駄兎の日々   作:陸のトリントン

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今回は束の野球監督としての働きが分かる・・・はずです。


29話 束は監督業を行う

マッキーが無職になって三日が過ぎました。

 

マッキーの旦那曰く、自分の会社で働ける所がないため、出来上がるまで預かって下さいと頼まれました。

 

まさか一時的とはいえ、マッキーと共同生活をしなければならないとは。ここはクーちゃんに私の凄い所を・・・

 

 

 

「おい束。そろそろ、監督の仕事だぞ」

 

「礼子さん。博士の代わりをよろしくお願いします」

 

「悪いが、こいつの監督業がどれ程のものか見たいんだ」

 

「残念ながら、名ばかり監督なので期待しても無駄です」

 

 

 

見せる前に私のダメな所見られてしまった。

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

「てか、束が少年野球チームの監督なんて一体何をどうすればなるんだよ?」

 

「働いてる店長の頼みでね」

 

「ま、私は土手でのんびりと応援してるから頑張れよ」

 

私はマッキーを連れて、監督業を行っている場所へ向かっている。マッキーは完全にお客さんなので、土手で遠く見守ってもらおう。きっと、私の監督業の腕の凄さに驚くに違いない。

 

 

 

「お、おーい。か、監督が・・・き、来たよー」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「明日から、と、隣町のチームと戦うから・・・い、いつもよりが、頑張ろう!」

 

「「「「「・・・・・・」」」」」

 

「そ、それじゃ、グラウンド走り込み10週・・・か、開始」

 

「「「「「・・・はーい」」」」」

 

どうだマッキー。私の監督業は・・・って、土手にいたマッキーがいない。

 

「なあ、束」

 

「ま、マッキー!?後ろから声掛けないで!」

 

「すまない。だげどよ監督にしちゃ、選手達に舐められてねぇか?」

 

「そ、そんなことないよ!最初はクーちゃんだけしか言う事を聞いてくれなかったんだから」

 

「その時点で舐められてるだろ」

 

そんなこんなで選手たちがグラウンドの走り込みが終わってやって来た。みんなマッキーを怪しい人だと思って見てる。ここは紹介しないと・・・

 

「み、みんなに紹介するよ。この人は・・・」

 

「巻紙礼子だ。よろしく」

 

すると、選手たちの目が一斉に輝きだした。

 

「え・・・あの・・・マッキーって・・・有名人なの?」

 

「当たり前だろ!知らねぇのかよ!」

 

「世界異種格闘技大会出場常連者で・・・」

 

「数々の強豪選手やチャンピオンを倒し、伝説を作っている・・・」

 

「生きる伝説の巻紙礼子だよ!知らねぇのかよ!オバさんは!」

 

私・・・まだアラサーもいってないんですけど・・・

 

「おいおい。そんなに褒めても何も出ねぇよ」

 

マッキーそんなに嫌がってないし!

 

「だけどよ、どうして監督に対しての態度が酷いんだ?」

 

マッキーの疑問にチームのキャプテンが手を挙げた。どうやら、彼が答えるみたい・・・胃、耐えられるかな?

 

「監督は運動音痴で、話し下手で、いつも意味不明な言葉を発し、チームワークを乱すような事しかやっておりません!」

 

「束・・・お前、よく監督クビにならないな?」

 

マッキー・・・哀れむような目で私を見ないで。

 

「よっし。なら、今日は解散!」

 

「え!?マッキー!私の立場が・・・」

 

「来週までにこいつ()を一人前の監督にさせるから、お前ら首を長くして待ってろよ」

 

・・・え?

 

「巻紙礼子さんが監督につけば、チームはより強くなります!」

 

「実はな・・・束は私よりすっごく強いんだぜ!お前たちの口が閉じない程にな」

 

ちょっと!変に私を持ち上げないで!

 

「という事で監督借りるから、来週まで全員自主練だ!解散!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

ちょっと!自主練してる時がチームワーク良いってどういう事!?

 

「クロエ。束借りるから」

 

「分かりました。店長にも伝えておきます」

 

クーちゃん、いつからいたの!?

 

「んじゃ、『束 大改造計画』の開始だ!」

 

「やめてぇぇぇぇぇ!」

 

マッキーはギガンティ〇クプレ〇シャーの様に私を何処かへ運んで行きました。

 

 

 

ああ・・・明日は、好きなアニメのイベントがあるというのに。




次回、『束 大改造計画』と言う名の苦行を執筆する予定です。

ご意見、ご感想、お待ちしております。
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