バカとテストと精霊使い   作:カミト

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Aクラスへの宣戦布告

優「一騎討ち?」

 

雄「ああ。Fクラスは試召戦争として、Aクラス代表に一騎打ちの勝負を申し込む」

 

恒例の宣戦布告。今回は代表である雄二、僕、レスティア、秀吉、康太とその他首脳陣勢ぞろいでAクラスに来た。

 

優「何が狙いなのかしら?」

 

秀吉の双子の姉弟、木下優子さんが雄二を睨む。警戒してるのかな。

 

雄「もちろん俺たちFクラスの勝利が狙いだ」

 

優「面倒な試召戦争を手軽に終わらせることができるのはうれしいのだけどね、だからと言ってわざわざリスクを冒す必要もないわ」

 

雄「賢明だな。ところでBクラスとやりあう気はあるか?」

 

優「Bクラス?ああ、昨日来ていた・・」

 

雄「ああ。まだ宣戦布告はされていないみたいだな。さてさて、どうなることやら」

 

優「でも、BクラスとFクラスは戦争したから、3か月の準備期間をとらない限り試召戦争は出来ないはずよね」

 

試召戦争の決まり事の1つ。戦争に負けたクラスは3カ月の準備期間を経ない限り自ら戦争を仕掛けることができない。これは負けたクラスがすぐに再戦を申し込んで、試召戦争が泥沼化しないための取り決めだ。

 

雄「知ってるだろ?実情はどうあれ、対外的にはあの戦争は和平交渉にて終結ということになっているってことを。規約にはなんの問題もない。・・・Bクラスだけじゃなくて、Dクラスもな」

 

優「・・・それって脅迫?」

 

雄「人聞きが悪い。ただのお願いだよ」

 

なんだか雄二が悪人に見える。

 

優「う~ん、わかったわ。何を企んでいるか知らないけど、代表が負けるわけないものね。その提案受けるわよ」

 

明「え?本当?」

 

意外とあっさりとした返事に驚き、声をあげてしまった。

 

優「でも、こちらからも提案。代表同士の一騎打ちじゃなく、お互い5人ずつ選んで、一騎打ち5回で3回勝った方が勝ちっていうのなら、受けて上げてもいいわよ」

 

雄「なるほど、姫路が出てくるのを警戒してのことか」

 

優「姫路さんはそれほどでもないわ。警戒してるのは明久くんとレスティアさんよ」

 

優子さんが僕たちに視線を向ける。それほど警戒することかな?

 

雄「まぁ、確かにこいつらは警戒すべきか」

 

雄二も肯定した。そんなになのかな?

 

雄「でも安心してくれ。一騎打ちには俺がでる」

 

優「その言葉を鵜呑みには出来ないわ」

 

これは競争じゃなくて戦争だものね、と付け足す。まったくその通りだ。

 

雄「そうか。それなら、その条件を飲んでもいい。けど、勝負する内容はこちらで決めさせてもらう。それくらいのハンデはあってもいいだろ?」

 

優「え?う~ん・・・」

 

悩む優子さん。クラスを代表しての交渉だ。慎重にもなるだろう。

 

霧「・・・受けてもいい」

 

白「はい。それでいいと思う」

 

奥から声が上がった。

 

霧「・・・雄二の提案を受けてもいい」

 

奥から現れたのはAクラス代表の霧島さん。それと隣にいる霧島さんと同じく黒髪のロングで色白の笑顔が似合うボッキュッボッな体つきをした女の子、月宮白姫。僕とは幼なじみみたいな関係だ。

 

優「あれ?代表いいの?」

 

霧「・・・その代わり、条件がある」

 

雄「条件?」

 

霧「・・・・うん」

 

うなずいて、霧島さんは雄二に向けて言い放つ。

 

霧「・・・負けた方はなんでも1つ言うことを聞く」

 

康「・・・(カチャカチャカチャ)」

 

須「ムッツリーニ、手伝うぜ!」

 

Fクラスの男子が撮影の準備を始めた。というか康太、霧島さんと雄二のこと知ってるよね!?

 

白「じゃ、こうしましょう。勝負の内容は5つのうち3つはそちらに決めてもらいます。残りの2つはこちらで決めさせてもらいます」

 

白姫から妥協案が出された。

 

明「じゃあそれで」

 

白「はい、アキちゃん!」

 

雄「勝手に決めるな!それと明久とは知り合いなのか?」

 

雄二は白雪に問いかけた。1歩引いて白雪は笑顔で答えた。

 

白「はい。アキちゃんとは幼なじみです!」

 

『殺せ!』

 

『『『おう!!』』』

 

Fクラスの皆が黒の覆面を被って僕に靴を向けてきた。

 

明「ちょっとみんな、どうしたの!?」

 

『貴様には絶望をくれてやる!』

 

『裏切り者には死を!』

 

ヤバい!囲まれた。このままじゃFクラスに殺される!

 

白「アキちゃんに変なことしないでくださぁ~い!」

 

『『『ぎゃあぁぁーーー!!』』』

 

白姫がどこから出したか知らないけど、日本刀(刃抜きはしてるよ)を振り回してFFF団を蹴散らしていく。

 

霧「・・・それで勝負はいつ?」

 

こんな状況でも冷静な霧島さん。さすがAクラス代表。

 

雄「そ、そうだな。10時からでいいか?」

 

霧「・・・わかった」

 

交渉は恙無く終わった。

 

白「アキちゃんは私が守るからね」

 

明「う、うん・・」

 

何でもない様に戻ってきた白姫。さすがというか。

 

レ「何を言っているのかしら。明久は私が守るから大丈夫よ」

 

白「あら、レスティアさん居たの?」

 

レ「ええずっと居たわよ。明久の傍にね」

 

白・レ「「・・・」」

 

お互いを睨むレスティアと白姫。普段は仲がいいがたまにこうなる。その原因がだいたい僕関係なのが悩みの種だ。

 

雄「じゃ、交渉は終了だ。ほら遊んでないで戻るぞ」

 

僕はレスティアの背中を押してFクラスに戻った。

 

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