一条楽は、怪盗キッドであり紳士であり極道の跡取りである。 作:創造神サガ
黒き深い闇の中、その白き翼を広げて大空を飛び回る。
まるで、魔法使いの様な行動は、観衆全てを虜にする。
月下の奇術師。 怪盗キッド。
その者の話である。
キ) 「チョロいチョロい。」
紅く光り、闇夜の中でもわかる程輝く宝石 ( 通称 レッドアイ )を手で弄りながら軽い口調で言った。
彼の名は、世間を騒がせている怪盗キッド。 本名 一条 楽。
彼が狙うのはビッグジュエルと呼ばれる宝石である。
その理由は、のちに語られるだろう。
警部) 「 待てーーーー!!!! 怪盗キッド!!!」
彼の名は、中森警部。
怪盗キッドを追い駆ける警部である。
キ)「うーん。警部たちを1度撒こうかな。 何処かに高い屋敷は無いかな??」
そう言って、暗い夜の中を探す。
その中でまるでお城のようにそびえ立つ屋敷を見つけた。
キ)「いいところに!' でも、近所にあんなの有ったけ??」
あらかじめ用意しておいたダミー人形を反対に飛ばす。
そして、1番上の階のバルコニーに降り立つ。
キ)「よっと」
バサ!!!
まるで天からの使いのごとく降り立つ所は月光に照らされて、その姿は妖艶な雰囲気を出していた。
桐) 「うーん。誰??」
宝石を月にかざしていると中からまるで人形みたいな女の子が出てきた。
キ)「 これはこれは、お嬢さん。眠りの時間を邪魔してしまい申し訳ありません。」
「 私の名前は怪盗キッド。只のコソ泥ですよ。」
すると、彼女は目が覚めたと同時に今、世間で話題の怪盗キッドが目の前にいる事にビックリした顔をした。
桐)「え!! か、怪盗キッド?!」
キ)「はい。綺麗なお嬢さん。」
ちゅ。
桐)「へ?////////////」
突然、手の甲にキスをされた女の子は、顔を赤く染めてしまう。
キ)「 そんな綺麗なあなたにこれを。」
ポン。
まるで、栓を抜いた音がしたと思ったら、それはそれは綺麗な薔薇が出てきた。
キ)「 うん。とてもよくお似合いですよ。」
そう言って、キッドは笑った。
桐)「 //////////// なんでここに??」
今一番聞きたい事を聞いた。
キ)「 あなたがいたからですよ。」
そう言うと彼女はこれ以上に無い位顔を赤く染めてしまう。
キ)「 実は少々羽休めをしていたのですよ。」
コンコン。
桐)ビク!!
ク) 「 お嬢様。まだ起きていられるのですか?」
ドアをノックする音とともに若くも凛々しい声が聞こえてきた。
桐)「ク、クロード!!」
どうやらドアの向こうにいるのはクロードと言うらしい。
キ)「 残念ながらお時間のようです。」
そう言ってキッドは手すりに足をかける。
桐)「 ま、待って!!」
マントを掴んで引き止めた。
桐) 「//////また来てくれますか?」
そう小さな声で言うと、キッドは笑って言った
キ)「勿論。楽しみに待っていてください。」
バサ!!!
そう言うと彼は闇にまぎれて飛んで行った。
これは、まだ2人が互いを知ら無い時の話。