駄兎の日々   作:陸のトリントン

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今回の話で色々な事実が発覚します・・・多分。


13話 束は倉持に潜入する

大晦日

 

「3、2、1・・・」

 

「「あけましておめでとうございます」」

 

私は地下室で年越しを迎えました。あのクリスマスの暴挙が原因でクーちゃんは悪い意味でよりクールになりました。

 

「ねえ、クーちゃん」

 

「何ですか博士?」

 

目つきがきついけど、重大発表しなくちゃ。

 

「実はクーちゃんに重大なお手伝いをしてほしいのです」

 

「何ですか?ゲームの新作を買って欲しいんですか?」

 

「違うよ」

 

 

 

「白騎士奪還を手伝ってほしいの」

 

 

 

私は大体の企業が休んでいる正月休みを利用し、白騎士奪還作戦を発令した。

 

内容はいたって簡単。倉持技研にある、白騎士のISコアを奪還する。

 

そのために倉持技研に関するありとあらゆる情報を収集し、奪還計画を練った。これにクーちゃんが加われば、この計画が失敗することはない。倉持技研!お前たちの恐怖の顔が目に浮かぶ。ふははははは!

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

正月休みでも倉持技研は通常営業でした。

 

「博士、ちゃんと情報を収集したのですか?」

 

私とクーちゃんは倉持技研の門から100m離れたマク○ナル○でハンバーガーを食べながら作戦会議をしていた。

 

「し、したよ。今回はたまたま失敗しただけで・・・」

 

「どうやって潜入するんですか?正月休みという前提で建てた計画は使えませんよ」

 

クーちゃん・・・睨みつけないで。最近、胃の調子が悪いんだから。

 

「そんなこともあろうかと、ちゃんと考えているから!」

 

何とか虚勢を張っては見たが、クーちゃんの視線がキツイ。

 

「何ですか?」

 

「それはね・・・」

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

「博士」

 

「何?」

 

今、私とクーちゃんは倉持技研のIS格納庫にいます。・・・まさか成功するとは。

 

「博士はこの方法でペンタゴンから脱出したのですか?」

 

「うん」

 

「どうして技術者はバカばっかりなのですか?」

 

「さあ・・・」

 

はっきり言おう、警備がザルにも程がある。ペンタゴン程のセキュリティーは期待してなかったけど、ペンタゴンで使った手段でペンタゴンの時と同じ反応をするって・・・

 

「そ、そんなことより!早く白騎士のISコアを奪還しないと」

 

「どうやって取り外します?」

 

そう、目の前に倉持が製作中のISがあり、そのコアが白騎士のISコア・・・自分で何言ってるか分かんなくなってきた。

 

「まあ、ここは・・・」

 

「そこにいるのは誰!」

 

げぇ!こんな時に何でばれた!?

 

「どうしよう、クーちゃん!?」

 

「仕方がありませんね。脱出です」

 

ここまで来て計画失敗だなんて・・・

 

「博士、落ちないでください」

 

次にチャンスが・・・え?

 

「うおわぁ!」

 

クーちゃん・・・何で私を両手で軽々持ち上げてるの!?

 

「な、何を・・・」

 

「脱走です」

 

そう言い、クーちゃんはIS格納庫の壁を蹴り壊しながら走り始めた・・・って!

 

「バイクより速いってどういうことなのおぉぉぉ!」

 

クーちゃんはエイトマ○ですか!?サイボーグ○○9のジョ○ですか!?

 

「加速装置と叫びながら走りますか?」

 

「結構です!あと、飛ばないでえぇぇぇ!」

 

なんか破れたけど、私の寿命が縮まる・・・

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

「クーちゃん・・・もう・・・あんな真似は・・・やめて・・・」

 

「死ななければ問題ありません」

 

そういうレベルの話じゃないから・・・縦横無尽に駆け回られたら死んじゃうよ。

 

「ところで博士」

 

「何?」

 

「ポケットの中にある紙は何ですか?」

 

「これはMG『ヒャク○キ』の注文書とISの展開装甲や自動支援装備の設計・・・」

 

あれ・・・肝心の設計図が無い。おまけに『ヒャク○キ』の注文書も名前の部分が一部破れてるし・・・

 

「博士。あなたは倉持技研に無償の技術提供をしたいのですか?」

 

その後、私はクーちゃんの説教を正座で2時間聞く羽目になりました。

 

 

 

 

 

 

数日後、倉持技研はISの展開装甲及び自動支援装備の開発に成功した。




次回は箒を登場させる予定です。

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