「はぁ・・・・不幸だ・・・・」
上条当麻はノートと格闘していた。
夏休みの宿題である。
全くと言っていいほど手をつけられていない宿題-
「とうま~。お腹空いたんだよ!」
居候のシスターは相変わらずの煩さ。
「今上条さんは大変なんですよ。後でな。」
そう言ってシスターをどけると、
ガブ。
「ギャァァァァァァァァ!!!」
頭を噛まれた。
「インデックスさん!!上条さんは宿題をやらなきゃいけないんですよ!?」
「むぅ~・・・・・もういいもん!!小萌のとこ行ってくる!!」
「おー。迷惑かけるなよ~~」
「ふん!とうまなんて知らなんだよ!」
バタン!!
ドアを閉めてわがまま大食いシスターは家から飛び出した。
「・・・・外でやろ。」
気晴らしに外で勉強することにした。
が、
「わからん・・・・・」
結局同じだった。そこへ、
「あら、類人猿さん。奇遇ですわね。」
現れたのは、風紀委員の白井黒子だった。
「おう白井。風紀委員か?」
「えぇ。今日もパトロールですわ。・・・ってなんで泣いていますの・・・?」
「頼む!!勉強教えてくれ!!」
「・・・・・中学生に勉強教わりますの・・?」
「常盤台の学力なら高校生レベルぐらいのわかるかな・・・と・・・・」
「仕方ないですわね。貸してくださいな。」
白井はパッとノートを取り、パラパラとページをめくり始めた。
「おや、この程度でしたら簡単ですわよ?」
「え?!そうなのか!?」
「えぇ。もう既にやりましたわ。」
何時間かかけて、教わったが・・・・
「ダメだ~!!!わからん・・・すまん、白井。」
「まぁ、徐々にやっていけばいいですわ。そういえば。」
「なんだ?」
「類人猿さんはレベル0でしたわね。」
「あ、あぁ・・・・(類人猿か・・・)それがどうかしたのか?」
「いえ・・・・なんでレベル0で事件に首を突っ込んで行くんですの?」
「いや・・・上条さんも好きで突っ込んでいるわけではなんですよ?事件が上条さんに突っ込んで来ると言っても過言ではないんですよ・・・」
「まぁ、なんにせよあまり突っ込んでは欲しくはないですわ。一般人なんですし。」
「あぁ、できればそうしたいかな。」
プルルルルプルルル
「失礼。・・・・・はい?」
《白井さん?今、通報があってセブンスミスト前でスキルアウトが暴れているそうです。》
「わかりました。今行きますわ。・・・・ってことで・・・って何を立ち上がっていますの?」
「電話聞こえてな。俺も行くぜ。」
「え!?さっきわたくしの言っていた事聞いていませんでしたの?!」
「聞いていたけどな。だけど、ここで白井一人に行かせたら、上条さんのなけなしの男気が腐ってしまうんですよ。」ポンポン
「!??!??!な、な、何頭を触ってますの!!??」
「え?ダメなのか?」
「・・・・・もういいですわ・・・・と・に・か・く!!!あなたはここで待っていてくださいまし!!!」
「・・・・・・わかったよ。そんなに睨むなよ。」
ヒュン!!!
「行っちまったか。よし、ダメとは言われたが放っておけない!!!行くか!」
白井黒子の言っていた事を振り払い、上条当麻はセブンスミスト前まで急いだ。