しかも『他作品キャラ』!
『後悔』はしてない・・・
インサイド
「ハア~~~・・・ヤレヤレだぜ・・・」
俺はある一室で『拘束服』に包まれて溜め息を吐いていた・・・
ムーンフェイス達の決死の自爆により、ムーンフェイスと大尉を逃がすばかりか、俺達はかなりの深傷を負った。てか、俺だけがボロボロの2乗になった。
何故かと言うと、あの野郎が爆破スイッチを押す直前、俺はシェルスやボートに乗っていた大佐とホークさんを『吸血鬼の力』で庇ったからだ
おかげさまで俺はそのまま気絶・・・
良く死ななかったな、俺・・・さすがは俺
んで・・・目覚めてみると拘束服を着せられて、鎖でぐるぐる巻きにされていました丸
・・・ッザケンナッ!
つか、ここドコだよッ!?
耳を澄ませると波がぶつかる音がするから、『船』の中という事はわかる。だが、その『船』が問題だ!どこの船なんだよ!
態々俺に拘束服を着せるんだ。俺が『危険』だと知ってるヤツだ・・・
シェルスや大佐達は大丈夫だろうか?
そういや・・・ッ!
「『朧』ッ!聞こえるか?!朧!」
シィィ――ン・・・
マジかよ・・・朧の反応がないって事は、『取り外されてる』って事だよなぁ!?
マズイマズイマズイマズイ!朧には『ウチの』情報が満載なんだよ!
「そうと解れば早くアイツを探さねぇと!」カチャカチャ
俺は拘束服の鍵と鎖を『髪の毛』を使って壊していると・・・
ガチャリ カチャン・・・
「・・・おん?」
部屋の扉が開けられ、そこにいたのは・・・!
「・・・久しぶりだな『暁の』」
「あ、アンタはッ!?」
ノーサイド
「あ、アンタはッ!?」
アキトは独房のような部屋の扉を開けた人物を見て、驚嘆の声をあげた!
そこには軍服に眼鏡をかけた『女性』がいた
「どうかしたか?『暁の』?もしかして忘れたのか?私の顔を?」
「・・・ニョホ♪お久し振りです。ms.『マネキン』」ビシッ
「・・・」
アキトは決め顔で女性に挨拶をした。拘束服で倒れながら・・・
しかし、女性は少し困った顔をした
「え?・・・まさか違う?え、別人!?『カティ・マネキン』大佐じゃないの?!」
倒れたアキトの前に立つ女性の名前は『カティ・マネキン』。『四年前』にアキト達に関わった数少ないアメリカ軍の将校であるのだが・・・今は違う
「フフ・・・♪」
「ッ!な、何笑ってんだよ?!マネキンさん擬き!」
「も、『擬き』って・・・いや、すまない。貴方の反応がおもしろかっただけだ・・・クク♪」
謎の女性は睨むアキトをクツクツと笑う
「(・・・あの表情筋、骨格・・・確かに『本物のマネキンさん』だ・・・なのに違う?なら、俺の目の前にいるコイツは誰なんだ・・・?!)」
「ぷッ、もうダメだ!アハ、アハハハ♪」
アキトの思考顔に謎の女性は遂には吹き出した。この事を良く思うアキトではなく・・・
「貴様ァ・・・惨殺処刑してくれよう・・・」バキャ
拘束具を無理に壊し、牙を剥き出しにし、殺気を放った。その時である
コツコツコツ
「待て『暁の』」
謎の女性を押しのけ、アキトの良く知る人物が現れた。『全身を包帯まみれ』にして
「『マスタング大佐』ッ!?なんでそんなに『ボロボロ』なんだよッ!?」
「話をする前に『牙』を納めろ暁の・・・貴女も暁のをからかわないで下さい『コーラサワー』准将」
「おん?『コーラサワー』・・・!?」
「フフ♪すまないマスタング大佐、ついこの男をからかいたくなったのだよ」
「こちらは冷や汗モノなんだが・・・」
「おん?おぉん??おぉぉん???」
マスタングと謎の女性が親しく話す光景にアキトは疑問符を幾つも立てて呆けていると、マスタングが『ヤレヤレ』と言わんばかりの表情をしながら、アキトに向けて謎の女性を紹介した
「ハァ・・・暁の、こちらは『カティ・コーラサワー』准将だ」
「ハァ・・・」
「お前に解りやすく言うと、『旧姓』は『マネキン』。今は結婚して姓が『コーラサワー』になっている『元』『カティ・マネキン』大佐だ」
「・・・・・・・・・・・・what?」
「改めてよろしくだ。『暁のアルカード』」
そうしてカティ・コーラサワーは朗らかな顔でアキトに手を差し出した
「え?あ、どうも・・・って、えぇぇぇええッ!」
アキトは握手しながら、2度目の驚嘆の声をあげた
ノーサイド
「で?ウチの子『朧』はどこだよ?えぇ?『コーラサワー』夫人?」
鎖を引きちぎり、拘束具を破り捨て、マスタングから受け取った白シャツに着替えながら『コーラサワー夫人』を睨みつけていた
「そう睨まないでくれアルカード。君の専用機、『朧』と言ったか?その朧なら我々が『補完』している」
「いや、『補完』してるじゃねぇよ。『返せ』よ」
「?」
「『?』じゃねぇよッ!返せよ!俺の専用機!」
コーラサワーの反応にアキトは眼を見開いた
「・・・あの、マスタング大佐?」
「・・・」サッ
コーラサワーは疑問の眼をマスタングに向けると、マスタングはぶが悪そうに顔を背けた
「アルカードに『伝えて』ないんですか?」
「お~ん?焔大佐ぁ?どういうこったよ?」ギョロリ
「・・・」ダラダラダラ
そんなマスタングにアキトの殺気の眼を向けた。マスタングはダラダラと嫌な汗をかきだした。沈黙が少し続いた後、コーラサワーが口を開いた
「実はなアルカード、私が――「准将!?」「黙ってろキザ野郎」――爆撃機の発進を止める見返りにアルカードの専用機を『解析』しても良いと・・・」
「去らばだ諸君ッ!」ダッ
『事情』が話されると、マスタングは走った。傷だらけの体で、それは電光石火の如く走り――――
「・・・コロコロしよう」ガシッ
「げぇっ!?」
呆気なくアキトに首を掴まれた。そして、そのまま吸血されていった
「さて、どういう事か説明を求めようか?コーラサワー夫人?」
「あが、ががぁ・・・」
「あ、あぁ、それはな――」
アキトはマスタングに吸血しながら、コーラサワーに説明を求めた。するとコーラサワーは若干引きながら説明しだした・・・
コーラサワーの説明によると、『朧の解析』の件はマスタングがウラン濃縮弾爆撃を止める為にアメリカ本国にいたコーラサワーと交渉をつけた『見返り』だそうだ
「それで君達が『ホムンクルス』、『四年前の脅威』との戦闘をする事をマスタング大佐から聞いて、この艦に戦闘機を飛ばして来た訳だ・・・」
「ほぅ・・・そうなんですか・・・」
「って大丈夫なのか?大佐は?」
「おん?いやいやいや、気にしないで」
「・・・」カクリ
アキトに掴まれたマスタングは顔面蒼白になっているが、気にせずに話を進める。ちなみにアキト達と同じくムーンフェイスの自爆に巻き込まれたシェルス、ホークアイは無傷で回収され、一夏達、IS組はコーラサワーの『情報』を持って旅館に帰還した
「んで、コーラサワー夫人?」
「なんだねアルカード?」
「朧ちゃんを返せよ」
そして、話は『朧』の事に戻る。しかし、その話になるとコーラサワーの顔が曇った
「おん?どうしましたか?」
「それなんだが――」
「あい?」
―――――――
『URYYYッ!!!』
ドゴォオオッッッン!
「「「うわあぁッ!」」」
アキト達が『再会』している頃、軍艦内の一室では激しい『攻防』が行われていた。何故、こんな事になったのかと言うと・・・
アキト達が米海軍に回収される
↓
マスタングとの『取引』で気絶したアキトから、待機状態の『朧』が取り外される
↓
『解析』しようとしたら、朧が突然暴れだした
・・・とこんな順序である
朧は、解析しようとする研究員をワイヤーで叩きだし部屋に籠城した。その朧をどうにかしようと艦内にいた兵士達は銃器で対向するが・・・
「この!大人しくしろッ!」
『無駄ァッ!』バチィ
「ぎゃあッ!?」
朧はワイヤーや新武装の『輻射波動機構』を使い、兵士達を翻弄する
『無駄無駄無駄無駄、無駄ッ!』
ドゴォオオッッッン
「のわッ!?とんだジャジャ馬だな」
「あぁ、まるでうちの姫さんだな」
「誰がだって?」
「「げッ!?」」
朧の暴れように愚痴を溢す兵士達の後ろにISを装着した人物が現れた
「こ、『コーリング』中尉・・・!」
「い、いたんすか」
彼女の名は『イーリス・コーリング』。アキト達と戦った『銀の福音』の搭乗者『ナターシャ・ファイルス』の同僚である
「くだらねぇ事喋ってんじゃねぇッ!とっととアイツを倒すぞ!」
「・・・ソレガデキタラクロウハシナイヨ」
「あぁッ?!何か言ったか!」
「なんでもありません!」
「撃ちまくれ!うちの姫さん怒らせたら大変だ!」
兵士達はコーリングを中心に朧に向けて発砲する
だが、朧の抵抗は激化する
『バルバルバルバルバルバルッ!』
朧は奇声をあげ、そこらじゅうに輻射波動をあてる。周りはその輻射熱の影響で融けていく
「畜生ッ!何だあの野郎は!ちっとも弱らねぇ!『
「中尉!このままだと艦が沈んでしまいます!」
「わかってる!(糞ッ、なんで搭乗者がいないISに引けをとってんだよ!意味がわからねぇッ!)」
「この野郎ぉおッ!」
そんなコーリング達が悪態をついていると、後ろの通路から二つの人影が出てきた
「折角休んでたのに・・・ヤレヤレってヤツだわ」
「溜め息をつかないの、老けるわよ」
「リザ・・・一言余計」ギョロリ
「シェルス、怖い顔しないの。すみません状況は?」
並んで歩くシェルスとホークアイは近くにいた兵士に状況を聞いた。兵士は二人に顔を赤くしながら答えると、シェルスが前に出た
「なッ!?そこのお前!」
「大丈夫だから気にしないで」
「気にするわッ!」
コーリングの声も気にせずにシェルスは暴れる朧に近づいていく。すると・・・
『・・・』
朧はシェルスを認識し、攻撃を止めた
「ッ!?今のうちに――」
「待ちなさい」
止まった朧にコーリング達は攻撃を加えようとしたが、それをホークアイが止めた
「お前、なんで止めるんだよ?!つか誰だよ!?」
「英国軍特殊班のリザ・ホークアイ中尉よ。よろしくコーリング中尉。ここはあの人に任せてもらえないかしら?」
「な、何言ってんだよ!?暴走するISに生身の人間が敵うわけないだろ!」
「『人間』ね・・・」
「な、なんだよ?」
コーリングの言葉にホークアイは目を細めながら、シェルスを見た
「まぁ、彼女に任せて」
「は、はぁ・・・」
そんな周りを気にせず、シェルスは朧に近づいていく
「こうやって話すのは『初めて』になるのかしら?『朧』」
『そうですね・・・『奥方』さま』
「・・・・・・へッ!?///」
「「「「・・・は?」」」」
「プッ!?」
朧を安心させようとしたシェルスは、逆に朧の言葉に驚愕した。周りの兵士達は疑問符を浮かべ、ホークアイは吹き出した
「へ?え?えぇッ!?///」
『それより奥方さま、我が王は御無事でありましょうか?』
「ちょ、ちょっと待って朧!少し、頭が追い付かないから待ってもらえる?!てか『奥方さま』って何よ!?///」
朧はお構いなしにアキトの安否を確認するが、シェルスは焦りまくる。そんなシェルスに朧は疑問符を浮かべながら答える
『だって、我が王と――「いい!言わなくていいから!」――・・・そうですか。それで我が王はッ!我が主『暁アキト』はッ!?』ズァッ
朧は輻射波動、ワイヤー、ナイフを全面に出しながらシェルスに問いかける
「興奮しないで朧。アキトなら無事よ。それが貴方にはわかってるはずよね?」
『えぇ、わかっていますとも。されど王を心配するのが臣下の務め!しかも王の断りもなく下郎共が私を解析しようとするのは無礼極まりない!全員共々、八つ裂きにして王に献上してくれよう!』
興奮する朧はギチギチと奇妙な音をたて、兵士達をターゲットロックする
「抑えなさい朧!」
「コレ以上は無理だ!あとはコッチでやらせてもらうぜ!」
「待ってください。まだ――」
朧の行動にコーリング達、兵士は銃器を向けはじめていると・・・
カツン コツン カツン・・・ズルズル
「存外に騒がしいですな、貴女の部下は?」
「そういう貴殿のISもジャジャ馬ですな」
「ヤレヤレ・・・」
「「「「ッ!?」」」」
『おぉッ!』
青い顔をしたマスタングを引きずりながら、コーラサワーと並んで歩くアキトが出てきた
「迎えにきたぜ」バァ――ン
アキトは『奇妙』な立ち方で周りの視線を釘付けにした。シェルスはヤレヤレと溜め息をついた
『王よッ!我が主ッ!我が使い手!』
「staystay。落ち着け朧」コツコツコツ
『これが落ち着いていられますか!?オケガはありませぬか?!傷の具合は大丈夫でございますかッ?!王よッ!我が主ッ』
「落ち着けバカヤロウ」ガシッ
『のわッ!?』
アキトは興奮する朧に近づき、その本体を掴み気化冷凍法で朧を冷やした
「・・・落ち着いたか?」
『申し訳ありませぬ。私の不敬をお許しください』
「あぁ、勿論だとも」ジャキ
そうしてアキトは冷やした朧を左腕に装着した
「マネキン准将?あの男は?」
「何度も言うがコーリング中尉、私は結婚して姓が変わり、今は『コーラサワー』だ」
「すみません准将。で、あの男は?」
「ハァ・・・あの男は、二人目の男性IS操縦者『暁アキト』だ。そしてその専用機『朧』だ」
「あの男が・・・」チラリ
コーラサワーの説明を聞き、コーリングは横目でアキトを見ていた
「んッン~♪気分が良い!やはり良いなお前は!」
『感謝の極みでございます』
「ねぇ、お二方?」
「『おん?』」
アキトは声に振り返ると、そこにはニコやかに笑うシェルスがおり・・・
バチンッ!
「あうッ!?」
「「「えぇッ!?」」」
アキトに一発平手打ちをかました
『な、何をするだぁ――ッ!?』
「あ、朧。それ、俺のセリフ・・・」
「・・・バカ」
「・・・はい?」
「こっっっのぉバカヤロウゥゥッ!!」バキィッ!
「ぐはぁあッ!」
「「「「えぇぇ――ッ!?」」」」
そしてそのままシェルスの十八番、『左フック』が炸裂し、アキトは壁に叩きつけられた
「ぶったね!『
「何バカみたいな事言ってんの!コッチはどんだけ心配したか!」
「だからって、全力で殴る事ないだろ?!『普通』のヤツなら頭ごと吹っ飛んでるぞ!」
「なら『普通』じゃないアキトは良いのね?」
「良い訳あるかボケェッ!」
なんと、アキトとシェルスは口喧嘩を始めた
「貴方って何時もそう!毎度毎度毎度、何時も何時も何時も、私達に心配かけて!」
「しょうがないだろ!だいたい――」
「・・・なんすかコレ?」
「さ、さぁ?」
「プ、ププ・・・ククク♪」
「ホークアイ・・・中尉・・・?」
「す、すいません。って大佐ッ!?大丈夫ですか?!」
「あぁ・・・暁のに血をかなり抜かれた・・・それより状況は?」
「えぇ・・・面白いですよ。かなり」
「・・・は?」
「ククク♪」
「准将?」
「いや、すまない。ククク♪」
過熱する二人の言い争いに兵士達はポカンとし、ホークアイやコーラサワーは笑いを堪えていた
二人はそんな周りに関係なく喧嘩を激化させていき、ついに――
「アキトなんか知らない!『嫌い』よッ!」
「KUAッ!?」
シェルスの会心の一撃がアキトの心に刺さり、アキトはその一撃に堪えられずに膝を折った
『お、王よ・・・』
そこにいた誰もが勝負を決したと思った・・・しかし!
「う・・・WRYYY・・・」グググ
アキトは立った!会心の一撃を受けて尚、アキトは諦めずに立ったのだ!
「・・・シェルス・・・」
「あ、あによ・・・?」
アキトはシェルスの眼を見通し、肩を掴み抱き寄せた
「ちょ、ちょっとアキト!?///」
混乱し、ジタバタと暴れるシェルス。それでもアキトは彼女を離さずにそのまま耳に囁く・・・
「シェルス、君が・・・どれだけ俺を嫌いになろうと、俺は君を・・・『
「!・・・このバカ・・・私もよ///」
「何だ・・・この茶番?」
ニヨニヨする空気にマスタングの疑問が大きく木霊した・・・
←続く
これを期に色々と出そうかな・・・!