駄兎の日々   作:陸のトリントン

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原作の話がカオスになっても、この作品は束以外がカオスです。


11話 束は監督になる

今日は私の少年野球チームの監督業務初日です。

 

私はこの日までの間にクーちゃんと店長に野球監督のイロハから応用まで学んで、練習として使ってるグラウンドに向かってるけど・・・

 

「ねえ、クーちゃん」

 

「何ですか博士」

 

「今日さ、クーちゃんが・・・」

 

「分かりました。私が引き受けましょう」

 

おおっ!クーちゃんが私の代わりに監督を・・・

 

「ここに良質なバットがありますからね」

 

 

 

・・・え?

 

 

 

「クーちゃん。良質なバットって?」

 

「そこにあるじゃないですか」

 

私を指差さないで!

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

結局、私はそのまま少年野球チームの監督業務をやることになったけど・・・

 

「え、えっと・・・今日からこのチームの・・・か、監督になりました・・・篠ノ之束です。み、みんな・・・よ、よろしく」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

へんじがない。ただのしかばねのようだ。

 

「あと、この野球チームに・・・マネージャーがつきました」

 

「マネージャーのクロエです。よろしくお願いします」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

「何で返事するの!?」

 

「監督、今日の特訓メニューは何ですか?」

 

クーちゃん、何事も無かったようにスルーしないで!

 

「え、ええっと・・・今日は、グラウンド10周して・・・チーム内の・・・」

 

「グラウンド走り込みを開始してください」

 

クーちゃん!?

 

「私の事をむ、無視・・・」

 

「弱気な監督についてくる選手などいません」

 

「ぐはっ!」

 

けど、私が監督やらなくてもいいって・・・

 

「グラウンド10周の次は監督のノック練習です」

 

やらせるんですね。

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

「博士、選手より先に倒れるとは情けないと思います」

 

「私は・・・クーちゃんじゃ・・・ないから・・・」

 

ノック練習を始めて5分で倒れた私は、クーちゃんに放置気味の看護を受けながらクーちゃんの練習風景を見てるけど・・・

 

「ボールを取ったらすぐ投げる」

 

「はい!」

 

「膝をもっと曲げる」

 

「はい!」

 

「前に出なさい」

 

「はい!」

 

クーちゃんが監督兼コーチに向いてる気がする。

 

じゃあ、私はここでのんびりと・・・

 

「次は監督をバット代わりに・・・」

 

「私を殺さないで!」

 

イジメ。ダメ!ゼッタイ!

 

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「き、今日の練習は、ここまで。みんな・・・お、お疲れ様」

 

私だけ疲れ果てて、監督業務初日は無事終わった。

 

選手達は野球道具を持って帰ったけど・・・

 

「何で私がグラウンドの掃除をするの?」

 

「まともに働いてないからです」

 

クーちゃんのスペックが高すぎて私が出る場面がなかったんですよ。

 

「クーちゃん。私は頭脳労働がメインだから・・・」

 

「言い訳をしないで、業務を果たして下さい」

 

「いや、私はISの・・・」

 

「因みに明日の朝から博士のトレーニングがありますので」

 

このまま言われっぱなしではいけない。反論しないと!

 

「そんな決定権がお前にあるのか?」

 

このセリフを言えば・・・

 

「次からウサ耳を付けて監督業務を勤めますか?」

 

「・・・嫌です」

 

 

 

これが若さか・・・




次回はクリスマスの話を執筆する予定です。

ご意見、ご感想、お待ちしております。
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