロット」・・・俺は前に言ったよな・・・お前は一人じゃないって!」ガシッ

 

「っ!」

 

 

アキトはシャルロットの肩を掴んでいた・・・

 

 

「助けてくれるの・・・?」

 

「助けてやる・・・助けを求めるならな・・・」

 

「う、うぅ・・・助けて・・・助けてよ・・・アキト」

 

 

シャルロットは絞り出すような声で助けを求めた・・・するとアキトは・・・

 

 

「その助け・・・承った」

 

 

シャルロットを助けると言った・・・

その後、話はなんとか終息に向かい、一夏はシャルロットを連れて、部屋に戻っていった・・・

 

 

~♪~♪~♪「O2」

 

その時、アキトの携帯が鳴った・・・

 

ピッ

「もしもし・・・」

 

「「も、もしもし・・・ア、アキト?」」

 

「あぁ、久しぶり「シェルス」」

 

 

電話の相手はアキトが同類と呼ぶ、シェルスだった・・・

 

 

「「やっぱりアキト怒ってる?」」

 

「まさか・・・俺はシェルスの声が聞けれて嬉しいんだぜ?」

 

「「・・・その割には声のトーンが低くない?」」

 

「さっきまでちょっとあったからな・・・」

 

「「そう?・・・それで私に要件があるんじゃないの?」」

 

「あぁ・・・仕事の話があるぜ・・・ホムンクルス関係のな・・・シェルス・・・頼めるかい?」

 

「「もちろんよ・・・あと、アキト?」」

 

「おん?なんだい?シェルス?」

 

「「その・・・今まで着信をとらなくてごめんね///」」

 

 

電話の向こうでシェルスは恥ずかしそうにそう言ったのだが・・・

 

 

「許さない」

 

「「え!?」」

 

「次会ったら、タップリと可愛がってあげるからね?それじゃあね、俺の可愛い可愛いドラキュリーナ?」

 

「「ちょっ、ちょっと!アキト――」」

 

ブツッ

 

「ふふ・・・フフフ♪」

 

 

携帯を切ったアキトは牙を出して笑った・・・

 

 

「次に会うのが楽しみだ・・・フフフ♪」

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 




シリアスとシリアル!私は書いてみせるぞ!
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