バカとテストと精霊使い   作:カミト

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Dクラス戦

今廊下ではFクラスvsDクラスの戦いが始まっている。ちまみに宣戦布告は須川くんが行ったよ。ボロボロになって帰ってきたけど。でも僕とレスティア、姫路さん、秀吉と康太は戦いに出ず補給試験を受けている。僕とレスティアは試験を受けてないから、姫路さんは途中退室、秀吉は名前無記入のため0点なのはわかってたけど康太も振り分け試験を受けてなかったのは意外だった。康太もBクラス並みの学力があるからてっきり雄二と同じく点数調節したと思ってたけどどうやら違ったみたい。

 

明「・・・そろそろいいかな」

 

僕は廊下に向かおうと席に立った。

 

秀「なんじゃ、もういいのか?」

 

秀吉が声を掛けてきた。その声に反応してみんながこちらに顔を向けた。

 

明「うん。さすがに出ないと前線を維持できないだろうし」

 

レ「作戦があるからってメンバーはFクラスだものね。そろそろヤバいかもしれないわね」

 

レスティアが僕の言葉に頷いた。DクラスといってもFクラスよりは点数の高い人ばかりだからね。多少の時間稼ぎは出来るかもしれないけどそろそろジリ貧だろう。

 

秀「なら、ワシも行くとしよう」

 

康「・・・(スッ)」

 

明「秀吉と康太ももういいの?」

 

秀「問題なかろう」

 

康「・・・(グッ)」

 

秀吉も点数は十分なんだろう。康太も親指を立てた。

 

明「なら、行こうか」

 

僕たちは教室を出て前線の場所に向かった。

 

 

 

 

さて、前線のようすは・・。

 

『さぁ来い!この負け犬が!』

 

『て、鉄人!嫌だ!補習室は嫌なんだ!』

 

『黙れ!捕虜はこの戦争が終わるまで補習室で特別講義だ!終戦まで何時間かかるかわからんが、たっぷりと指導してやるからな!』

 

『た、頼む!見逃してくれ!あんな拷問耐え切れる気がしない!』

 

『拷問?そんなことはしない。これは立派な教育だ。補習が終わる頃には趣味が勉強、尊敬するのは二宮金次郎、といった理想的な生徒に仕立てて上げてやろう』

 

『お、鬼!誰か、助けっ・・イヤァァ・・(バタン、ガチャ)』

 

よし、試召戦争の雰囲気はだいたいわかった。

 

明「なら、Dクラスまでの道を作ろうか」

 

秀「そうじゃの。ワシらが先陣を切るから後からついてきておくれ」

 

須「あ、ああ。わかった」

 

明「なら、行くよ」

 

秀「うむ」

 

康「・・(コクッ)」

 

明「Fクラス、吉井明久」

 

秀「Fクラス、木下秀吉」

 

康「・・Fクラス、土屋康太」

 

明・秀・康「「「ここにいるDクラス全員に勝負を仕掛けます!!」」」

 

僕らの宣言にDクラスがどよめいた。

 

『な、なんだと・・』

 

『Fクラスのくせに・・やれるもんならやってみろ!』

 

『『試獣召喚(サモン)!!』』

 

「「「試獣召喚!!」」」

 

Fクラス 吉井明久

化学    214点        Dクラス生徒

Fクラス 木下秀吉   VS     平均107点       

化学    177点

Fクラス 土屋康太

化学    189点

 

『な、なに~~~~~!!!』

 

明「う~ん、まぁ途中で抜けてきたからこんなもんか」

 

秀「うむぅ。もう少し取れてるかと思ったんじゃがのぅ」

 

康「・・・こんなもの」

 

『と、途中で・・この点数』

 

一瞬Dクラスが固まったがすぐに回復し、立ち向かってきた。

 

『だ、だが相手はたった3人だ!』

 

『みんなで囲むんだ!』

 

Dクラスが大勢で突っ込んできた。

 

明「それじゃあ、行くよ!」

 

僕は召喚獣のコートを靡かせ、Dクラスの召喚獣の間を掛けた。僕は横切った召喚獣を切り裂いていった。きっとDクラスにはなにが起きたかわからないだろう。

 

『え?』

 

Dクラス 

化学  0点

 

『戦死者は補習!!』

 

『や、やばい!鉄人が来たぞ!』

 

『い、一体何が起きたんだ!?』

 

『そ、そんなことどうでも・・イヤァァ!』

 

Dクラスの面々が鉄人に連れて行かれた。Dクラスには心からご冥福をお祈りいたします。

秀吉たちも敵を薙ぎ払って行ってる。でもDクラスにはもう少しかかりそうだな。

 

ピーンポーンパーンッポーン

 

不意に放送が流れた。何だろう?雄二の作戦かな?

 

レ〈連絡いたします〉

 

この声はレスティア?

 

レ〈船越先生、体育館裏で須川亮が待っております〉

 

「「「「はっ?」」」」

 

えっ?だって須川君はここに・・・。

 

レ〈生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事なあるそうです〉

 

「「「・・・・」」」

 

船越先生といえば婚期を逃して、ついに生徒たちに単位を盾に交際を迫るようになったと聞いている。雄二は一体何を考えているんだ?

 

『おい、今の放送聞いたか?』

 

『ああ。Fクラスの連中、本気で勝ちに来てるぞ』

 

『あんな確固たる意思を持ってる奴らに勝てるのか・・・?』

 

見てみるとDクラスの士気が下がっている。けどここまでやるとは。

 

須「須川!まだ見えぬ明日に向かって逃亡!」

 

須川君が廊下を爆走して逃げて行った。是非とも逃げ延びてほしい。

 

明「さ、さぁ!Dクラス本陣まで行くよ!」

 

『おおぉ!!』

 

 

 

 

 

「勝者Fクラス!」

 

『おおおぉぉ!!!』

 

 

 

 

 

Fクラス勝利の報せを聞いたFクラスの勝鬨とDクラスの悲鳴が混ざり、耳をつんざくような大音響が校舎内を駆け巡った。

 

レ「明久、お疲れ様」

 

明「レスティアもお疲れ」

 

僕たちはお互いを労った。

 

明「でもレスティア、あの放送は」

 

レ「あれ?あれは代表の指示よ」

 

明「・・だよね」

 

やっぱりそうか。未だ須川くんは帰ってきてないし。

 

雄「さて、交渉と行こうか」

 

雄二はちょうどDクラス代表の平賀君と交渉に入るところだ。

 

平「ああ、ルールに則ってクラスを開け渡そう。ただ、今日はこんな時間だから、作業は明日で良いか?」

 

雄「いや、その必要はない」

 

予想にもしなかった答えが返ってきて平賀君は面食らったように呆けていた。

 

平「え?なんで?」

 

雄「Dクラスを奪う気はないからだ。俺たちの目標はAクラスだからな」

 

平「まぁ、俺たちにとってはありがたいが」

 

雄「なら、交渉は成立だな。さて、皆!今日はご苦労だった!明日は消費した点数の補給を行うから、今日のところは帰ってゆっくり休んでくれ!解散!」

 

雄二が号令をかけると、皆雑談を交えながら自分のクラスへと戻って行った。僕も戻ろうとした時、ポケットに入っていた携帯が震えた。携帯を見てレスティアに声を掛けた。

 

明「レスティア」

 

レ「もしかして呼ばれた?」

 

明「うん。だからこの後アレイシアに行くよ」

 

レ「わかったわ」

 

 

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