今回は捏造、オリジナル満載でございます。悪しからず
アキト「崩壊しすぎだな。あと、少し[四年前]の事が明かされる?かも」
インサイド
Q.貴方にとって、リップヴァーン・ウィンクルとは?
俺はこの質問に対しての答えは[あの時]から変わっていない・・・
[リップヴァーン・ウィンクル]・・・彼女は反IS組織[レギオン]では[中尉]の階級に位置しており、[ファントムブラッド戦役]においては、討伐軍から[魔弾の射手]のあだ名で恐れられて・・・[いた]。
何故、過去形なのかと言うと・・・それはとてもシンプルな理由だ。彼女、リップヴァーン・ウィンクルを俺はこの手で・・・[殺した]・・・
だから、最初のQ.に俺はこう答える
A.初めて[敬意]を持って[惨殺]した[愛しき敵]である
それなのに・・・それなのに、それなのに!
「何故・・・再び俺の前に現れた?リップさん?」
「~~~~~♪」
[赤い空]に[血のような水面]という、奇妙な世界で。男物のスーツをビシッと着、マスケット銃と踊りながら、歌劇[魔弾の射手]を歌うリップさんに俺は聞いた・・・
ノーサイド
太平洋沖に福音と共に墜落したハズのアキトは、何故か奇妙な世界に立っていた
その目の前では、ソバカスに黒髪長髪の女性がドイツ語の歌をマスケット銃と踊りながら歌い上げていた・・・
「リップさん・・・リップヴァーン・ウィンクル」
「~♪・・・」カッツン
名前を呼ばれた女性は歌と踊りを止め、マスケット銃を担いでアキトの方を向いた・・・
「久しぶりね・・・[アルカード]」
リップヴァーンは艶やかな目を向けながら、朗らかに笑った・・・まるで[昔の恋人]に会ったように・・・
「本当に・・・本当にリップさんなのか?」
アキトは戸惑うように聞き返した。そんな彼に彼女は意地悪そうな顔をした・・・
「酷くない?[貴女の事は記憶の片隅に永遠に留めておく]って言ってたのに・・・」
「いや・・・それは・・・」
「フフ♪ごめんなさい。少し意地悪だったわ」
「・・・その笑顔、やっぱりリップさんなのか・・・でもなんで?」
アキトの疑問にリップヴァーンは少し困った顔をした・・・
「・・・なんでだろうね・・・?」
「え・・・?」
「私はアキト、貴方に殺されたあと・・・[ヴァルハラ]に行った・・・[ハズだった]」
「[ハズだった]?それは・・・どう言う事だい?」
それからリップヴァーンは苦笑いをしながら、アキトに語り始めた・・・
「貴方に心臓を潰されたあと、私は[培養液]の中で目が覚めたの」
「ば、培養液ィ~?なんだいそりゃあ?」
「さぁ?そこまでの経緯はわからない。だけど、目が覚めた時、私は・・・体を[ISに改造されていた]」
「ぎゃにィイ~~~!?」
そのとんでもない理由にアキトは驚愕し、愕然とした!
「ISに改造された私には、何の感情もわかなかった。心や思考さえも機械のそれになっていた・・・そんな時よ。[あの娘]に会ったのは」
「・・・[あの娘]・・・?」
「その娘の名前は、[ナターシャ・ファイルス]。銀の福音、つまりは私の[操縦士]よ」
「そ、操縦士だって!?だって福音は――」
アキトは二度目の驚愕を受けた!今まで銀の福音が無人機だと聞かされていたからだ・・・
「上がワザと伝えなかったんでしょう・・・そういう連中よヤツらは・・・」
「・・・」
「あの娘は・・・ナタルは私の心の拠り所だった。喋った事はないけれど、心は通じあっていた・・・」
アキトに語るリップヴァーンの顔は優しそうな親の顔をしていた。そんなリップヴァーンにアキトは聞いた・・・何故、暴走したのかを・・・
「・・・兎が、私の自我を呼び起こした」
「兎?・・・そうか!やっぱりあの野郎が原因か!」
「あれだけ憎んでいた科学者に自我を呼び起こされるとは・・・皮肉なモノね」
そうリップヴァーンは苦笑いをした。しかし、そのあとに彼女は真剣な眼差しでアキトを見つめ・・・
「アルカードお願い・・・ナタルを助けてあげて」
操縦士の助けを頼んだ・・・
「わかった・・・だが俺が彼女を助けたあと、貴女はどうするんだ?」
アキトの言葉にリップヴァーンは少しの間、沈黙したあとに口を開いた・・・[向かえが来る]と・・・
「向かえ?それは一体どう言う事だ?!」
その言葉にリップヴァーンはただただ朗らかに笑うばかりだった・・・
「笑ってないで答えろよリップヴァーン・ウィンクル!」
「・・・頼むわよ。アルカード・・・」
言葉とともにリップヴァーンは赤い水面に沈んでいった・・・
「待てよリップヴァーン!まだ話は――」
「ねぇ、アルカード・・・?」
沈んでいくリップヴァーンはアキトにある事を伝えた・・・
「貴方がつけてくれた[魔弾の射手]ってあだ名・・・私のお気に入りよ・・・じゃあねアルカード・・・じゃあね私の――」
インサイド
[[――ヨッ!――ウヨッ!王ヨッ!起キテクダサレ!王ヨ!]]
「・・・ゴポ・・・?」
俺は左腕から叫ぶ朧に起こされた・・・
周りは深い蒼に囲まれ、見上げれば夕陽の光が海中に射し込んでいた・・・
「ゴポ・・・ゴポポ・・・(朧・・・俺は・・・)」
[[王ヨ、喋ラナイデクダサイ。オ体ニサワリマス]]
そうか・・・俺は・・・弾丸で何度も胸を貫かれて・・・ッ!
「(朧!リップヴァーンは?!銀の福音はどうなった?!!)」
[[ハイ。福音ハ王ト共ニ海中ニ墜落シタ後、レーダーカラ消エマシタ]]
レーダーから消えた?なら、彼女が目指す場所は・・・
「(朧!今すぐに福音をサーチしろ!)」
[[エ?マサカ!?王ヨナリマセン!王ノ今ノ状態ハ大変ニ危険デス!連戦トナレバ命ノ危険モ――]]
「(ヤカマシイッ!!!王の命である!)」
[[ッ!!?ワカリマシタ!今スグニ!]]
俺は朧を無理矢理に黙らせ、福音の・・・彼女の居場所を探させた・・・今度こそ、[魔弾の射手]を沈黙させるために・・・
←続く
長くなったね~・・・さて、どうやって決着をつけるか考えねば!