人外になった者   作:rainバレルーk

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アキト「なあ、作者よ?」

なんだねアキト?

アキト「最近、ヤンデレのアニメばっか見てるけど」

あぁ、[未来日記]とかおもしろかったよ

アキト「・・・ヤンデレ出て来ないよな?」

・・・

アキト「なんか言えよ!」

―統合しました―



人外と焔大佐の話し合い

 

 

 

ノーサイド

 

 

 

カツカツカツカツ・・・

 

旅館の廊下にヒールの音が響く・・・

その音の主は相変わらずのしかめっ面に眉間にシワ寄せた千冬であった・・・

 

一夏が撃墜されてから、千冬は悲しむ間もなく、福音迎撃作戦に追われ、機嫌のベクトルがマイナスを超えていた・・・

 

その千冬がどこに向かっているのかというと・・・

 

カツカツカツカツ・・・バン!

 

「暁!いるか?!!」

 

 

鍵をかけていたアキトの部屋の扉を強引に開けた・・・

 

何故、千冬がアキトの部屋に来たのかというと、千冬はアキトに何度も何度も何度も通信をいれたのだが、でなかったために部屋に直接乗り込んで来たのであった・・・

 

 

「暁!どこだ!いるんだったら返事をしろ!」

 

 

千冬は次々と部屋の襖を開けていくが、どこにもアキトの姿はない・・・

 

 

「あの野郎!どこに行きおった!」

 

 

どこにもいないアキトに千冬は苛立ちを隠せずにキャラが崩れて来た・・・その時である・・・

 

カサッ

 

「ん?なんだコレは?」

 

 

足元に色のついた紙切れが1枚・・・

千冬がそれを拾うと、文字の羅列がある事に気づいた・・・

 

 

「何何?[ちっとばっかし、福音黙らせるために行ってきます。お土産は無いので大人しく待っていてね?キラッ♪]・・・・・・・・・は?」

 

 

千冬は驚きのあまり、考える事を一時放棄した・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって、太平洋沖・・・

 

 

「さてと・・・朧?行けるか?」

 

[[Yes。何時デモ]]

 

 

アキト並びに専用機持ち達はマスタングが用意したクルーザーに乗って福音のもとに向かっていた・・・

 

 

「それにしてもアキト?」

 

「なんだよ?シャーロット?」

 

「先生達に黙って出て来ちゃったけど・・・」

 

「大丈夫だろう。山田先生の事はハボさんに誘導?してもらったし、織斑先生は・・・・・・書き置きしたし」

 

「ちょっと待って、さっきの間はなに?」

 

「・・・」コツコツコツ・・・

 

「え!ちょっと答えてよアキト~!」

 

 

アキトはシャルロットの質問に答える事なく、クルーザーのコテージへと歩いていった・・・

 

コテージには専用機持ち達がテーブルの上で閣議をしていた・・・

 

 

「おや?」

 

「あらアキト?もう良いの?」

 

「あぁ、朧の武装パックは完全にインストール出来た」

 

「その左腕の[カギ爪]が新しい武装か?それにその[姿]は・・・」

 

 

今の朧の姿は前のような白い甲冑姿ではなく、赤い外套に左腕が一回りも大きなカギ爪が装着されていた。しかも、その外套の背中には・・・

 

 

「なぜ[山羊]の顔のイラストが入っているのだ?」

 

「おん?これか?これはなウチの[ドン]の顔だ」

 

「ドン?」

 

「ドンて何よ?」

 

 

アキトの答えにラウラや鈴は疑問符を頭に浮かべた・・・

 

 

「アキトさん、マスタング大佐さんが呼んでますわ」

 

「おん?わかった今行く・・・」

 

 

アキトはセシリアの声に導かれ、マスタングのもとに向かった・・・

 

福音討伐作戦までの時間が着々と迫る・・・

 

 

 

―――――――

 

 

 

「・・・」

 

 

船内の一室、そこではマスタングが一人で海図とにらめっこしていた・・・

 

ガチャリ

 

「よぉ、何ようかい?焔殿?」

 

 

そこにアキトが朧を纏ったまま現れた・・・

 

 

「あぁ、暁の――って、何だ?その珍妙な格好は?」

 

「え?カッコいいだろう?それに見ろよ、ウチのドンのイラストが入ってんだぜ」

 

 

アキトは背中のドンイラストをマスタングに自慢したのだが、それをマスタングは呆れた目で見ていた・・・

 

 

「まぁ、そんな事は置いといてだ。コレを見ろ」

 

「おん?」

 

 

マスタングはアキトにこの辺り一帯の海図を見せた。その海図には赤い○印で囲まれた部分があった・・・

 

 

「なんだよ?この赤い○で囲まれたとこはよぉ?」

 

「あぁ、ここは・・・福音への[攻撃範囲]だ」

 

「・・・ん?どゆこと?」

 

「ウチの曹長がとってきた情報だと、どうやら上の連中は福音を焼却処分するそうだ」

 

「ん?ん?ん~?つまりは?」

 

「ウラン濃縮弾で焼ききるそうだ」

 

「・・・はあぁあぁぁぁぁあッ!?」

 

 

マスタングのとんでもない話にアキトは顔を歪ませた・・・

 

 

「ちょっと待て待て待て!仮にも絶対防御装置を持つISだぞ?ウラン濃縮弾の1発、2発で――」

 

「誰が1発、2発って言った?」

 

「え?・・・ま、まさか・・・!」

 

「福音がいる場所は何処の国のモノでもない公海だ。1発、2発と言わずに10発、100発、1000発の大盤振る舞いだ」

 

「ふざけんじゃねぇッ!何考えてんだよ上の連中は!?たかだかISごときに核使うなんて!」

 

「それほどに銀の福音は重要な機体だと言う事だ」

 

「大佐!その投下までのリミットは?!」

 

「曹長の情報だと、ウラン濃縮弾を積んだ爆撃機が来るまでざっと・・・[3時間]だ」

 

「さ、3時間・・・」

 

 

[3時間]、それはあまりにも絶望的な状況だった。ISで福音がいる場所まで高速移動しても片道[2時間]・・・

もし福音を沈黙、回収してもウランの火で焼かれるのは目に見えていた・・・

 

 

「どうする暁の?」

 

「・・・」

 

 

アキトは沈黙し、考えこんだ・・・

それに構わずにマスタングは続ける・・・

 

 

「たとえ、ここで作戦を中止しても誰にも責められない・・・だが、もし・・・もし、この作戦が成功するとすれば、それは千に1つか?万に1つか?億に1つか?兆か?京か?」

 

 

マスタングの言葉にアキトはニヤリと口角をあげた・・・

 

 

「それが那由多の彼方でも、俺には十分すぎる程の希望だ」

 

 

アキトは実に実にニコやかに笑った、楽しそうに嬉しそうに・・・

 

 

「ハァ~~・・・お前なら言うと思ったよ・・・爆撃機の事はこちらでも対処する」

 

「ありがとう大佐」

 

「フフ、これでこの[左目]の借りは返したぞ」

 

 

そう言いながら、マスタングは自分の左目瞼に指を当てる・・・

 

 

「まだ覚えてたのかよ?」

 

「当たり前だ。私は借りを作るのは好きじゃないんだ」

 

「律儀なこって」

 

「それで暁の?これを彼女達には?」

 

「言っておくよ・・・最悪、いや、この場合、最善か・・・俺一人でやる」

 

「そうか・・・なるべく早目にな」

 

「わかってるさ・・・」ガチャリ

 

 

アキトはマスタングとの話を終えると、そのままセシリア達が待つコテージへと向かっていった・・・

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 




機体紹介

―朧・紅蓮型―

容姿・ドリフターズの島津豊久

武装・太刀×2
   ナイフ×777
   鋼糸ワイヤー
   輻射波動機構(左腕型)
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