「私はホルスタインとチビちーちゃんに連れられて高級レストランに着いたけど、この私が入るには高級すぎる。
「今日は私が特別に貸し切りにしたのよ。だから、たっぷりお話しましょう」
ホルスタインの笑みが邪悪だ。チビちーちゃんは相変わらず何も喋らないし、マッキーは・・・
「オータム、いつになったら私と結婚してくれるかしら?」
「するかぁ!」
「だってぇ、私いつもあなたのことを思うと胸が苦しくなるのよ。きっとこれあなたに恋をしてるからそうなってるのよ」
「外科の病院行け!」
「恋は外科では直せないわ。それに、旦那さんとだって久しいんでしょ?」
「気持ち悪いんだよその手つき!お前、いい加減婚活しろ!」
「私の旦那さんは、あ・な・た」
「誰かこいつを精神科へ送らせろ!」
ホルスタインの相手で精一杯みたいです。
・・・・・・
「改めて自己紹介をするわ。私の名前はスコール」
テーブルに座り私は向かい合ってるホルスタインことスコールさんが改めて自己紹介をした。
まあ何でしょう・・・服装が卑猥だ。赤のハイレグみたいな服を着て外を歩くなんて・・・痴女の類かな?
「そして、あなたの隣にいるのがエム。エム、自己紹介しなさい」
私の隣で銃を突き付けてるエムは銃を下し・・・
「我が名はエム。冥界の命により、この現世に舞い降りた堕天使。我が力を恐れぬのなら、そなたの魂の波動を我に見せよ!」
訳の分からない自己紹介をした。ああ・・・これがマッキーの言っていた痛い子か。
「よくできたわね。そして私の隣にいるのが、未来の旦那さん・・・」
「何言ってるんだお前は!?」
おお、マッキーのナイスツッコミ。
「何言ってるって・・・あなたは私の旦那さんになるのよ」
「ならなぇよ!てか、なりたくもねぇわ!」
「あら、意外と恥ずかしがり屋さんなのね」
「てめぇと同類にするな!」
スコールがマッキーの体のあちこちを触っているけど・・・ないわぁ。
「さて、自己紹介も済んだことだし本題に入らせてもらうわ」
スコールがマッキーの一方的なスキンシップを終わらせ、私を睨みつけた。
「はいぃ!」
「簡単な話よ。私達の専用機を作りなさい」
「専・・・用・・・機?」
「そう。私達専用のISを作ってほしいのよ」
笑顔で私に要求してるけど、それって・・・
「そ、それを使って・・・何を・・・」
「それ以上の事は秘密よ。だけど、あなたが専用機を作るのは悪くない話よ」
「い、いや・・・それは・・・」
「作ってくれるなら、お金も資材も全部こっちが用意するわ」
「あの・・・」
「それに、あなたの妹さんもきっと喜ぶわよ」
・・・え?
「あなたが妹さんの専用機を作れば妹さんはきっと喜ぶわ。でも、今のあなたにはそれを作る環境はないでしょ。私達の専用機を作ってくれるなら、お金はたくさんあげるし資材や作業環境だって良い所を提供するわ。そして、そのお礼として資金と資材は提供するわ。あなたやあなたの家族を悪いようにはしない。だから、私達に専用機を作ってくれるかしら?」
専用機を・・・作れば・・・・
「・・・分かった」
「なら、交渉・・・」
「ただし、一体だけね」
「・・・どういうことかしら?」
「三人分はさすがに作れないから、一体だけ」
「そう・・・なら、エムの専用機を作ってくれるかしら?」
「いいよ」
マッキーがすごく睨んでるけど
「なら交渉成立ね。ここはもう用済みだし・・・」
「あともう一つ」
「何かしら?」
「オータムと二人きりで話がしたい」
「いいわ。エム、私達は外で待ちましょう」
スコールとエムは私の要求通り、レストランを後にしてくれた。
「てめぇ!ふざけてるのか!」
二人きりになった途端、マッキーは私の胸ぐらを掴んだ。
「ふ、ふざけてないよ。これも・・・私の計画だよ」
「計画だと!?」
「だ、だから放して・・・ぐるじい」
「おお。す、すまねぇ」
マッキーが胸ぐらを離した所で私はマッキーに計画の全貌を伝えた。
「束専用機を完成させるために、エムを利用する?」
次回で亡国企業との接触編は終わります。
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