高「これで一対一ですね。次の方は?」
姫「あ、は、はい。私です!」
こちらからは姫路さんが出る。
白「次は私です」
Aクラスからは白姫が出た。
雄「明久、お前アイツと知り合いなんだろ。成績はどうなんだ?」
明「う~ん。Aクラスに入ったんだから高いとは思うけど、詳しくはわからないんだ」
雄「そうか。油断できないな」
高「科目はどうしますか?」
高橋先生が2人に声を掛ける。選択権はこっちが2回であっちが1回。あっちも出来るだけ回数は温存しときたいだろうし、となると姫路さんが選ぶことになるのかな?
姫「総合科目でお願いします」
これでお互いあと1回ずつになった。
高「それでは・・・」
それぞれの召喚獣が呼び出された。
総合科目
Aクラス 月宮白姫 VS Fクラス 姫路瑞希
5002点 4409点
雄「マジかよ!?」
康「・・高い!」
白姫の点数にFクラスが騒然とする。Fクラスの主戦力が点数で負けたんだから。
姫「そ、そんな」
白「私はこれでも学年次席ですから。でもアキちゃんたちがいたらどうなっていたことか」
白姫、学年次席だったのか。初めて知ったなぁ。
白姫の召喚獣は巫女服に刀を装備した姿、対して姫路さんは大剣を持った騎士。どっちが勝つだろうか。
白姫の召喚獣が速攻を仕掛けた。一瞬で懐に飛び込み一閃。姫路さんも大剣を振るうが何も切らず素通り。大ぶりだったため隙ができてしまい再び白姫の一撃が入る。
Aクラス 月宮白姫 VS Fクラス 姫路瑞希
5002点 3986点
姫「くぅ」
姫路さんは一旦距離をとるため後ろに飛ぶが白姫はそれを許さず姫路さんを追い刀を振るう。姫路さんは防御に回らずを得なくなったため、なかなか攻撃のチャンスが出来ない。
白「1つ聞いてもいいですか?」
白姫が姫路さんに声を掛けた。
白「さっきからアキちゃ―明久くんに危害を加えようとしていましたが、あれはどういうことですか?」
姫「き、危害って、私はただ吉井君が他の人に迷惑を掛けていたので注意しただけです!」
白「注意だけなら口でいいはず。なぜ手を出すのですか?」
姫「そ、それは・・」
白姫の質問にたじたじになる姫路さん。
姫「な、なら。なんであなたはさっき吉井君に抱きついていたのですか!?」
白「アキちゃんは私を助けてくれた。私はただその恩返しがしたい。それに私は・・」
姫「あなたも・・」
白「しかし今は関係のないことです。それに何かあっても私はアキちゃんを守るだけ。私はアキちゃんの敵を一刀両断します!」
白姫の召喚獣は姫路さんの大剣を上に跳ね上げ、がら空きになった召喚獣を一文字に両断した。
Aクラス 月宮白姫 VS Fクラス 姫路瑞希
4891点 DEAD
高「勝者、Aクラス!」
『『『おおお!!』』』
姫「そ、そんなぁ~」
Aクラスからの歓声が響いた。これで1勝2敗。次で負けたら僕らの敗北だ。
霧「・・・おつかれ」
白「いえ、霧島さんありがとうございます」
愛「姫ちゃんすごいよ♪」
優「さすがね」
白姫はみんなから祝福されていた。そしてFクラスからも。
『さすが月宮さんだ』
『ああ。いい巫女服だった』
『美しかった』
雄「おめぇら、どっちの味方だ!」
さすがFクラス。敵であろうと女の子の祝福は忘れない。
姫「・・・ごめんなさい」
雄「これは俺にとっても想定外なことだ。気にするな」
姫路さんはしゅんっとなって俯いていた。成績でも勝負でも負けたのが悔しいのだろう。
姫「吉井君負けちゃいました」
明「おしかったね姫路さん」
姫「完敗です。それと吉井君、月宮さんとはどういう関係なんですか?」
姫路さんが僕に聞いてきた。目にハイライトがなくてちょっと怖い。
明「え、えっと・・白姫とは幼なじみで」
姫「ホントにそれだけなんですか?」
島「そうよ吉井。白状しなさい!」
明「なんで島田さんまで僕に詰め寄るの?それと島田さん、君の掴んだ肩がとても痛いんだけど」
掴まれた握力はかなりのものだった。結構痛い。
島「そんなことより早く言いなさ「アキちゃんに、なにしてるのぉ~!」ってうわぁ!ちょっと危ないじゃない!」
白「そっちこそアキちゃんに危害を加えることは許しません!天誅ぅ!」
白姫が刀(もちろん刃抜きしてるよ)を島田さんと姫路さんに振り回してる。島田さんと姫路さんと白雪の逃走劇が始まった。