東方三姉妹~Scarlet devil sisters~ 作:宵月 律架
あとがきで座談会いたします。
午後のティータイム。
私の前にはお姉様・・・と知らない女の子がいます。長い黒髪で濁った青い(?)目、大きな鞄を持って半そでの白いシャツの上に黒い、本当に真っ黒いノースリーブのワンピースを着ています。私の視力でも分かるきれいな感じの子です。なんていうか私と同じような雰囲気で・・・でも、私とは明らかに何か違う・・・寂しそうな人です。
ずっと静かだったお部屋にお姉様の声が響きました。本当に、咲夜が紅茶を注ぐ音しか聞こえていなかったからお姉様の声はより大きく聞こえました。だから、私も向こうの子もビクッと跳ね上がってしまいました。
「二人とも自己紹介をしないのかしら?」
つまりお姉様は「スカーレット家の一員たるもの礼儀を忘れてはいけない」と言いたいみたいです。
はいはい、わかりましたよ。
「えっと・・・私は、シャルロット・スカーレットです。そこのお姉様の妹でスカーレット家の末の娘です。」
自己紹介ってこんなんでいいんでしょうか・・・?わかりません・・・。そう思っていたら女の子が口を開きました。
「私は、
優しい口調でそう言われてとっさに質問を考えたけど・・・こういう状況って初めてたからどうしたらいいのか・・・。
くぅ・・・これが生まれてから特定の人物としか話したことのないがゆえの障害ですか・・・。
「ごめんなさいね、この子はあまり人と話すのが得意じゃないのよ。」
お姉様ナイスフォロー!流石ですよ!
「代わりに私から質問させてもらっても?」
「あ、はい。」
「歳は?」
「え!?・・・じゅ・・・16歳になったばかりです。」
「そういえば、気になっていたけれど貴女は私達を見ても無反応だったけれど・・・何か理由があるのかしら?」
「それは、父がそういった・・・妖怪や都市伝説に深く精通していたからです。まあ、そのせいで命をおとしたんですがね。」
やけに明るいトーンで言ってますが・・・言ってることは悲しいことだと思います。まあ・・・それはそれとして・・・。
「あのぅ・・・精通していたっていうのは具体的にどういうことなんですか・・・?」
「私にもよく分からないんですが・・・何か特別な能力があったとか・・・7歳のころには両親とも既にいませんでしたし・・・叔母から聞いた話です。叔母は両親を嫌っていたみたいで、詳しく教えてはくれませんでした。」
彼女から感じる寂しさはそこからくるものなのかもしれないです。
「随分素直に話して・・・いいのかしら?」
お姉様の言うことは確かに正論ですね。初対面でここまで話してくれるのは私でも不思議に思います。
「いいんですよ。私も叔母から嫌われていましたし・・・それに、私は他の人間とは違っていましたから、あちらじゃ上手く馴染めませんでしたから。もし、戻れるとしても戻る気は毛ほどもありませんよ。そうなると結局この幻想郷という場所で生きていくなら誰か一人にでも知っていてもらっていた方が安心ですし。」
この子は意外とたくましいのでしょうか・・・。それにしても・・・
「他の人間と違うって・・・一体?」
「どうやら父の遺伝のようで、私にも特別な能力が備わっていて・・・上手く使いこなすことが難しかったので上手に隠せなくて・・・。」
「そういうことですか・・・それならここに合っているのかもですね・・・ねえ、お姉様?」
「そうね。」
私達の会話に弓月ちゃんは「?」って感じで首を大きく傾げています。私は見えにくいのでそういった大きなアクションだと分かりやすくてありがたい。もしかすると、彼女も見えにくいのかもしれないです。目も濁っていますし・・・。
「端的に言うと、幻想郷では能力を持っているのは至極普通なことなのよ。・・・そうね、元の場所に戻る気が無いのならここで暮らしてみるかしら?それ相応の配慮はするわよ?」
「いいんですか・・・?」
「ええ。でも、その代わり、貴女にもそれなりの役目を果たしてもらうけれど。それでもいいなら。」
お姉様・・・何時に無く優しい・・・。
まあ、こうして弓月ちゃんはこの館で暮らすことになりました。
はてさて、どうなることやら・・・です。
シャル:遅い。
作 者:ごめんなさい。最近スランプやらネコを飼う準備が忙しくて・・・。
シャル:歯食いしばりなさい。
レミィ:シャル、そこまでにしなさい。
シャル:はーい。
レミィ:で、この座談会は一体なに?
作 者:みんなにシャルや弓月、その他メンバーについて読者さんに知ってもらえたらなーと。
フラン:弓月連れてきたよ。
作 者:おお、流石です。でも、その・・・時間がきてしまいました・・・。
フラン:じゃあ、次回だね!
と、いうわけでありがとうございました。
感想などくださるとありがたいです。