インフィニット・ストラトス トライエイジ   作:ガンダム好き君

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OP「泪のムコウ」

誰かこのサブタイトルを考えてくれる方…コメントで待っています…自分も考えていますので…


第31話『理由』

side/真

 

今、俺達はあのことにあって保健室にいます…

 

鈴「別に助けてくれなくて良かったのに…」

 

セシリア「あのまま続けていれば勝っていましたわ」

 

鈴、セシリア、悔しいのはわかるが…お前ら結構やられていたんだぞ…打撲の治療を受けて包帯巻かれているし…

 

真「お前らなぁ…強制解除まで追いつめられておいて…でもまぁ…怪我が大したことなくて安心したよ…なぁ!真魔」

 

真魔「そうだな」

 

あの時は…本当に焦ったよ…まったく…

 

鈴「こんなの怪我のうちに入らな…いたたたっ!」

 

セシリア「そもそもこうやって横になっていること自体無意味…つううっ!」

 

お前ら…バカなのか…?

 

鈴「バカってなによバカって!バカ!」

 

セシリア「真さんこそ大バカですわ!」

 

おい…俺はバカではないから!本当だぞ!!

 

シャルル「好きな人に格好悪いところを見られたから、恥ずかしいんだよ」

 

真「ん?」

 

真魔「おっ!シャルルか…」

 

シャルルが飲み物を買って戻ってきた。部屋に入るときに何言っていたようだが、俺と真魔はよく聞き取れなかった。けれどそれはどうやら俺と真魔だけだったらしく、鈴とセシリアは何かをしっかりと耳にしたようで、かぁぁっと顔を真っ赤にして怒りはじめた。

 

鈴「なななな何を言ってるのか、全っ然っわかんないわね!ここここれだからヨーロッパ人って困るのよねえっ!」

 

セシリア「べべっ、別にわたくしはっ!そ、そういう邪推をされるといささか気分を害しますわねっ!」

 

ふたりともましく立てながらさらに顔が赤くなっている。……なんだなんだ?シャルルのやつ、何を言ったんだ?鈴とセシリアもそこまで顔が赤くなるのはなんでや?

 

シャルル「はい、ウーロン茶と紅茶。とりあえず飲んで落ち着いて、ね?」

 

鈴「ふ、ふんっ!」

 

セシリア「不本意ですがいただきますわっ!」

 

鈴とセシリアは渡された飲み物をひったくるように受け取って、ペットボトルの口を開けるなりごくごくと飲み干す…

 

シャルル「ま、先生も落ち着いたら帰ってもいいって言ってるし、しばらく休んだら…」

 

うん?なんや?なんか…地鳴りに聞こえてる…廊下の方から…

 

真「な、なんだ?何の音だ?」

 

だんだんと近づいてきて…!?

そのとき…ドカーン!と保健室のドアが吹き飛ぶ。……いや、本気で吹き飛んだんだ…スゲェ…

 

「真魔君!」

 

「デュノア君!」

 

「真君!」

 

入ってきた…文字通り雪崩れ込んできたのは数十名の女子生徒だった…俺と真魔とシャルルを見つけるなり一斉に取り囲み…取り合いがごとく手を伸ばしてきたのである。

 

真「な、な、なんだなんだ!?」

 

シャルル「ど、どうしたの、みんな……ちょ、ちょっと落ち着いて」

 

真魔「あはは……(汗」

 

「「「「これ!」」」」

 

状況が飲み込めない俺たちに、バン!と女子生徒一同が出してきたのは学内の緊急告知文が書かれた申込書だった…

 

シャルル「な、なになに……?」

 

真魔「『今月開催する学年別トーナメントでは、より実戦的な模擬戦闘を行うため、ふたり組での参加を必須とする。なお、ペアが出来なかった者は抽選により選ばれた生徒同士で組む者とする。締め切りは…』」

 

真「ああ、そこまででいいから!とにかくっ!」

 

そしてまた一斉に伸びてくる手…怖いわ!

 

「私と組もう、真魔君!」

 

「私と組んで、デュノア君!」

 

「私と組みましょう、真君!」

 

なんで…いきなり学年別トーナメントの仕様変更があったかはわからないが、ともかく今こうしてやってきているのは全員一年生の女子だ(リボンの色でわかった)。だけどな…

 

シャルル「え、えっと…」

 

そう、シャルルは実は女子なのだから、誰かと組むというのは非常にまずい…でもいつどこで正体がバレてしまうとも限らない。俺はシャルルを見ると、数秒間だけ困り果てた顔でこっちをみたのがわかった…仕方ないから言うか…俺が言うときに…

 

真魔「(ここは…譲れない!)悪いな。俺はシャルルと組むから諦めてくれ!」

 

えっ…くそ!先に取られたか…シャルルと組みたかったな…

 

「まぁ、そういうことなら…じゃあ、真君!」

 

えっ…えっと…組めるやつは…仕方ない…

 

真「俺はもう組むやつ決めているからごめんな…」

 

「いいよ…それじゃいこ…」

 

女子生徒達は保健室に出たのであった…

 

真魔「ふぅ…すまないな、シャルル…」

 

シャルル「い、いいよ…別に…(真魔が僕と組んでくれる…嬉しいな…)」

 

真「ふぅ…疲れた…」

 

鈴「真っ!」

 

セシリア「真さんっ!」

 

おわっ!?びっくりするな…いきなりなんだよ…

 

鈴「あ、あたしと組みなさいよ!」

 

セシリア「いえ、クラスメイトとしてここはわたくしと!」

 

おいおい…俺はもう組むやつ決まっているって言ったけどまだ考えていなかったな…それと…お前らのISは…

 

山田「ダメですよ」

 

おっ、山田先生が保健室に入ってきた…

 

山田「おふたりのISの状態をさっき確認しましたけど、ダメージレベルがCを超えています。当分は修復に専念しないと、後々重大な欠陥を生じさせますよ。ISを休ませる意味でも、トーナメント参加は許可できません」

 

なるほど…鈴もセシリアもさすがに…

 

鈴「うっ、ぐっ……!わ、わかりました……」

 

セシリア「不本意ですが……非常に、非常にっ!不本意ですが!トーナメント参加は辞退します…」

 

引き下がった…だろうね…

 

山田「わかってくれて先生嬉しいです。ISに無理をさせるとそのツケはいつか自分が支払うことになりますからね。肝心なところでチャンスを失うのは、とても残念なことです。あなたたちにはそうなってほしくありません」

 

鈴「はい……」

 

セシリア「わかっていますわ…」

 

あっ……そういえば…

 

真「しかし、何だってラウラとバトルすることになったんだ?」

 

疑問に思ったことを言ってみた…

 

鈴「え、いや、それは……」

 

セシリア「ま、まあ、なんと言うか……女のプライドを侮辱されたから、ですわね」

 

真「? ふうん?」

 

なぜふたりとも言いにくそうにしているのだろうか……仕方ないか……

 

シャルル「ああ。もしかして真のことを…」

 

鈴「あああっ!デュノアは一言多いわねえ!」

 

セシリア「そ、そうですわ!まったくです!おほほほ!」

 

何かピンとひらめいたらしいシャルルを、ふたりが超特急の勢いで取り押さえた…ふたりから口を覆われて、シャルルは苦しそうにもがく…ちょっといたずらしてみるか…

 

真「こらこら、やめろって。シャルルが困ってるだろうが。それにさっきからケガ人のくせに体を動かしすぎだぞ。ホレ…」

 

俺は鈴とセシリアの肩をチョンチョンと指でつついた…

 

鈴、セシリア「「ぴぐっ!」」

 

あっ……

 

鈴「……」

 

セシリア「……」

 

真「あ……すまん。そんなに痛いとは思わなかった。悪い」

 

やってしまったぁぁぁぁぁ!?

 

鈴「し、し、真…あんたねぇ…」

 

セシリア「あ、あと、で……覚えてらっしゃい……」

 

あはは……終わったな……これ…逃げるか…

 

真「そ、それじゃ、俺はちょっと用事が…」

 

真魔「わかった!」

 

俺は真魔にそう言って保健室に出るのであった…




ED「君の中の英雄」

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