「ジャッジメントですの!通報を受けてまいりました。どうぞおとなしく拘束されてくださいな!」
いつもの威勢のいい、白井黒子の声。
「あぁ?ジャッジメント?こんなガキがかぁぁ~?」
「ガキでもジャッジメントですのよ・・・?」
「ふん!俺の能力で倒してやる!」
男は能力といい、金属バットを振りかざした。
「それのどこが能力ですの?ただの金属バットじゃありませんの。」
「うるせぇ!!!おら行くぞ!!」
金属バットを持った男数人が白井に襲いかかった。
ヒュン!!
「どこ行った!?」
もちろん、白井はテレポーターなのでスキルアウトの攻撃など避けるのは容易だった。・・・・・が・・・
-ドス
白井の後頭部に突然激痛が走った。
「!!!!!」
それは不覚にも隙を作ってしまった白井を背後から狙っていたスキルアウトの一人だった。
男が振りかざした金属バットが白井の意識を奪った。
「・・・・ふ・・・不覚ですわ・・・・・この白井黒・・・・」ドサッ
完全に倒れてしまった。
-ここは・・・・・?
「ん・・・・・眩しい・・・・」
目が覚めて最初に飛び込んで来たのは見たことのない天井だった。
「お、起きたかね。」
「あなたは・・・・?」
「おや、私を覚えてないのか。」
「・・・・・・・あ、カエル医者・・・・【
「うん。君はスキルアウトに襲われたんだろ?」
「え、えぇ。一瞬の隙を突かれて・・・・・」
「倒れていた君を運んだのはまた彼だったよ。全く、あの子はこの病院が好きだね。」
黒子の脳裏に一瞬見たことのあるような男の姿が浮かんだ。
「どうやら、その様子だと誰のことだか分かっているみたいだね。彼は今いつもの部屋だ。」
「・・・・何号室ですの?」
「301だよ。行くのかい?」
「・・・えぇ。一応お礼に。」
「言っても無駄だと思うよ?彼はお礼を言われたいために君を助けたのではなく、自分自身の内からでる欲望で君を救ったんだ。」
「・・・・それもそうですけど・・・・人としてお礼は言っておかなければ気が済みませんの。」
「そうかい。それなら行ってくるといいよ。君も怪我をしてるんだからほどほどにね。」
「はい。ありがとうございましたですの。」
バタン!
「やれやれ。
冥土返しは仕事を終え、看護師に仕事を任せて帰って行った。