人外になった者   作:rainバレルーk

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『本編』よ!私は帰って来た―――ッ!!!

アキト「スパロボばっかやってたくせに」

面白いのが悪い・・・イチャイチャ書きたい・・・

―――統合しました―――




『取引』

 

 

ノーサイド

 

 

 

艦内で行われたアキトとシェルスの『茶番劇』後、彼らは艦長室に通されたのだが・・・

 

 

「・・・カカッ・・・♪///」

 

「・・・ふふ・・・♪///」

 

先程からソファに座ったシェルスはアキトの手を何度も愛しく握り、アキトに至ってはシェルスの編み込んだ長髪を弄り、その髪をあろう事か口に含んだりしていた。そんな二人の周りには・・・

 

 

「・・・・・・」ピクピク

 

デスクに座り、眼鏡を光らせ二人を見るコーラサワー准将と

 

 

「・・・オイオイ・・・」

 

「・・・ハァ・・・」

 

頭を抱えるマスタング大佐と満更でもない溜め息を吐くホークアイ中尉がいた

 

 

「おい、暁の・・・そろそろ本題に入らないか?お前が「話があるから、部屋を頼む」と言ったからこうして場所を用意したのだが?」

 

変態じみた二人に対して、ついに大佐が声をあげた

 

 

「あぁ、悪い悪い。久々にシェルスとこうしていられるからな・・・つい・・・///」

 

「頬を紅に染めるな気持ち悪い」

 

「へぇへぇ、悪うござんした」

 

マスタングに平謝りをしてもシェルスの髪を弄るのをアキトは止めない

 

 

「まったく・・・それで本題とは何なんだ暁の?」

 

「そうそう・・・准将殿?」

 

「・・・なんだアルカード?」

 

「リップヴァーン・・・じゃなくて、あのIS・・・『銀の福音』を俺に『売って』くれない?」

 

「「なッ!?」」

 

「・・・」

 

アキトの要求に大佐と中尉を驚嘆の声をあげだ。しかし、准将は冷静だった

 

 

「別に『タダで寄越せ』とは言わねぇよ。俺と准将殿の中だ、それなりの額は出す。どうだい悪い話じゃあないだろう?」

 

「だが暁の?仮に福音を得たとしても何をするつもりだ?まさか、お前の『新しい専用機』にでもするのか?」

 

『なんですとッ!?』

 

大佐の言葉にアキトの左腕に戻った朧が声をあげた

 

 

「心配するなよ朧ちゃん。そんな事しねぇからよ」

 

「なら何故?」

 

「ウチで・・・ヴァレンティーノファミリーの研究機関で『解析』する」

 

「・・・なに?」

 

その言葉に先程まで黙っていた准将が反応した

 

 

「『解析』だと?オイオイ暁の、ISのコアは完全なブラックボックスだ。それを一介のマフィアの研究者が解析できる訳が―――」

 

「オイオイオイオイオイオイオイオイ・・・」

 

マスタングにアキトはヤレヤレと首を捻った

 

 

「ウチには『虎の子』の研究者がいる・・・そうよね、アキト?」

 

「Exactly!流石はシェルス!」

 

「ほう・・・その研究者の名前は?」

 

「言う訳ないだろ」

 

「・・・ッチ」

 

「舌打ちしないで下さい大佐。本題がズレています。それで暁くん?君は福音を解析してどうするの?」

 

「フッフッフッ・・・」

 

アキトは不敵に笑い、片手で顔を隠しながら奇妙な格好をした

 

 

「フッフッフッ・・・それは・・・!」

 

「それは?」

 

「それは・・・!!!」

 

「『吸血鬼』をISに『改造』した原因を探るためよ」

 

「!?」

 

「ちょっ!?シェルス、なんで言うのさ?!」

 

「時間の無駄よ。無駄無駄ァッ」

 

「ぐあッ!それを言われると痛いな・・・」

 

「・・・それで?その『真相』を暴いたら、貴殿はどうするつもりかアルカード?」

 

「そりゃあ勿論―――」

 

シェルスの言葉に肩を落としたアキトだったが、准将の質問にさも当然のように答えた

 

 

「―――『然るべき手段』を取らせて貰う。何を当たり前な事を」

 

「!」

 

そう答えるアキトの眼は『人間ではないナニか』だった

 

 

「もし・・・」

 

「おん?」

 

「もし『断れば』・・・どうなる?」

 

「そうだな・・・」カタリ

コツ・・・コツ・・・コツ・・・

 

おもむろにソファから立ち上がると窓辺に向かって歩き、窓の外を見た

 

 

「なぁ、コーラサワー『艦長』?」

 

「・・・なんだ?」

 

「この艦には船員が何人いるんでしょうかね?」

 

「それは――「934人」――ッ!?」

 

「『何故、わかった?!』なんて顔をしてるぜコーラサワー艦長?ポーカーフェイスを崩すなよ、『動揺』してるように見えるぜ?カカッ♪」

 

イタズラっぽく笑うアキトに准将は『恐怖』を感じた。

そして、聞こえない声さえも聞こえて来た

 

『断ったなら・・・『今夜の晩飯』はアンタらか・・・『食い放題』だな♪』

 

そのニコやかな声が准将の頭の中で反復した

 

 

「おい暁の・・・!」キュッ

 

「・・・」チャキ

 

マスタング達はアキトから漂う危険を感じとり、武器を手にとった

 

 

「stay stay・・・そんなに殺気立たないでよ。別に変な事言ってないだろう?ナァナァナァナァナァナァ?」

 

「やめなさいアキト」

 

「ニョホホホ♪スマンスマン。気分が良いからついつい。俺の悪い癖。カカッ♪」

 

「・・・」ギロリ

 

軽いノリのアキトをマスタングは睨む

 

 

「それでコーラサワー准将?どうするの?売るの?売らないの?」ズイ

 

「ぬぅ・・・」

 

アキトはニコかな笑顔で准将に迫りながら、捲し立てる

 

 

「さぁ准将殿!声に出して言って貰おうか!『売るのか』!『売らないのか』!」

 

「・・・」

 

准将はアキトに物怖じせずに眼を閉じると

 

 

「・・・他の『取引』は出来るか?」

 

『提案』を出した

 

 

「・・・良いね♪ んで?どうゆう別の『取引』をしてくれんの?」

 

再びソファにドッシリと座ったアキトはコーラサワー准将に聞いた。准将はデスクの引き出しからあるファイルを取り出した

 

 

「准将殿、それは?」

 

「これは銀の福音の『作戦計画書』だ。といってもコピーだがな」

 

「「!?」」

 

「なんですって!?」

 

「へぇ?」

 

准将の答に大佐達やシェルスは驚いた。『作戦計画書』とは軍の上層部に『極秘文書』として管理されているモノだ

 

 

「それを渡すと言う事は『国家反逆罪』に問われてもおかしくはない・・・それを承知で」

 

「無論、『タダ』でとは言わない・・・そちらのアルカードの専用機、朧の『戦闘データ』と交換だ」

 

『ナニッ!』

 

「これはあくまで『非公式』の取引だ。金が動くのはそちらとしても難があるだろう?」

 

「ふむぅ、考えたねぇ・・・流石は軍の策士殿だ」

 

「茶化さないでくれ。こちらとしてもISと吸血鬼が戦った数少ない『実戦データ』だ。それで良いかねアルカード?」

 

「良いよ♪」

 

准将の提案にアキトは何とも軽く頷いた。

その後、アキトは渋る朧を説得し、福音との戦闘データを准将に渡した

 

 

「いやはや、お世話になってしまいましたねコーラサワー准将。旅館まで送ってくれる船まで用意してくれて」

 

「これくらいはする。大事な部下を救出してくれた『恩人』なのだからな」

 

「そう?何を隠そう、俺は救出の達人!」バーン

 

「アキト、調子に乗らないの」

 

「・・・はい」

 

艦内にある高速ボート乗場でアキト達はたわいもない話をしていた

 

 

「しかし、コーラサワー准将?なんで結婚式に呼んでくれなかったんだ?呼んでくれれば、ヴァレンティーノファミリー総力で祝ったのに」

 

「なにぶん、『黒い交際』は控えているのでな」

 

「カカッ♪こりゃ手厳しい」

 

「大佐やリザはどうするの?」

 

「私と大佐はこの艦に残るわ。本国と連絡しなければならないから」

 

「大変ね・・・」

 

「まったくよ・・・」

 

「それじゃあコーラサワー准将にマスタング大佐、今度は戦場で・・・会いたくはないな」

 

「あぁ、それはこっちの台詞だ」

 

そうしてアキト達は高速ボートに乗り、旅館へと送られていった。ボートの姿が見えなくなると、マスタング達は本国連絡の為に通信室へ行き、コーラサワーは艦長室へと戻った

 

 

「ふぅ~・・・」カチャリ

 

コーラサワーはかけていた眼鏡を外し、ソファに体を預けた。そこへ・・・

 

コンコン

 

「コーラサワー准将。失礼します。」

 

イーリス・コーリング中尉が入って来た

 

 

「どうしたコーリング中尉、艦内で何かあったか?」

 

「いえ、そう言う訳では・・・」

 

何故かコーリングは口を渋っていた

 

 

「そう言えば中尉・・・?」

 

「ハッ!何でありましょう!」

 

「君は先程の『取引』を聞いていたな?」

 

「ッ!?そ、それは・・・」

 

「いや、別にそれを咎めるつもりない。だが、内密に頼むよ」

 

「・・・准将」

 

「ん?なんだ中尉?」

 

「あの男・・・『暁アキト』は一体何者なんですか?それに『吸血鬼』とは・・・」

 

「・・・」

 

コーラサワーはコーリングの言葉に口を閉ざした。そして眼鏡をかけ直して真剣な面持ちで口を開いた

 

 

「彼は『英雄』にして『悪党』・・・」

 

「え?」

 

「絶対に敵に廻してはならない『怪物』だ」

 

その言葉には他にはない『重み』があった

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「大丈夫でしょうか・・・?」

 

福音を教師部隊に渡し、旅館の一室に待機している中の一人であるセシリアが呟いた

 

 

「何がだ?」

 

「アキトさんですわよ!あれから何時間もたっていますのよ!」

 

「しょうがないよ。織斑先生の話だとアキト達は米軍の方に戦闘報告してるんだから」

 

「しかし・・・!」

 

「よせセシリア」

 

シャルロットの言葉に反論しようとしたセシリアだったがラウラが肩を叩いた

 

 

「ラウラさん・・・」

 

「今、私達は傷を治す事が先決だ。それにそんな悲しい顔をしているとアキトに気づかれるぞ?」

 

「そうですわね・・・ってあら?」

 

セシリアが何かに気づいたのか、部屋を見渡した

 

 

「そう言えば簪さんは?姿が見えないようですけど・・・」

 

「簪なら温泉に行ったわよ。帰りに会ったわ」

 

セシリアに答えたのは浴衣姿の鈴だった

 

 

「あれ鈴、もう織斑先生との話は良いの?」

 

「かなりコッテリと絞られたわよ・・・まぁ、一夏や箒もこれからもっと絞られるんでしょうがね」

 

「うへぇ・・・」

 

彼女らは福音との事が終わった後、一人一人が千冬の面談という名の御叱りをうけた。なので皆、かなり疲弊している

 

 

「アンタ達も温泉に行ったら?汗の臭いが気になるから」

 

「そうだね・・・なら、皆で行かない?」

 

「それは良いな!日本文化の『裸の付き合い』をするぞ!行くぞセシリア」

 

「は、はい・・・」

 

こうして3人は温泉に向かった

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

簪サイド

 

 

 

ゴソゴソ・・・

 

「はァ・・・」

 

私は福音を旅館まで運び、教師部隊に渡した後、間髪いれずに織斑先生の面談という名の取り調べをうけた

 

あの先生の面談はなんでああも高圧的なのだろうか・・・余計に疲れた・・・

 

カラリ・・・ペチペチ・・・ザパァ~

 

私はかけ湯をした後に湯船につかった

 

 

「あ、アァあぁぁ~、気持ち良い~・・・」チャプン

 

自分でも今まで出した事がない声に驚きながら、ふと・・・アキトの事を思った

 

 

「アキト・・・大丈夫かなぁ・・・」

 

アキトは他の人とは違う『吸血鬼』で心配はないのだろうけど・・・アキトの事を考えると胸が痛くなる

 

 

「いつも心配かけて・・・アキトのバカ・・・」

 

考えないようにしてたのに、不意に考えちゃったから目頭がなんだか熱い・・・

 

ザパァ

 

私は顔を手で覆い隠した・・・すると

 

 

「Summ, summ, summ!Bienchen summ herum~♪」

 

浴場の奥から外国語の歌が聞こえて来た。その歌声は明らかに異性の声だった。そういえば、ここは夜中は混浴になるって女将さんが言ってた・・・もうあがろ

でもその声は・・・

 

 

「なんだ、もうあがるのかい?まだ入ったばかりだろう『簪』?」

 

「えッ!?」

 

私を呼び止めた。私は驚いて声が聞こえて来た方を見た。そこには湯船にゆったりと寛ぐ

 

 

「安心しろ・・・安心しろよ・・・俺だよ簪」

 

私の『気になる吸血鬼』アキトと・・・

 

 

「簪じゃあないの。こっちに来ない?」

 

その吸血鬼をよく知る『謎の人』シェルスさんがいた

 

 

 

 

 

 

 

←続く

 





俺の形態はサブマシンガン!
ショットガンかショットライフルに変えたい!
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