バカとテストと精霊使い   作:カミト

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AクラスvsFクラス①

高「それではAクラス対Fクラスの試召戦争を始めます。準備はいいですね?」

 

Aクラス担任かつ学年主任の高橋先生が立会人となった。会場はAクラス。こっちの方が広いからね。

 

雄「ああ」

 

霧「・・・問題ない」

 

高「それでは1人目の方、どうぞ」

 

優「アタシから行くよ」

 

向こうは秀吉のお姉さん、優子さんか。

 

雄「それじゃ明久、行って来い」

 

明「僕からでいいの?」

 

雄「ああ。勝ってクラスの士気を上げて来い!」

 

明「わかったよ」

 

僕は1歩前に出た。クラスのためにも絶対勝たなきゃね。

 

島「吉井、負けたら承知しないわよ!」

 

姫「吉井君、頑張ってください」

 

秀「明久しっかりのう」

 

康「・・・勝てよ」

 

セ「明久が負けるわけないだろう」

 

後ろからみんなの声援が聞こえてきた。これはますます負けちゃいけないね。

 

レ「明久」

 

僕とレスティアは顔を見合わせた。いつも一緒にいるんだ、視線だけで何を言ってるかわかるよ。

数秒見つめあってから優子さんの前に立った。

 

優「明久くんが相手なのね」

 

明「うん。勝たせてもらうからね優子さん」

 

優「易々と勝ちを譲る気はないわ」

 

優子さんもやる気十分だね。僕も本気でいかないと失礼だよね。

 

高「科目はどうしますか?」

 

明「優子さんどうぞ」

 

優「そう。それじゃ、英語をお願いします」

 

優子さんが選択し、フィールドが張られた。

 

優・明「「試獣召喚(サモン)!!」」

 

僕と優子さんの召喚獣が出現した。優子さんは大きなランスを持った騎士みたいな格好。

 

英語

Aクラス 木下優子  VS  Fクラス 吉井明久

     457点            781点

 

『『『えええええ!!』』』

 

AクラスからもFクラスからも驚きの声が響いた。そりゃ驚くか。

 

『おい、Fクラスがまさか』

 

『不正とかじゃないのか?』

 

失礼な。ちゃんとした実力だぞ。

 

姫「吉井君ってあんなに頭がよかったんですか!?」

 

島「そんなのウソよ!吉井があんなに取れるわけないじゃない!」

 

姫路さん、島田さん。君たちは僕をどんなふうに見てるんだい?

 

優「はぁ、やっぱり敵わないか」

 

明「優子さんだってちゃんと400点超えたじゃない」

 

優「あなたが言うと皮肉にしか聞こえないわ」

 

優子さんはわざとらしくタメ息を付いた。そして僕に顔を向けた。

 

優「それじゃ、行くわよ!」

 

まず優子さんの召喚獣がランスを僕に向け突進してきた。僕はそれをかわし、後ろから切りつけた。優子さんは咄嗟に前に飛んだ。僕の剣は何も切らず空を切った。いや、少し掠ったか。

 

Aクラス 木下優子  VS  Fクラス 吉井明久

      436点           781点

 

明「ちょっと掠っただけで20点ほどか。辛いわね」

 

それから優子さんは戦法をヒットアンドアウェイに替え、地道に僕の点数を削りに来た。僕もかわしながら反撃をした。お互い致命的なダメージはない。

 

優「これならどう!」

 

優子さんの召喚獣の腕輪が光った。するとランスの周りに風が集中した。どうやら優子さんの召喚獣の腕輪の能力は風のようだ。優子さんが再び突っ込んできた。僕はかわすつもりで横に飛んだがランスに吸い込まれるように引っ張らていく。ランスが僕の召喚獣の脇腹に刺さり大きなダメージを負った。

 

Aクラス 木下優子  VS  Fクラス 吉井明久

      398点           472点

 

優「大分近づいてきたわね」

 

明「このままじゃまずいな」

 

僕の召喚獣は一旦相手から離れた。このままじゃまずい。だから僕も腕輪を使うことにした。

 

優「明久くんも使うのね。一体どんな能力かしら」

 

優子さんは警戒して構えた。僕の召喚獣は右手を前に突き出した。すると魔法陣が展開された。あれは召喚獣が召喚されるときに展開されるものだ。

 

明「これが僕の腕輪の能力さ」

 

魔法陣から出てきたのは、雄二の召喚獣だった。

 

雄「おい、あれ俺の召喚獣じゃないか!?」

 

秀「雄二が召喚したんかの?」

 

雄「いや、してないが」

 

康「・・・腕輪の能力」

 

明「その通りさ。僕の腕輪の能力は、自分のクラスの召喚獣をランダムに一体召喚することさ」

 

これにはみんな驚いたようで目を見開いている。そして召喚された召喚獣の点数は僕の現時点での点数の半分が与えられる。

 

Fクラス 坂本雄二

      236点

 

しかしこれの操作僕がしなくちゃいけないから一辺に2体動かさなきゃいけない。それにこの能力で召喚できるのは1体だけ。そしてこの能力を連続使用は出来ないというところが難点だけど。

 

明「それじゃ、行くよ優子さん」

 

雄二の召喚獣を優子さんの召喚獣に突進させ、密着した。

 

優「くぅ、この!」

 

ランスを大ぶりし、雄二の召喚獣を振り払った。そこにすかさず僕の召喚獣が回り込み一閃。そして横から雄二の召喚獣が奇襲。優子さんも負けじとランスを僕に向けて突いてくる。僕はすかさず雄二の召喚獣を盾にした。

 

明「雄二シールド!」

 

貫かれた雄二の召喚獣は点数が無くなり消滅した。

 

雄「てめぇ、なんてことしてくれやがる!」

 

僕は雄二の叫びをスルーして優子さんの召喚獣に突きを放った。優子さんは咄嗟に防御しようとランスを横にして盾代わりとした。剣とランスが激突し火花が散った。しかしそこで攻撃は終わらない。僕の召喚獣は一瞬、剣を手放し。

 

明「絶剣技―6ノ型、破砕の牙!」

 

剣の柄に強烈な拳を叩きこんだ。刃を通じて衝撃を貫通させる武器破壊の技だ。優子さんの召喚獣のランスは砕け散り、そのまま吸い込まれるように僕の召喚獣の剣は優子さんの召喚獣の胸を貫いた。

 

Aクラス 木下優子   VS  Fクラス 吉井明久

      DEAD             372点

 

高「勝者、Fクラス!」

 

明「やった~!」

 

『おおおお!!』

 

僕の勝利にFクラスがわいた。これで士気も高まっただろう。

 

優「負けちゃったわね」

 

明「優子さんも強かったよ」

 

優「ありがとう。それじゃあね」

 

優子さんは僕に手を振ってAクラスに戻って行った。負けてもみんな温かく迎えてくれていた。

 

優「ごめんなさい、代表」

 

霧「ううん・・大丈夫」

 

明「勝ったよ雄二」

 

雄「良くやった明久」

 

僕と雄二はハイタッチをし、みんなからの祝福を浴びた。

 

秀「さすがじゃのう」

 

康「・・・(グッ)」

 

姫「凄いです!」

 

島「これくらい当然よね」

 

セ「さすが明久だ。私も負けてられんな」

 

レ「お疲れ様」

 

明「ありがとう」

 

これで1勝をとった。この調子で勝てればいいけど。

 

姫「それと吉井君。木下さんと名前で呼び合う関係なんですか?」

 

島「そうよ。そこらへん教えなさいよ」

 

レ「落ち着きなさい」

 

2人はレスティアに止められた。もし止めてくれなければどうなっていたか・・。

 

 




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